キューバ・カストロ前議長死去、トランプ氏はキューバ国交回復に冷や水

キューバ・カストロ前議長死去、トランプ氏はキューバ国交回復に冷や水

  • THE PAGE
  • 更新日:2016/11/30

反米的な社会主義政権を60年近くにわたって率いてきた、キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が11月25日死去しました。本来でしたら、カストロ氏の死をきっかけに米国との関係もさらに改善が期待できるところですが、状況は流動的になりました。それはトランプ次期大統領がキューバに対して厳しい姿勢を見せているからです。

米国との関係が密接なキューバ

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キューバ・カストロ前議長死去、トランプ氏はキューバ国交回復に冷や水(写真:ロイター/アフロ)

カストロ氏は1959年にキューバ革命を起こして親米政権を打倒。以後、60年近くにわたって独裁者として君臨してきました。当初カストロ政権はそれほど反米ではありませんでしたが、カストロ政権に対する米国の反応は冷たく、キューバは旧ソ連に急接近します。1962年にはソ連製ミサイルのキューバ配備を行い、米国とソ連は核戦争寸前の状況まで緊張が高まりました(キューバ危機)。

旧ソ連は自己崩壊してしまいましたが、キューバの独裁体制はその後も続きます。キューバの姿勢が軟化してきたのは、カストロ氏が体調を崩し、実弟のラウル・カストロ氏に政権を移譲した2008年あたりからです。

キューバは米国から厳しい経済制裁を受けており、国民は苦しい生活を強いられています。革命をきっかけに米国とキューバは国交を断絶しましたが、もともとキューバは米国のカジノ・ホテルが建ち並ぶ、一大リゾート地でした。米国との関係は密接ですから、多くのキューバ人が米国に渡って仕事に就いています。キューバにとって、米国で働くキューバ人からの送金は貴重な収入源であり、米国なしではとてもやっていけません。一方、米国もキューバ移民がいなければ、もはや経済を回すことができない状態です。

トランプ氏のホンネがどこにあるのかは不透明

こうした事情から、オバマ政権はキューバとの対話を進め、歴史的な国交回復となったわけです。ところが、この流れが継続するのか不透明な状況となってしまいました。それはトランプ次期大統領がキューバに対して厳しい姿勢を示しているからです。

米国の一部には、人権弾圧を繰り返してきたキューバとは安易に交渉すべきではないとの意見があります。トランプ氏は選挙期間中、キューバの人権弾圧を批判し、カストロ氏の死に際しても「残虐な独裁者が死去した」と述べています。

ただ、トランプ氏は以前はキューバとの国交回復に前向きな発言を行っており、彼のホンネがどこにあるのかは分かりません。その後、トランプ氏はキューバとの国交回復について再交渉すると発言しました。より良い条件でなければ合意を打ち切るとも述べていますから、これは有利な条件を引き出すための作戦なのかもしれません。もしそうであれば、典型的なトランプ流ということになるでしょう。

(The Capital Tribune Japan)

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