「草」や「オフショル」も...三省堂の選ぶ「今年の新語2017」

「草」や「オフショル」も...三省堂の選ぶ「今年の新語2017」

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  • 更新日:2017/12/05
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三省堂は、「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2017』」を実施。2017年を代表する新語ベスト10を発表した。大賞には「忖度」が選ばれている。

新語の選定にあたっては一般公募を実施。延べ2,452語(異なり1,072語)に及んだ投稿を対象に、辞書を編むプロフェッショナルである選考委員が審査し、「今年の新語2017」ベスト10を選定した。

「今年の新語2017」ベスト10は次の通り。ベスト10に選ばれた新語には、実際の編者が「国語辞典風味」の語釈(語の解釈・説明)をつけている。

■大賞 忖度
今回、最も投稿数が多かったのは「インスタ映え」だったという。投稿者のコメントにも「テレビでよく聞くことばだった」「これが一番はやったんじゃない?」「大賞決定やんか」などの声があったそうだ。

だが、「インスタ映え」はランクインしなかった。辞書的には「インスタ映え」は、「インスタ(グラム)」と「映え」の2つの項目があれば説明できること、また一般に、SNSに投稿した写真が映えることを「SNS映え」とも言うので、「インスタ映え」だけを項目に立てにくいこと、などが理由になったという。

一方、「忖度」は、今年、日常語として華麗な変貌を遂げた言葉。使用頻度が突然に高まり、意味的、文法的にも変化したことから、大賞に選ばれた。

「忖度」の「忖」は「心をおしはかる」、「度」も「はかる」の意味で、要するに「相手の気持ちを推測すること」。「母の心中を忖度する」「発言の真意を忖度する」などと使う。「推測」と置き換えても意味は通る。

ところが今年になり、有力者へのこび、へつらいの気持ちを伴う意味が生じた結果、「忖度が働く」「忖度がはびこる」「忖度が入っている」など、「忖度」を主語にしたフレーズ(句)の形で使われることが多くなった。

とりわけ、「事務所に対する忖度が働いている」など、「忖度が働く」は多く使われる。この「忖度」を従来どおり「推測」と解釈すると、「事務所に対する推測が働いている」などとなり、意味が通じない。

このように華麗な変貌を遂げたことばは、近年にあまり例がなく、大賞を与えるにふさわしいことばと判断された。

■2位 インフルエンサー
2位の「インフルエンサー」は、「インフルエンス」(影響)と「~する人」を表す「-er」を合わせた英語から来ている。とりわけ、SNSで発言力があり、他人の行動、特に消費行動に影響を与える人物を指している。

■3位 パワーワード
3位の「パワーワード」とは、SNSでは特に、表現が異様で強烈な印象のあることばを指す。投稿者による例としては、「知り合う前に会いに来るなよ」(アニメ「君の名は。」のせりふ)、「ストロベリーチーズチョコレートピザ」などがある。

■6位 草
6位の「草」は、「笑うこと、笑えること」を表すことば。笑いを表す「w」の記号を重ねて「wwww」とすると草原に見えるところから使われだした。「草生える」(笑える)などとも言う。

「草」が一般化するまでには時間がかかった。最近まで認知度は必ずしも高くなく、2、3年前まで「『草』って何ですか」という質問をネット上でよく見かけた。今はどうかというと、若い人は普通に「人多すぎて草」などと使っている。

その他の言葉の語釈については、三省堂Webサイトの特設ページ「今年の新語2017」を参照されたい。同ページには、詳しい選考理由も掲載されている。

4位「○○ロス」

5位「フェイクニュース」

7位「仮想通貨」

8位「オフショル」

9位「イキる」

10位「きゅんきゅん」

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