新宿ホスト血まみれ刺傷「起きたら包丁がお腹に刺さっていて彼女が『一緒に死のう』って...」公判前日に被害者が告白

新宿ホスト血まみれ刺傷「起きたら包丁がお腹に刺さっていて彼女が『一緒に死のう』って...」公判前日に被害者が告白

  • 文春オンライン
  • 更新日:2019/12/04

5月23日、東京・新宿区のマンションで知人男性の腹部を刃物で刺し、殺人未遂の罪に問われているガールズバーの元店長・高岡由佳被告(21)の裁判が12月3日、東京地方裁判所818号法廷で開かれた。

【写真】被害者のホスト・琉月さん

高岡被告は逮捕直後、取り調べでこう供述していた。

「好きで好きで仕方なかった。相手を殺して私も死のうと思った」「刺した直後に彼が好きだといってくれた」

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高岡被告(インスタグラムより)

事件当時、高岡被告は新宿警察署から移送される際に不敵な笑みを浮かべる様子がたびたび報じられた。また、血まみれで倒れる被害男性の横で平然とたばこを吸う高岡被告の犯行直後の現場写真がSNSで拡散され、ネット上では大きな話題となった。公判当日も東京地裁には多くの人が傍聴券を求めて、朝から列を成した。

法廷には被害男性の姿もあった。新宿のホストクラブに勤める人気ホスト・琉月(るな)さんだ。ホスト歴1年、20歳の新人で、高岡被告は琉月さんの客だった。

「週刊文春デジタル」取材班は公判前日、ホストクラブに出勤していた琉月さんに現在の心境を聞いた――。

12月2日の午前6時過ぎ、雨が降る月曜の早朝にもかかわらず新宿区役所通りは朝から営業を開始するホストクラブのホストたちで溢れていた。店内からは軽快な音楽が鳴り響き、記者を迎えて席に座った琉月さんは小柄で細身の、渋谷などで見かけるイマドキの若者だった。

渡された名刺によると現在の源氏名は「痛みに負け琉月」。役職は「幹部補佐」、ホストになる前は職人だったという。

「僕すいません、お酒飲めないんですよ。肝臓ないから(笑)」

琉月さんは慣れた手つきでグラスにお茶を注ぎ、笑顔で乾杯をするものの、身体には腹部から胸にかけて巨大な十文字の傷が残っているという。記者も確認させてもらったが、軽快なトークが信じられないような凄惨な事件を物語る傷跡だった。

【写真】タバコを吸いながら電話をかける事件直後の高岡被告

「ゆのちゃん(高岡容疑者)とは最初は僕が去年の10月くらいに彼女の勤めるガールズバーに遊びに行っていて、その後、今年3月くらいから彼女が僕のお店によく来てくれるようになったんです。平均週3回くらい。月に100万円近くつかってくれて、とてもいいお客さんでした。”彼女”ではないんです」

あくまでホストと客だが肉体関係はあった

「ネットでは、僕が彼女と同棲していたような書き込みも多かったのですが、僕は寮に住んでいました。店が終わってからはアフターとして、映画や猫カフェ、彼女の家にも行くことはありました。『付き合ってほしい』と言われましたが、『ホストだから付き合えない』と話していました」

あくまでホストと客の関係だったと話す琉月さん。だが、高岡容疑者とは肉体関係があったという。

お腹のあたりが熱くて、痛くて、目が覚めると……

「事件があった日は何もないんです。15時くらいにお店が終わって、『家に来て』と言われていたので彼女の家に行きました。ゆのちゃんはいつも通りの感じだったので、『先に寝るね』とパンツ一丁で寝ました。

30分くらい経って、お腹のあたりが熱くて、痛くて、目が覚めると包丁がお腹に刺さっていて、彼女が僕の上に馬乗りになっていて、『一緒に死のう』って……」

高岡容疑者は刃渡り14.8センチの包丁を琉月さんの腹部に突き刺した。刃は胴を貫通し、背中にまで達していたという。

包丁を抜いて、無我夢中で部屋を出て、エレベーターを降りて

「パニックになり、あのときのことはあまり覚えてません。『一緒に死のう』『私のこと好き?』って聞かれて、好きと言わないと怖いから、『好き』と答えました。本当のところ、そのときの感情は今でもよくわからなくて、僕も人間だから、あれだけ尽くしてくれて情もあったし、男なんで女の子としてそういう感情もあった。

でも助かりたいという思いが強かったんだと思います。包丁を抜いて、無我夢中で部屋を出て、エレベーターを降りて(マンションの)エントランスで倒れました。自分でも『よくそこまで行けたなー』と思います。あとでお巡りさんから聞いたのですが、ゆのちゃんの部屋はもちろん、エレベーターの中も血の海だったそうです。『救急車呼んで』と叫んだことも覚えています」

病院の窓からゆのちゃんが入って来る夢も

病院に運ばれ、生死の境を彷徨った琉月さん。助かる確率は「2割だった」と後に医師から告げられたという。

「病院で目が覚めたときは物凄く身体が痛かった。刺されたことが凄いショックで誰とも話したくなくて、カウンセリングも受けました。病院の窓からゆのちゃんが部屋に入って来る夢を何度か見て、怖くなり部屋を替えてもらいました」

傷ついた琉月さんを支えたのは店の仲間たちだったという。記者にホスト仲間への感謝の思いを口にした琉月さんは、一瞬声を詰まらせ、涙ぐんだ。

「店の仲間が入院中、毎日面会に来てくれたんです。肝臓とった(摘出した)こと告げると、『俺がお前の肝臓になるから』って。今でも僕がお酒が飲めないので仲間が酒を代わりに飲んでくれます。ここが僕の居場所なんだと思って、ホストを続けることにしました。今ではお客さんも戻ってきてくれて、何とかお店でやれてます」

彼女は風俗で働いてホストの売り上げを立てていた

公判を前日に控えた琉月さんだが、意外にも高岡容疑者を恨む気持ちはないという。

「あの家(事件現場)は、ゆのちゃんには同棲を迫られていたとき、『ホストを辞めたら一緒に住もう』と話していて、それで彼女が借りた家なんです。それから『ホストを辞めて欲しい』と何度か言われていて、5月の初めにも『辞めてくれないと死ぬ』って言われて、屋上から飛び降りようとしたことがありました。

これも後で知ったことですが、彼女は僕を支えるために風俗で働いて(ホスト店での)売り上げをつくってくれていた。彼女の気持ちに対して、僕の態度は適当でした。僕、本当にクズなんですよ。LINEの返事も返さないし、電話で約束してもダルくなったらブッチしちゃうし、将来の夢はヒモですし……クズですよね」

高岡容疑者の減刑も望んでいる。

「こうして生きていられたし、いいかなって。ゆのちゃんから一度謝罪の手紙をいただきました。今後、罪を償うと書いてありました。彼女も若いのに名前と顔が出てこれから大変だと思いますし、彼女のことは許そうと思います」

法廷で琉月さんをみた高岡容疑者は何を思ったのだろうか。

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)

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