末期がん患者を生存させる、驚異の医療トリックとは?『がん消滅の罠 完全寛解の謎』文庫版発売

末期がん患者を生存させる、驚異の医療トリックとは?『がん消滅の罠 完全寛解の謎』文庫版発売

  • ほんのひきだし
  • 更新日:2018/01/13

身近に存在し、私たちを脅かす病・がん。2017年9月に発表された「平成28年(2016)人口動態統計(確定数)の概況」(厚生労働省調べ)によれば、日本人の死亡原因の第1位は「悪性新生物」つまり「がん」でした。全死因に占める割合は28.5%で、3~4人に1人はがんで亡くなっているという現状です。

そんながんをテーマに、第15回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した岩木一麻さんのデビュー作『がん消滅の罠 完全寛解の謎』。累計発行部数が16万部を超えるベストセラーとなった本作の文庫版が、1月11日(木)に発売されました。

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がん消滅の罠

著者:岩木一麻

発売日:2018年01月

発行所:宝島社

価格:734円(税込)

ISBNコード:9784800279828

末期がん患者を生存させる、驚異の医療トリックとは? がん治療の専門知識に裏打ちされた一冊

かんかい【寛解】(remission)がんの症状が軽減した状態。がんが縮小し、症状が改善された状態を部分寛解(partial remission)、がんが消失し、検査値も正常を示す状態を完全寛解(complete remission)という。

かつては「不治の病」と恐れられていたがんですが、現在では早期に発見できれば治癒率は高いといわれています。末期がんとなると生存率はぐっと下がりますが、寛解する例もあるようです。しかし、余命わずかの宣告を受けた患者が2人、3人と立て続けに治癒していくことはありうるのでしょうか?

『がん消滅の罠 完全寛解の謎』の主人公は日本がんセンターの医師・夏目。彼は保険会社勤務の友人から、末期がんの宣告を受けた患者が保険金を受け取ったあとに完全寛解していることを知らされます。しかも、1例のみならず4例も発生しているとのこと。不審を感じた夏目は、同僚の羽鳥と調査に乗り出しますが――?

著者の岩木さんは、がんの研究者として国立がん研究センター、放射線医学総合研究所に勤めていた経歴の持ち主。その経験は、本書の執筆にも活かされています。専門的な用語が飛び交う内容ながら、読み進めるにしたがって自然とがんそのものや最新の治療法についての知識が身につき、物語に入り込んでいけます。「人体」という密室からがんを消し去るトリックには、著者の専門知識に裏打ちされた説得力があります。

なぜ末期がんが治ってしまうのか? 謎の治療者は、なんの目的でがん患者を救っているのか? 謎が謎を呼ぶ展開に、最後までページをめくる手が止まらなくなること受け合いの一冊です。衝撃のラストを、ぜひ体験してみてください。

がん消滅の罠

著者:岩木一麻

発売日:2018年01月

発行所:宝島社

価格:734円(税込)

ISBNコード:9784800279828

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