小平奈緒 卒アルに記したスケート愛 恩師・新谷氏「練習の虫でした」

小平奈緒 卒アルに記したスケート愛 恩師・新谷氏「練習の虫でした」

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  • 更新日:2018/02/16

◇平昌冬季五輪 スピードスケート女子1000メートル(2018年2月14日)

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平昌五輪スピードスケート女子1000メートル、滑走する小平

小平は中学から、全国トップの選手を輩出している長野県上伊那郡の「宮田クラブ」で新谷純夫氏に師事した。部活動を終えて午後6時に茅野市の自宅に帰ると、おにぎりを持って約50キロ離れたクラブへ、3年間ほぼ毎日通った。新谷氏は「音を上げることはなかった。練習の虫でした」と振り返る。全国中学大会の500メートルは1年4位、2年2位、3年1位と着実に伸びた。

だが、違う環境でも腕を磨く小平をねたんだ部活動の先輩には無視され、得意種目から外される嫌がらせにもあった。父・安彦さん(62)、母・光子さん(62)は思い悩む娘を「頑張れば誰かが見ていてくれる」と励ました。送迎を続けたハイエースのメーターは26万キロに達した。

高校からはコーチ宅に下宿。駒ケ岳の麓の公園で汗を流し、農道を全力疾走した。竹やぶの急斜面を駆け上がり天竜川の堤防を自転車で全速力でこいだ。自慢の下半身はここで生まれた。練習後は孤独になり涙することもあった。コーチが運転する車で「奈緒は泣いた時あるのか?」と聞かれ、うなずいたこともあるという。

高校の卒業アルバムには宝物に「スケートぐつ」、好きな場所に「スケートリンク」としたためた。世界中の誰よりもスケートを愛する31歳の努力の結晶は、メダルという形になった。

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