Fear, and Loathing in Las Vegas/幕張メッセ国際展示場 9-11ホール  2018-04-14

Fear, and Loathing in Las Vegas/幕張メッセ国際展示場 9-11ホール 2018-04-14

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  • 更新日:2018/04/20
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●セットリスト

1. Return to Zero

2. Before I Fail

3. Power of Life and Death

4. Acceleration

5. Rave-up Tonight

6. LLLD

7. Meaning of Existence

8. Accept Each Other's Sense of Values

9. Burn the Disco Floor with Your “2-step”!!

10. To Catch the Right Way

11. SHINE

12. Something to Gain After the Pain

13. Chase the Light!

14. Set Your Goal

15. Virtue and Vice

16. Keep the Heat and Fire Yourself Up

17. Let Me Hear

18. Flutter of Cherry Blossom

19. Fight Against the Limit

20. Evolution ~ Entering New World ~

21. Crossover

22. Just Awake

23. Party Boys

24. The Sun Also Rises

最新アルバム『New Sunrise』を携えた全国47都道府県のツアーは、神奈川から始まって沖縄までの全公演をソールドアウトさせ、見事完遂。そして迎えたのは、「"New Sunrise" Release Tour 2017-2018 GRAND FINAL SPECIAL ONE MAN SHOW」幕張メッセの大舞台である。Fear, and Loathing in Las Vegas史上最長のセットリスト、約2時間全24曲一本勝負の模様をレポートしたい。先頭を切って登場したTaiki(G)はさっさとレスリングスーツ(?)姿になり臨戦態勢だ。「来たぞマクハリーっっ!!」と高らかな第一声を上げるSo(Vo)も、さっそく好調ぶりと意気込みの大きさを窺わせている。

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けたたましいエレクトロコアと、飛び交うレーザー光線によって幕を開けたステージは、まず“Return to Zero”〜“Before I Fail”〜“Power of Life and Death”という新作の序盤と同じ流れ。Minami(Vo・Key)による野獣のような咆哮とSoのオートチューンを噛ませたアンセミックなフックが交錯し、また2人は揃ってレイヴ感を高める振り付けのダンスを見せる。機関砲のように撃ち抜かれるTomonori(Dr)のスネアはこの上なく鋭い響きで、エモーショナルなメロディに加担するTaikiも男気溢れる歌声を届けていた。「今までで一番長いワンマン、みんなゴリゴリにあったまっていこーぜーっ!!」と煽り立てるのはSxun(G)である。

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この後には、“Acceleration”や“Rave-up Tonight”といった歴代の名チューンも織り込んで進み、スクリーン上ではリアルタイムで加工されたメンバーの勇姿が刺激的な視覚効果をもたらしてくれたりもするのだが、何よりも『New Sunrise』に込められた粒ぞろいの楽曲クオリティ、そして長いツアーを潜り抜けてきたバンドの筋肉質に引き締まったサウンドが、パフォーマンスにどっしりした重心をもたらしていた。無数の掌が揺れるフロアを前に、Minamiが節回しをスイッチしながら活躍する“LLLD”。そして創造性豊かな楽曲展開の中でKei(B)のリードボーカルも映える“Accept Each Other's Sense of Values”と、メンバー個々の存在感が際立ってゆく。

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Sxunは、Soが加入して10年目(初めてスタジオ入りした時、大学の入学式直後でスーツ姿だったらしい)をバンド結成10周年と位置付けていることを語り、2019年に地元・神戸でフェス形式の「MEGA VEGAS」2デイズを開催することを告知し、Soが加入して最初に生まれた楽曲“Burn The Disco Floor With Your "2-Step"!!”を披露する。ロックシンフォニーの包容力を発揮する“To Catch the Right Way”、そして長いツアーを振り返りながらの“SHINE”と、個人的にはこの日のハイライトと思えるようなドラマティックな流れを生み出していった。

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エレクトロの華やかさとラウド&ヘヴィな迫力を兼ね備えた彼らのサウンドは、もともと大舞台に映えるポテンシャルを示してはいたけれども、決して一朝一夕にはいかない楽曲の質と高度な一体感が加味されることで、今やスタンダードと呼ぶべき求心力を発揮している。激しく波打つフロアに向けて届けられるライブ初披露の新曲“Keep the Heat and Fire Yourself Up”や、新生活の季節に向けてセットリストに織り込まれた“Flutter of Cherry Blossom”は、興奮や熱狂だけには留まらない、熱いメッセージの輪郭を確かに伝えていた。

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オーディエンスの体力を気遣いながらも、「会場でかいからって、ゆっくり楽しんでんちゃうぞ!!」と挑発を繰り返すSxun。“Crossover”から“Just Awake”は、会場ごと限界まで追い込むブチ切れた熱量に満ちていた。そんな中でもメンバーはくるくると立ち位置を変えて観る者の目を楽しませ、Taikiに至っては巨大なステージの端まで駆けずり回っている。

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美しい夜明けのCG映像を背に、大団円に相応しい眩いサウンドで届けられた最後のナンバーは“The Sun Also Rises”だ。テープが降り注ぎ、長いセットリストを歌い切ったSoは心底嬉しそうな、晴れやかな笑顔を見せていた。「私たちは進歩し続ける。これからも一緒に歩み続けよう」という対訳と共に英文のメッセージが映し出されると、エンドロールにはツアーに携わった全国のライブハウス、イベンターやスタッフの名が刻まれている。そして、5月2日にリリースされるニューシングル『Greedy』収録“Treasure in Your Hands”の新作MVも、ここで公開された。焦燥感を胸に、Fear, and Loathing in Las Vegasが信念のメッセージを発信する役割を引き受けるような、熱いナンバーであった。

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なお、既にバンドの公式サイトでも発表されているが、彼らはこの2018年10月から12月にかけて、新たに2マンツアーを開催する。ライブ中に語られていたところによれば、なんと全公演でセットリストを変えながら臨むツアーとなるそうだ。真にエクストリームな挑戦を繰り返して進化するFear, and Loathing in Las Vegasは、今年もまだまだリスナーに気を抜く隙を与えてくれなさそうだ。(小池宏和)

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