岡安学の「eスポーツ観戦記」 第19回 シャドバや星ドラなどモバイルゲームが勢ぞろい、モンストプロツアーも開幕

岡安学の「eスポーツ観戦記」 第19回 シャドバや星ドラなどモバイルゲームが勢ぞろい、モンストプロツアーも開幕

  • マイナビニュース
  • 更新日:2019/11/19
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2019年11月9日、10日に、東京ビッグサイト 青海展示棟にて、モバイルゲームファンの祭典「MOBILE GAME EXPERIENCE 2019(MGE)」が開催されました。

○入場無料エリアでは11タイトルが出展

会場は、さまざまなアトラクションやイベントが楽しめる入場無料の「エクスペリエンスエリア」と、チケット制の「ステージエリア」に分かれており、エクスペリエンスエリアには、『星のドラゴンクエスト』『モンスターストライク(モンスト)』『フォートナイト』『シャドウバース』『プリンセスコネクト Re:Dive』『にゃんこ大戦争』『TEPPEN』『Identity V』『#コンパス』『HUNTER×HUNTER アリーナバトル』と、全11タイトルのブースが設置されていました。

また、会場には、安全にサバゲー体験ができる「バトルロイヤル」や、マッサージを受けられる「eスポーツケア ラクリス」、「オフィシャルフードコーナー」「オフィシャルグッズコーナー」などもあり、盛りだくさんな印象です。さらに、これらのブースを回ってゲームやアトラクションを体験すると、スタンプを押してもらえる「スタンプラリー」も開催。スタンプの数に応じて、巨大ガチャを回すことができました。

○新規参入プロと既存プロの対戦が見どころの「モンストプロツアー」

そして、チケット制のステージエリアでは、『Identity V』や『#コンパス』『Arena of Valor』『フォートナイト』『モンスターストライク』のステージイベントを開催。ステージチケットは1日券なので、何度でも入退場できます。また、『モンスターストライク』のステージイベントは、「モンストプロツアー 2019-2020」が開催されました。専用チケットを購入した人のみ、プロツアーを観戦できます。

ということで、ここからは「モンストプロツアー」の開幕戦についてのレポート。2019年7月に行われたアジア大会「モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ」にて4つのプロチームが新たに誕生したため、12チームでプロツアーが開幕しました。ツアーでは、各チームが全7大会のうち、5大会に出場。ポイントの高い4チームがツアーファイナルへの出場権を獲得します。2018年は8チーム中、上位4チームがツアーファイナルへ出場できたので、約半分のチームに出場権がありましたが、2019年はチーム数が増えたので出場できるのは3分の1のみ。より狭き門といえるでしょう。

第1戦~第6戦は8チームによるトーナメントですが、最終の第7戦のみ12チームでのトーナメントです。第1戦は、「今池壁ドンズα」「Cats」「GV」「どんどんススムンガ」「はなっぷ」「4Sleepers」「練習不足。」「ろくまる」の8チームが出場。トーナメントのカードはタイムアタックラウンド(TA)の成績によって決まりますが、初戦から「Cats対どんどんススムンガ」という新規参入チームの対戦が実現。会場が盛り上がりを見せます。

この2チームの対戦は、モンストグランプリ2019の決勝のカードと同じ。そのときは、どんどんススムンガの独自性あふれる戦略の前にCatsが敗れ去りました。また、モンストグランプリ2019では、地区予選から波乱が起き、幕張で行われた決勝トーナメントに出場できたプロチームはアラブルズだけでした。そのため、新規プロチームの活躍が期待されますが、既存のプロチームが意地を見せられるかといった点もツアーの見どころの1つといえるでしょう。特に「モンストグランプリ2018」と「モンストプロツアー2018」で2冠を手にした今池壁ドンズαが、新規プロチームとどう戦っていくか注目したいところです。

新規チーム対決では、Catsがどんどんススムンガを下し、モンストグランプリ2019の雪辱を果たします。同じく新規参入のろくまるは、4Sleepersにプロの洗礼を受け、敗退。そして、決勝では、勢いに乗る新規チームCatsと、王者・今池壁ドンズαの対戦です。Catsが勢いそのままに優勝を手にするかと思われましたが、プロツアー第1戦では、既存プロチーム今池壁ドンズαがその貫録を見せつけ、トーナメントを制しました。

