浅田次郎の幕末小説が吉川晃司&上地雄輔でドラマ化「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」7月放送

浅田次郎の幕末小説が吉川晃司&上地雄輔でドラマ化「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」7月放送

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  • 更新日:2018/03/30
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巨匠・浅田次郎の幕末小説が、「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」としてWOWOWでドラマ化されることが決定した。

江戸城無血開城の史実をベースに、時代の波に取り残されそうになりながらも、自らの信義を通し一切口を利かぬまま江戸城内に居座り続ける将軍直属の御書院藩士・的矢六兵衛と、官軍側に付いた尾張藩から遣わされた六兵衛排除の任を負ってしまった下級藩士・加倉井隼人との交情を熱く描く本作。体制のリーダーではなく、瀬戸際の現場で身を尽くす2人の姿にこそ、大きな時代の節目を迎えた今、世相や組織の空気に翻弄されながらも、できれば平和に真っすぐ生きたいと願う多くの日本人の深い共感が集まりそうだ。

的矢六兵衛役には、希代のロックスターにして俳優としてもカリスマ的存在感を示してきた吉川晃司。吉川は、実に17年ぶりの主演となる。尾張藩士・加倉井隼人役は、歌手・タレントとして活躍しながら俳優としても本格派の輝きを見せる上地雄輔が演じる。監督は映画『神様はバリにいる』『ボックス!』など数々の熱い男のロマンを映し取って来た李闘士男、脚本は「新参者」の牧野圭祐が担当する。

<キャスト・スタッフコメント>
■吉川晃司(的矢六兵衛 役)
◇WOWOW連続ドラマWの出演についての意気込み

連続ドラマWは良質なモノづくりをしているイメージで楽しみにしていましたが、実際やってみると結構コキ使われんだな、って思いました(笑)。今回主演を務めますが、普段の音楽活動においてもフロントマンとしてトータルプロデュースをする立場と考えれば、役回りに大きな違いはないし、むしろよけいな力を入れすぎないよう心掛けています。

◇浅田次郎の原作や、脚本を読んだときの感想

何百年と続いた武士の魂や覚悟というものを、この不動無言の的矢六兵衛という特異なキャラクターに背負わせた。その切り口が、発想が非常に面白いと思いました。いっぽうで、この原作の映像化は非常に難しいのではないかとも感じましたが、今回の脚本は本当に面白いものになっていると思います。

◇実際に現場で演じてみての感想

ステージでも演技でも普段は動き回っている自分が、今回はせりふもなく動きも最低限。辛抱と受け身の極みをやる。これは大きな賭けだと思いました。いっぽうで、的矢六兵衛の所作を身に付けるために採り入れ日夜稽古に励んでいる弓馬術礼法小笠原流の極限まで無駄を削ぎ落としたしなやかな動きと求道者のような姿勢、これが役作りにおいても、撮影中の集中力やモチベーションを保つことにおいても、非常に重要な存在となっています。芝居については、相方となる上地君の苦労も相当なものだと思います。なにせ、しゃべらない自分の分までせりふを背負わせているので。もはや落語の域ですね。心の中で常に旗を振って感謝応援しています。

