“カルチョの落日”に欧州サッカー界が激震 「ロシア大会の魅力は損なわれる」

“カルチョの落日”に欧州サッカー界が激震 「ロシア大会の魅力は損なわれる」

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  • 更新日:2017/11/14
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イタリアの60年ぶりW杯予選敗退を“欧州5大リーグ”の他国メディアを大々的に報道

ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州プレーオフの注目カード、イタリア対スウェーデンの第2戦が現地時間13日に行われ、スコアレスドローに終わった。2戦合計スコア1-0でスウェーデンが3大会ぶり12回目の本大会出場、イタリアの60年ぶりとなる予選敗退が決まったが、いわゆる“欧州5大リーグ”の他国メディアも大々的に伝えている。

今回のW杯予選の同組で、近年欧州選手権などでも対戦を繰り返してきたスペインの大手紙「マルカ」は75%ものボール支配率が実らなかったことに触れつつ、「イタリアの選手たちは試合終了の笛が鳴った瞬間、ジョルジオ・キエッリーニのようなベテランですらも絶望でピッチに打ちひしがれた。大観衆は試合中こそサポートの声を送っていたが、終わった瞬間にスタジアム中から敵意むき出しのブーイングが起こった」と記している。

前回大会優勝のドイツも驚きを隠せないようだ。「ビルト」紙では「これはサッカー界にとっての激震だ!」とセンセーショナルに伝え、「オランダに続く強豪の敗退によって、ロシア大会の魅力は損なわれる。ただ、ドイツはW杯のイタリア戦で勝利したことがない。1970年大会、1982年大会(ともに西ドイツ時)、そして2006年大会準決勝と敗戦しているからだ」と、直近の母国開催の敗戦も含めて紹介している。

仏紙は「アイデアの欠如」を敗因に挙げる

英公共放送「BBC」も「4度のワールドチャンピオン、イタリアが1958年以来初めてW杯を逃すことになった。これは1930年の第1回大会に出場を拒否したのを含めて、2回目の不出場となる」と、名門国が出場権を逃したことの衝撃を歴史的に振り返った。

フランス紙「レキップ」では「この大惨事の原因は数多くある」とイタリア敗退の要因を分析。「ポゼッションをしたものの、アイデアが欠如していた」、「イタリアはスペイン人レフェリーから2度も優位な判定を受けた」と、フィニッシュで決めきれなかったことを指摘。またジャンピエロ・ベントゥーラ監督が数時間後に解任されるだろうと予測している。

イタリアにとってアイデンティティーとも言える“カルチョの落日”。しのぎを削る欧州列強にも衝撃が走っている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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