2日目に行われたプロツアー第2戦は、「アラブルズ」「AliceWithAce」「今池壁ドンズα」「GV」「【華】獣神亭一門」「どんどんススムンガ」「らぶましーん」「練習不足。」の8チームが参戦です。注目カードは、第1戦に唯一出場しなかった新規参入チームのAliceWithAce。いきなり開幕戦を制した今池壁ドンズαと戦います。

AliceWithAceにとって、プロツアー初戦の相手が今池壁ドンズαであることは、かなりのプレッシャーだったでしょう。また、今池壁ドンズαにとっては、2019年から加入した「ありすぅ選手」のデビュー戦。注目を集める一戦です。

結果は、今池壁ドンズαが見事に勝利を飾ります。続くGVとどんどんススムンガの対戦では、GVが勝利。2戦連続で若手チームに負けるわけにはいかないという意地のようなものを感じました。モンストグランプリ2019の優勝チームでもあるどんどんススムンガは、開幕から2戦連続の1回戦敗退。プロツアーの洗礼を受けていました。

そして、2日目に優勝を飾ったのはGV。準優勝はアラブルズでした。まだ2戦しか行われていませんが、どちらも優勝したのは中部地区のチームです。グランプリ優勝チームのどんどんススムンガも中部のチームなので、「モンスト王国」中部の力は今年も健在といったところでしょう。準優勝だったCatsとアラブルズは、そろそろシルバーコレクターの異名が付きそうな気配もするので、中部地区以外のチームの勝利も見てみたいところです。

また、今回、会場にはチームのロゴを背負ったファンが多く見られました。今池壁ドンズαやGV、どんどんススムンガなど、チームカラーに合わせたパーカーなどを羽織って応援。スポーツでは当たり前の光景ですが、eスポーツにとってはまだ珍しいかもしれません。

この光景はファンから自然と発生したものもありますが、実はチームが率先してファンにアピールした結果でもあります。例えば、今池壁ドンズαは、LINEのオープンチャット機能を使って、ファンの交流の場を作っています。さらに、スポンサー提供のロゴ入りパーカーを配布することで、今池壁ドンズαの応援団ができている印象を受けました。

eスポーツの選手は受け身姿勢が多いなか、能動的にファンへのアピール、サービスを展開する今池壁ドンズαのスタイルは、eスポーツチームのあるべき姿の1つとして、確立していくかもしれません。人気チームは人気チームたる所以があるのでしょう。

○試合を終えた3チームにインタビュー!

最後に、今池壁ドンズα、Cats、GVのメンバーからコメントをもらえたので紹介します。

第1戦で優勝した今池壁ドンズα

――グランプリは予選1回戦敗退だったため、今回のプロツアーが2019年初の公式大会ですが、プレッシャーはありましたか。

なんとかキララEL(以下、キララ):試合前まではプレッシャーがなかったんですけど、いきなり1本落としたときは緊張しました。

――1戦目、2戦目と「水駆ける天叢雲の皇子」ステージでは、ミスが続き、試合を落としてしまいましたが、決勝戦も戦略を変えず同じ布陣で挑戦したのはなぜでしょうか。

キララ:半分意地みたいなものがありました。プロツアーは長丁場なので、初日からいくつも手の内をさらすこともないかなと。

――2018年はグランプリ、プロツアーともに今池壁ドンズαが、ほかのチームを圧倒していた印象ですが、2019年はかなり拮抗しているように見えます。そのあたりどう感じていますか?

キララ:今年はどこも強いですね。新チームも強くて。自分たち以外の試合を観ていても強さを感じます。キャラクターのピックも「うわっ」と思うときがありました。ただ、うちは相手が強ければ強いほど、強くなるんです。なので、決勝戦はCatsが強かった分、強くなれたと思います。

――新加入のありすぅ選手は、初の大会でしたが、いかがでしたでょうか。

ありすぅ:5人目のメンバーというシステムは2019年から始まったので、2018年とは立場が違いますけど、やることは変わりません。いつも通りです。明日(取材時は第1戦終了後)、出場することが発表されましたが、今日の優勝はプレッシャーにはなっていないですね。いい状態でバトンを渡してくれたと思っています。

