「Googleが従業員を監視するためのツールを開発していた」という内部告発が報じられる

「Googleが従業員を監視するためのツールを開発していた」という内部告発が報じられる

  • GIGAZINE
  • 更新日:2019/10/24
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byRyan Quick

「Googleが、Chromeの拡張機能を装って従業員の行動を監視するツールを作成した」という内部告発が海外メディアのブルームバーグによって報じられています。ブルームバーグが入手したメモによると、問題のツールは従業員が労働者の権利を議論するような組織を作らないように行動を監視するためのものとのことです。

Google Accused of Creating Spy Tool to Monitor Employees - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-10-23/google-accused-of-creating-spy-tool-to-squelch-worker-dissent

Google accused of spying with new tool that flags large employee meetings - The Verge

https://www.theverge.com/2019/10/23/20929524/google-surveillance-tool-accused-employee-activism-protests-union-organizing

ブルームバーグが入手したメモに書かれた内部告発は「Googleの幹部が、従業員を監視するための拡張機能の開発をチームに命じた」というもので、Google幹部の命令を「重大な非倫理的行為」と批判しています。開発された拡張機能は「カレンダーに招待状を作成して他の100人以上に送信した人を報告する」というもので、「Googleは従業員の組織化とアクティビズムを取り締まろうとしている」と、メモは告発しています。

ブルームバーグの報道によると、2019年9月にプライバシーレビューチームの従業員が、この拡張機能がGoogleの企業文化とどのように調和しているかについて「懸念」というフラグを立てたことで、拡張機能の開発が発覚しました。同年10月には、この拡張機能が会社のコンピューターに強制的にインストールされたことが従業員の間に広まり、問題視されるようになったとのこと。また、一部の従業員がこの拡張機能の開発プロジェクトに関する文書へのアクセスを禁じられたことで、さらに注目を集めました。

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byStephen Shankland

近年のGoogleでは、幹部によるセクハラを取り上げてストライキを起こしたり、移民に対する人権侵害への抗議活動を行ったりするなど、従業員の集団活動がたびたび話題となっています。また、社内での政治的議論を禁止するガイドラインが発表されたり、「ハラスメントを報告したら報復を受けた」というメモが出回ったりするなど、従業員と幹部の対立も報じられています。

Googleの親会社であるAlphabetはメモによる告発の内容を否定し、「該当する拡張機能は数カ月前から開発中で、法律、プライバシー、セキュリティの審査を通過しています」と主張しています。また、Alphabetの広報担当者はブルームバーグに対して「この拡張機能の運用と目的に対する主張は完全に間違っています。これは、大勢いる従業員のカレンダーに会議のスケジュールを自動追加する前に注意を促すリマインダーです」と語っています。

Googleは、この拡張機能はカレンダーの招待状を作成した従業員の身元を特定できるような情報をGoogleに報告したり、招待状の中身を第三者に公開したりするものではなく、カレンダーに登録される無駄な情報を減らすために役立つツールだと述べました。

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