◇この映像化を通じて届けた思いや、視聴者へのメッセージ

「武士道」というものを、動く絵にするとこうなる。それを楽しんで見ていただければと思います。

■上地雄輔(加倉井隼人 役)
◇WOWOW連続ドラマWの出演についての意気込み

少しでもその作品の力になれるように、その役に自分の魂のすべてをささげようと思いました。

◇脚本を読んだ感想

大変なものを引き受けたなと思いました。

◇実際に現場で演じてみての感想

自分を削ぎ落とす気持ちで毎シーン演じているので、それが出ていればうれしいです。

◇視聴者へのメッセージ

日本っていいなと思ってくれたらうれしいです。

■原作・浅田次郎
「黒書院の六兵衛」は不思議な小説です。ある晩、江戸城中にじっと座り込む侍の夢を見て、そのままを小説にしました。もともとが夢の啓示なので一貫した物語性はないのですが、幸い新聞連載でしたから、じっくりと書きながらだんだん面白い話になっていきました。李闘士男監督とお会いしたのは、その連載がまだ終わらぬころだったでしょうか。ご一緒したロケバスの中で私がストーリーを語り、李監督が興味を示されて、突然映像化の話がまとまりました。これもやはり不思議なドラマ化の経緯ですね。主演が吉川晃司さんと聞いたときは、なるほどと思いました。所作だけで表現をするというのはとても難しいことで、そうした役者さんはめったにいないでしょう。「黒書院の六兵衛」は、スタッフやキャストや視聴者の皆さんの、人生を変える不思議なドラマになるような気がします。

■李闘士男監督
◇「黒書院の六兵衛」の連続ドラマでの映像化について、気持ちや意気込み

この「黒書院の六兵衛」という作品について浅田先生から初めてお聞きしたときは、「なんてけったいな本なんだ!」と思ったのが正直なところです。主人公がまったくしゃべらない、いったい何をしているのかも分からないということは、映像化にあたっては非常に難しく手強い題材だと感じましたし、撮影中の今でもその思いは変わりません。しかし製作過程において、江戸城という“伏魔殿”に仕掛けられたミステリーであり、かつ幕末から明治という時代を生きた男が貫き通した「志」の物語でもあり、ここにエンタメ性とテーマ性が見事に融合されていることに改めて気付かされました。“武士道”や“国を護る”という堅固なテーマを損なうことなく、これと同時に、全6話を通じて六兵衛の魅力とミステリアスさも引き出して、視聴者の皆さんに楽しんでいただけるこん身の幕末エンターテインメントをお届けします。

◇原作、キャスト(吉川、上地)、「連続ドラマW」初監督に対する思い

WOWOWのオリジナルドラマは“大人が観るドラマ”というイメージで、目の肥えた視聴者に向けたエンターテインメントをどう作るか、またそれにトライできるというのは自分にとって大きなチャレンジであり、期するところがあります。浅田次郎先生からこの本を託されてから5年、ようやく形にすることができる日を迎えております。六兵衛には吉川晃司さん、加倉井には上地雄輔さんを迎え、原作読者の方にとっては意外なキャスティングであったかもしれませんが、実際、吉川さん演じる六兵衛は言葉を発さない謎の男ながらその背中やたたずまいで多くを語り、上地さん演じる加倉井は六兵衛と関わることで人間として成長してゆく姿を、さまざまな表情を見せながら演じてくれており、作品をご覧いただきましたらきっと、お楽しみいただけると確信しています。

「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」
WOWOWプライム
7月放送予定(全6話/第1話無料放送)

<ストーリー>
慶応4年、幕府と新政府の談判が成り、江戸城は不戦開城と決した。官軍側で気弱な終わりの下級藩士・加倉井隼人(上地雄輔)は、城の引き渡しを支障なく進めるための先遣として、城内に検分に入る。しかし、困ったことにただ1人、てこでも動かぬ旗本がいた。彼の名は的矢六兵衛(吉川晃司)。将軍直属の警護隊・御書院番の番士だった。六兵衛は黙って正座したままで、動くのはほぼ用を足すときだけ。西郷隆盛と勝海舟の約束により、城内での悶着は厳禁。つまり、力ずくでは六兵衛を退去させられない。居座りの意図を探る加倉井は、この六兵衛は本物ではなく六兵衛の名をかたる偽物だと知る。ますます混乱する加倉井ら。だが、しばらくときを過ごすうちに、古式ゆかしい貫禄でたたずむ六兵衛に対し、加倉井の胸裏には得体の知れぬ共感が湧いてくる。果たして六兵衛の居座りの理由とはそして、天皇入城が迫る中、加倉井はどう手を打つのか。

<キャスト>
吉川晃司/上地雄輔

<スタッフ>
原作:浅田次郎「黒書院の六兵衛」(文春文庫刊)
監督:李闘士男
脚本:牧野圭祐
音楽:coba
チーフプロデューサー:武田吉孝

公式サイト:
wowow.co.jp/dramaw/kuroshoin

©WOWOW

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