第1戦で準優勝だったCatsのコメント

――グランプリ準優勝で、本日も準優勝と、シルバーコレクターになりつつありますが、それについていかがでしょうか

るんるん:え、初めて聞きました(一同笑)。そうですね、これからもシルバーコレクターとしてがんばります。って、まあ、当然目指すのは優勝なんですけど、確かに決勝戦が弱すぎるのでそこは改善していかないとと思っています。

――Catsは今回が初めてのプロツアーとなりますが、印象はいかがでしたか。

るんるん:会場に入ったときは全然緊張しなかったんですけど、いざ試合となるとグランプリよりも緊張しました。自分のなかで皆さんに多少は期待されているんだという思いがあったのかもしれません。自分が自分に期待している部分は大きくて、その期待に応えるように決めないと、と思っていました。

猫A:多少、緊張しましたが雰囲気がよかったので、そこまでではなかったです。緊張でいつも通りの動きができなかったこともありませんでしたね。

ひかり:正直、幕張メッセ(グランプリ)のほうが緊張しました。今日はやりやすく感じました。

*あやたか*:チームでコミュニケーションもとれていましたし、いい意味で慣れてきたのかもしれません。

――ずっと今池壁ドンズαと対戦したいと熱望していましたが、実際に対戦していかがでしたでしょうか。

るんるん:「強い」としか言いようがないですね。決勝までは決めてこなかったのに、決勝になって決めてくるのは「反則じゃないの?」って思っちゃいました(笑)。

第2戦優勝チームGVのコメント

――第1戦、第2戦と連戦になりましたが、疲れはありますか。

とし:多少疲れていますが、勝っているせいかそれほどでもないですね。

――プロツアー前のPVでは若手を潰すと発言していましたが、第1戦はCatsとの対戦で敗北し、第2戦はアラブルズとの対戦で勝利しました。この結果としてはいかがでしたでしょうか。

とし:Catsには勝ちたかったよね。コンマ3秒とかの差だったので。本当に勝ちたかったですね。

――昨年のプロツアー第5戦以来の優勝ですが、久々の勝利の味はいかがですか。

とし:気持ちいいよね。昨年、地元で優勝したときは、知り合いしか応援してくれる人がいませんでしたが、今はありがたいことにたくさんの応援の方が来ていただいて、力になりました。

☆星☆(以下星):本当に多くの人が「応援に行くよ」って言ってくださって、会場見たら応援団のような感じでいるんですよ。それは本当に力になりました。Dragon Ashのケンジさんとかもそのなかにいまして、うれしかったです。応援の声がすごく通るので驚きましたけど(笑)。

――中部以外の地区での優勝は初だと思いますが、東京での優勝の気分はどうですか。

とし:ああ、そうですね。まあ、優勝できればどこでもいいんですけど、確かに名古屋のほうが地元の友達とか身内が来てくれるので、勝ったときはよりうれしいですが、応援してくれる人が1人でもいれば、その人に優勝を見せられればいいなと。ただ、中部は人気チームが多いので、うちのチームを応援してくれる人が少ないんじゃないかな。

星:今池壁ドンズαとかどんどんススムンガとかを応援していますよね。

――今年から手番を変えてきましたけど、どのような作戦で変えてきたのでしょうか。

とし:モンストのリカバリー力がもっとも高く、一番プレイしているケイゴをアンカーに据え、新メンバーのレイリをメンバーが声をかけやすいように2番手とアンカーで挟むように3番手に置きました。そして、一番うまい☆星☆さんを2番手にし、ポンコツの私がリードになりました。

星:一番手は緊張する番手なので、緊張をしない人を持ってきたんですよ(笑)。

――今池壁ドンズαもGVもこの2戦に出場して直接対決がありませんでした。もしかするとファイナルまで対決しない可能性もありますが、この点はいかがですか。

とし:今池壁ドンズαもうちもTAで上位になることが多いんですよね。しかも今池壁ドンズαのほうが上だったりすると、先にトーナメントに入られてしまうわけです。プロツアーはどうしても勝率を考えてしまうので、反対のサイドに入ってしまいがちですよね。

星:今池壁ドンズαは相性が本当に悪いんです。うちがアラブルズに4勝0敗と相性のよさを見せているように、相性ってあるんですよね。

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