【速レポ】<中津川ソーラー>小坂忠 with シアターブルック、「みんなで日本を変えるんだぜ」

【速レポ】<中津川ソーラー>小坂忠 with シアターブルック、「みんなで日本を変えるんだぜ」

  • BARKS
  • 更新日:2018/09/24
No image

本人も“昨年のリベンジ”と自身のウェブサイトで言っていたとおり、2017年、うじきつよしらとLIVE FOR NIPPONというセッションに出演することになっていたにもかかわらず、病気療養のため出演が叶わなかった小坂忠が<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018>に降臨した。いや、降臨なんて表現、大袈裟だと思う人もいるかもしれない。しかし、最後の最後にRESPECT STAGEに集まった全員を祝福するような至福の空間を作り上げたことを考えれば、決して大袈裟ではないと思うし、しかも、佐藤タイジ率いるシアターブルックを従え、50年のキャリアにふさわしい円熟を印象づけながら、70歳とは思えない力強い歌声で圧倒したんだから、やはりここは降臨という言葉を使わせていただきたい。

◆小坂忠 with シアターブルック 画像

ライブはねちっこい演奏に佐藤がワイルドなコーラスを重ねたファンキーなR&Bナンバー「everyday angel」でスタート。

「どうも帰ってきました! 昨年はベッドで寝ながら、みんなのSNSに感動して、来年は絶対来なくちゃって思ってました。最高です。すてきなみなさんに心から感謝したいと思います」

No image

小坂の挨拶を挟んでから、バンドが演奏したのは、ビリー・プレストンの「You Are So Beautiful」とアル・グリーンの「Take Me To The River」。ピアノの演奏をバックに温もりある歌声で包み込むように歌い上げた前者も良かったが、ローリング・ストーンズの「Jumpin' Jack Flash」を思わせるスワンピーなロックンロールにアレンジした後者の抜群のかっこよさと言ったら! 演奏している本人たちもよっぽどシビれたのか、「シアターブルックと演奏するのは、これが初めてなんだけど、最高の仲間になりました」と思わず快哉を叫んだ小坂に「ほんと気持ちいいですね!」と佐藤が返した。それは<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>の歴史に残る名場面が生まれた瞬間だった。

No image
No image
No image
No image
No image
No image
No image

しかし、本番は、現在、シティポップスと言われている音楽を、すでに1975年にやっていたと改めて注目されている小坂の代表作『HORO』からタイトルナンバーを、シアターブルックの演奏がワイルドかつファンキーに蘇らせた中盤からだ。『HORO』からもう1曲、和製ソウルバラードの名曲「機関車」を披露。佐藤がボトルネックを巧みに使い、泣きを加えると、「Hot or cold」を挟んで、再び『HORO』から、「ゆうがたラブ」と「しらけちまうぜ」の2曲を繋げる。ファンキーな演奏に小坂もすこぶるゴキゲンだ。

「こんな楽しいフェス、他にないよ。タイジ!」
「え?」
「I love you.(笑)」
「I love you, too.(笑)」

そんなやりとりからもこの日の演奏が本人たちが予想していた以上に素晴らしいものになったことが窺えるだろう。

「病気療養中、みんなで支えることがどんなに大きな力になるか考えた」という小坂は、「原発なんて要らないよな。それをみんなで支えていかなきゃいけないんだぜ。声を出せよ。黙ってるなよ。みんなで日本を変えるんだぜ」と太陽光のエネルギーで開催する<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>を通して、日本を変えようとしている佐藤と、そして彼の思いに賛同して、ここに集まっている人たちにエールを贈ると、信じていれば、奇跡は起こるというメッセージを込めた「I believe in you」を最後に歌った。ゴスペルなところもあるスワンプなポップソングに観客の間から手拍子が起こった。自然に起こった手拍子が観客の間に広がる光景は美しい。

No image
No image

バンドのメンバーを紹介した小坂は最後に自分も含めた全員を「中津川スペシャル!」と言った。鳴りやまない拍手喝采に応え、小坂がロッド・スチュワートの「Sailing」を弾き語りで歌い始めると、全員がシンガロングの声を重ねた。いつの間にか、ステージの上には昨年共演が叶わなかったうじきつよしやダイノジの大谷ノブ彦らが加わっていた。自由を求めるシンガロングの声はさらに大きなものになり、夜空に響き渡った。

<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>に足を運ぶたび、生涯に残ると言ってもいい名演に出会ってきたが、そんな体験がまた一つ増えた。その度、マジックと言ってもいい音楽の力を信じる筆者の気持ちはより一層、強いものになるのだが、それこそが単に音楽を楽しむだけでは終わらない<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>の醍醐味なのかもしれない。

No image
No image
No image

取材・文◎山口智男
撮影◎三浦麻旅子

【小坂忠 with シアターブルック@RESPECT STAGEセットリスト】

01. everyday angel
02. You Are So Beautiful
03. Take Me To The RIver
04. ほうろう
05. 機関車
06. Hot or cold
07. ゆうがたラブ
08. しらけちまうぜ
09. I believe in you
En. Sailing

■<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018>

2018年9月22日(土) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
2018年9月23日(日) 岐阜県中津川公園内特設ステージ

■関連リンク

◆BARKS内<中津川ソーラー 2018>速報特設ページ
◆<中津川ソーラー>オフィシャルサイト
◆<中津川ソーラー>オフィシャルFacebook
◆<中津川ソーラー>オフィシャルTwitter
◆<中津川ソーラー>オフィシャルYouTubeチャンネル
◆シアターブルック オフィシャルサイト
◆佐藤タイジプロジェクト オフィシャルFacebook
◆佐藤タイジプロジェクト オフィシャルTwitter

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

音楽カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
竹内まりや「souvenir」予告編が公開、「プラスティック・ラブ」のライブ映像収録
RADWIMPS 日本全国18歳世代と奇跡のステージ!「RADWIMPS 18祭(フェス)」10/8 NHK総合で放送決定!
猫の追悼アルバムにU2ボノやファレル・ウィリアムスら
安室奈美恵さんDVD発売7週目で1位返り咲き 累計92.7万枚
沢田研二公演直前中止に怒りの声「プロじゃない」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加