「マスターズ甲子園」全国切符かけ長野の高校球児OBら熱戦火ぶた

「マスターズ甲子園」全国切符かけ長野の高校球児OBら熱戦火ぶた

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  • 更新日:2018/05/16

長野県の高校野球OB・OGらが11月の「全国マスターズ甲子園大会」(阪神甲子園球場)を初めて目指す県大会が5日から県内各地で始まり、予想以上の盛り上がりに沸いています。OBの頑張りで、停滞する少年野球にエールを送ろうと呼び掛けたのがきっかけで実現。立ち上がったのは20代から80代までの“かつての高校球児”たちで、さっそくホームランが飛び交うなど観客を喜ばせていました。

松商学園など25チーム、8月25日に決勝

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[写真]甲子園目指し開幕した高野OBの県大会(6日・大町市営球場)

県大会は昨年発足した長野県高校野球OB連盟(池口良明会長、30校加盟)の主催で、高校別に25チームが参加。5月5日に開幕し、8月25日の決勝に向け大町市営、長野県営、松本市野球場、長野オリンピックスタジアム、綿半飯田野球場の5球場で県東北部(東北信)、県中南部(中南信)の2ブロックに分かれてトーナメント戦を進めています。

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[写真]「久しぶり!」。笑顔で顔合わせする松商学園(左)、岡谷南のOB選手(6日・同)

6日の大町市営球場は松商学園、岡谷南、塩尻志学館、赤穂、駒ケ根工業が登場。30代から40代を中心としたOB選手が大声で声援を送り、ストライクが入るたびに湧き上がる「ワーッ」というベンチの歓声は現役球児も顔負けの迫力。ホームランでは一斉に選手が飛び出して打者はもみくちゃに。ピッチャーも投球をきびきびこなし、キャッチャーミットに「パン」と高い音を響かせていました。

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[写真]赤ちゃんも応援(6日・同)

この日、同球場で塩尻志学館高OBと対戦した赤穂高OBの山岸智明(ちあき)監督(56)は、赤穂高の野球部監督の経験も。「OB会の事務局の協力もあって多くの皆さんに協力してもらい、大会参加が実現しました」と話していました。

観客は選手の家族や友人など100人以上。赤ちゃんを連れた母親や若い女性も多く、リラックスして野球を楽しんでいました。

甲子園ノーヒッター投手も観戦

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[写真]「いいスタート」と喜ぶ池口会長(左)と、松商学園・伝説の選手、降旗さん(6日・同)

大町市営球場を訪れたOB連盟の池口会長(66)=深志高OB=は「盛り上がってよかった。5日には大町岳陽高OBチームでホームランが4本も出た。年寄りもいて、けがが心配だったが、今のところその心配もない。順調なスタートです」とうれしそう。

同じく同球場を訪れた降旗英行さん(66)=安曇野市=は、1969(昭和44)年に長野県代表で甲子園に出場した松商学園のピッチャーとして、北海道の三笠高を相手にノーヒットノーランを達成し、多くの人の記憶に刻まれた選手。

降旗さんはOBたちの活躍をうれしそうに観戦しました。現役のときの活躍については「いやあ、当時はノーヒットは知っていたんですがノーランはよく分からないでね」と笑いながら、最近の野球事情について「僕らのころはストレート、カーブ、シュートぐらいの球種だったが、今はいろいろありますね」と感慨深げでした。

4回までは34歳以下、5回から35歳以上

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[画像]東北信の結果(5日)

県大会は、最近低調な県内の少年野球を心配した高校野球OBらが「OB自らマスターズ甲子園を目指すことで子どもたちの野球への関心を高めてもらおう」と計画。マスターズへの参加をきっかけに少年野球の振興に幅広く取り組むことにしています。

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[画像]中南信の結果(6日まで)

県大会は「4回までを34歳以下のチームで行い、5回以降を35歳以上のチームで行う」など年齢バランスを考えた細かい規定に沿って硬式球で実施。7月までに準決勝に至り、8月25日、綿半飯田野球場での決勝戦で盛り上がりのピークを予定しています。

甲子園に出場する今年の県代表は幅広い高校、地域の選手が参加できるよう、全県の選抜チームとする方針。次回は単独チームを代表とし、それ以降は協議、検討するとしています。

・長野県高校野球OB連盟(http://nagano-bb-ob.main.jp/)
・第15回 マスターズ甲子園(2018年大会)(http://www.masterskoshien.com/2018program.html)

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説

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