“爆買い”のゴミをまき散らし...好き勝手の訪日客に困惑する清掃員「ホテルはゴミ捨て場じゃない」

“爆買い”のゴミをまき散らし…好き勝手の訪日客に困惑する清掃員「ホテルはゴミ捨て場じゃない」

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2016/11/30
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今年も流行語大賞の季節がやって来たが、2015年の新語・流行語大賞の年間グランプリとなったのは外国人観光客による「爆買い」。増加を続ける観光客のなかでも中国からの訪日客は他を引き離し、ドラッグストアで、家電量販店で、百貨店で、昨年は一人当たり17万円以上を「爆買い」し、今も世間を賑わせている。

しかし、2020年の東京オリンピック特需に沸くホテル業界には、一部の“爆買い”訪日客に対して困惑している人が少なくない。日本と中国の「文化の違い」とだけでは割り切れない、“爆買い”の裏にあるホテル清掃員の声を聞いた。

朝、宿泊したホテルの玄関の扉を開けると、せっせと働く清掃員の姿がある。最近では海外からの宿泊客が増え、すっかり国際色が豊かになった日本のホテルだが、清掃員を唖然とさせる宿泊客も当然ながら存在する。中でも特に目立つのは、“爆買い”した商品のゴミをあちこちに巻き散らかして帰る訪日客だという。

「決して悪く言うつもりはありませんが、客室清掃をやっている立場としてできれば泊まってほしくないのは“爆買い”のゴミを散乱させて帰る訪日客です。いくらお客様と言っても限度はあります。扉を開けると“爆買い”した商品の空き箱や段ボールが部屋中にまき散らせれていることが多く、かさばるゴミばかりなのでとにかく処理に困りますね。限られた時間での清掃が追いつかないし、ホテルの部屋はゴミ捨て場じゃない、と言いたいです」(京都市内の清掃員、40代・女性)

Airbnbでの「民泊」が日本でも広がりつつある今、プロのホテル清掃員は不満を抱えながらも仕事として処置しているが、これが個人と個人の「民泊」でも同様に起きる問題ならば、個人間でのトラブルにも発展しかねないだろう。

また、別の清掃員も“爆買い”訪日客の部屋には驚くことばかりだと話す。

「例えば、銀座のユニクロでは、下着を100着ほど“爆買い”して会計は16万円、なんて観光客はいくらでも見かけます。その袋をそのまま自国に持って帰ったらかさばるから捨てたいという気持ちはわかりますが、とにかく室内には“爆買い”のゴミが散乱しています。それだけではありません。寒いからと着ていたコートも自国では必要ないのか、平気で置いて帰る訪日客もいるからビックリしますね。その大半はゴミとして捨てられたものですが、ゴミ箱に入っているわけでもないので忘れ物と区別できず一苦労です…」(東京都内の清掃員、30代・女性)

その他にも、清掃員の悩みとして、室内の給湯ポットでそのままラーメンを茹でたりする宿泊客もいるので後始末に困るという。また、中国からの訪日客の場合には、「トイレットペーパーを流さず、トイレに設置しているゴミ箱に使用済みのペーパーを入れている人が多く掃除が大変」(前出の京都市内のホテル清掃員)といったように、文化の違いからくる清掃の悩みもあれこれ存在するようだ。

当然ながらこれは、“爆買い”訪日客の問題だけにはとどまらない。ホテルに宿泊するとついつい清掃に甘えがちになってしまうが、裏では苦労している清掃員の姿を思うことで、自身も迷惑客となってしまうことは避けたいものだ。

<取材・文/北村篤裕>

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