55歳のおじさんが「初めての脱毛」にチャレンジした理由

55歳のおじさんが「初めての脱毛」にチャレンジした理由

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2017/10/12
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最近、男性専用美容クリニック関係の仕事をする機会がめっぽう多い。アピールポイントはもちろん、この手のクリニックの売り上げをほぼ占める「脱毛」で、現場では「もはや男の脱毛は当たり前の時代」「デキる男は脱毛にも積極的(=ホリエモンはつるつる)」「脱毛は就活にも有利」「脱毛していない男はモテないぞ」……なんてキャッチコピーが始終飛び交い、50代半ばに差しかかるまでヒゲやムダ毛にはとんと無頓着だった僕、ゴメス記者もじわじわと洗脳され始めてきたフシもある。

そっか、ぼーぼーはモテないのか……。

無料で脱毛施術を受けられる「体験取材」というタナボタ的なお話もいただいている。けれど、僕はそれらのオイシイお誘いをこれまで頑なに拒んできた。理由は、「痛いのは絶対に嫌だから!」、それに「何度も通院するのが面倒臭いから…」にほかならない。あと、「ムダ毛は男の生命力」という医学的根拠のまったくない自説に囚われ、“処理”してしまえば最後、精力や免疫力を一気に失ってしまうのではないか……といった不安もちょっとだけある。

だがしかし! そんな初老のゴメス記者に「今さらの脱毛」を決意させた、とある“きっかけ”が!? はたして……?

◆20代女子がゴメスの「腕毛処理」を志願!

フリーランスという立場柄、ヒゲに対する制限を受けない、あと胸毛も(案外?)13本しかない僕にとって、一番悩みのタネとなっているムダ毛はズバリ!「腕毛」だったりする。

前腕部分だけの毛が濃い……というよりは、とにかく長いんである(なぜか上腕には一本も生えていない)。友人であり仕事仲間でもあるFクンは「ゴメちゃんと一緒に新幹線に乗って、となり席になったら、いつもふぁさっとした感触があって、ゾゾッとするんですよ~」というエピソードを、合コンとかでの鉄板ネタとしている。

分母がどれくらいの規模なのかは定かじゃないが、某男性専用美容クリニックの統計によると「女子大生のじつに8割以上がヒゲとムダ毛はNG」なんだそう。

ここ数か月、懇意にしている20代半ばの女子・Nちゃんに、僕の腕毛について忌憚ない意見を聞かせてもらった。すると「そりゃあ、あるよりはないにこしたことはないよね…」と、控えめなダメ出しをいただいた。続けて「やっぱ、脱毛とかしたほうがいいのかな…?」と(わりと真剣に)漏らしたところ、「じゃあ、私がやってあげるよ!」ってことで話が見る見るうちにまとまってしまい……こうやって「50代からする初めての脱毛」が実現したのだ!

◆「脱毛」というSM的行為に女子が抱く好奇心

当日、彼女が僕の自宅で準備してくれたのは「ワックス脱毛」。2000円前後で購入できるワックス(ろう)を温めてから皮膚に塗り、冷めてチューインガムほどの硬さになったら毛並みと反対の方向へと一気にはがしてむしり取る――といった、なかなかに野性味溢れる、いかにもむっちゃ痛そうな脱毛法である。

いっぺんでやってしまうのは、あまりにおっかなかったので、片腕4回の計8回……という大雑把なプランを立てる。まずは、絡まり防止のため長すぎる毛を1センチほどまでカット。この段階で痛みへの不安がじわじわと膨らんでくる。チョコチョキと鋏を刻む音がカウントダウンにも聞こえる……。

次に、ワックスを塗って、その上に専用のペーパーを貼り付け、Nちゃんはその隅っこを摘み、「やるよやるよ…」と僕をビビらせる。

イタズラな笑みを浮かべる彼女の眼は、心なしか瞳孔が開いている。

「ビリッ!」
「あひょ~~~~~~~~~っ!!」

名だたるリアクション芸人に勝るとも劣らない“完ペキな悲鳴”が室内に響きわたる。Nちゃんの表情は恍惚感を増していく。もしかして、濡れてるんじゃないのか……?

この時点ですでに心身とも疲弊しきってしまった僕は、彼女に「せめてやる瞬間は予告なしで、さり気なくいきなりやって……ボクは横向いて鼻歌でも歌っているから」とお願いする。「もうやめよっかな…」といった弱音も脳裏をよぎる。しかし、あまりにキレイに無毛状態と化してしまった“一部分”だけを残したまま、外を出歩くことはできない。一度始めたら間隔を開けずにやり抜くしかないのだ。

北斗の拳に登場するザコキャラのごとく、風変わりな断末魔の雄叫びをいちいちあげながらも、なんとか“施術”を終えた。予想以上につるんつるん状態となっている。

中学生ごろからず~っと付き合い続けてきたふさふさの腕毛の埋もれていた自分のナマ前腕はこんな風に血管が浮き出ていたのか……と、ささやかな新発見に軽い感動をおぼえる。「腕毛はないほうが筋肉質に見える」というメリットにも気づくことができた。Nちゃんの「あるよりはないほうがいい(=モテる)」説は、おそらく最大公約数的に判断すると間違っちゃいないだろう。

ただ、僕が今回、あれほど拒絶感を示していた脱毛にあえて踏み切った“きっかけ”とは、

「女子は男子が喘いでいる姿を見るのが潜在的に大好き→(ワックス)脱毛を口実にすれば、三段跳びで自宅に女子を連れ込むことができる」

……といった公式に裏付けされた、新手の“ナンパ術”によるものが大きい。

そう。女子が抱く「SMへの潜在願望」を、もっともナチュラルかつカジュアルに満たしてあげられるプレイこそが自家製の脱毛であり、しかも“永久”ではないがゆえ、何度だって同じ作戦が使えるのである!

【山田ゴメス】
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)

<取材・文/山田ゴメス>

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