南海トラフ「10〜12日:三日連続の日向灘地震」震源が違っている!気象庁

南海トラフ「10〜12日:三日連続の日向灘地震」震源が違っている!気象庁

  • ハザードラボ
  • 更新日:2019/05/14
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5月10〜12にかけて日向灘で発生した地震(気象庁)

宮崎県沖の日向灘では今月10日、マグニチュード6.3をはじめとする地震があいついだのに続き、その後、三日連続で地震が発生している。気象庁は13日の定例会議で、「10日に起きた地震と、11日以降の地震では震源が異なる」と明らかにした。

宮崎市沖の日向灘では5月10日、午前7時43分にM5.6、同8時48分にM6.3の地震が起きたのに続いて、M3.5以上の地震が7回発生。翌11日午前9時前にはM5.0、12日にはM4.3と、三日連続で規模の大きな地震があいついでいる。

10日〜12日の地震は震源が違う

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日向灘で10日から12日にかけて起きた地震は、震源や深さなど発生メカニズムが異なっている(気象庁)

気象庁は10日の地震について「震源の深さが25キロのフィリピン海プレートと陸側のプレートの境界で発生した」と分析したうえで、「南海トラフ想定震源域で、巨大地震につながる異常が観測されたわけではない」として臨時情報を出す必要はないと判断した。

というのも、気象庁は毎月南海トラフの最新動向を検討する定例会を開いているが、それとは別に、M6.8を上回る地震や異常が観測された場合は、臨時情報を発表することにしている。今回、臨時情報に至らなかった理由について、気象庁は「地震の規模から見て、プレートに特段の変化が起きたとは言えない」という見解を示した。

日向灘には多くの震源が…

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日向灘では過去にも大きな地震があいついでいる(政府地震調査研究推進本部)

気象庁によると、5月10日の震源周辺では、日ごろから地震が多く、2009年4月には陸寄りでM5.6が発生したほか、最近では2014年8月に日向市沖でM6.0が発生しているが、10日の地震とは震源が50キロほど離れていて、むしろ今年3月27日に発生したM5.4と近い。

また11日、12日にあいついだM5.0とM4.3は、震源がさらに100キロほど北へ離れた、県境の沖合いに位置しており、深さは36〜37キロだったことから、フィリピン海プレート内部で発生したと考えられている。

対岸の四国南部ではひずみ計に変化が

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高知県土佐清水市松尾の観測点では、ひずみ計が特異な動きを示した(気象庁)

南海トラフの最西端に位置する日向灘ではほぼ十数年に一度の割合でM7級の地震が発生し、津波被害を引き起こしている。

気象庁によると、今回日向灘で起きた一連の地震は、南海トラフ巨大地震にただちに結びつくような異変ではなく、リスクが相対的に高まったとは言えないという。しかし、四国最南端に位置する高知県土佐清水市では、松尾町に設置したひずみ計が、10日から12日にかけて、従来とは異なる傾向の地殻変動をとらえていることから、今後の推移を注意深く監視していく必要があるとしている。

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