患者の同意なしで子宮を摘出した医師 170人以上の被害女性が告訴へ(米)

患者の同意なしで子宮を摘出した医師 170人以上の被害女性が告訴へ(米)

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  • 更新日:2019/11/20
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アメリカから不必要な外科手術を行い、女性患者を不妊にさせた産婦人科医師が逮捕されるという一報が届いた。被害にあった女性は170人以上にものぼり、内部告発によりFBIが捜査をしていた。『New York Post』『The Sun』などが伝えている。

米バージニア州チェサピークで今月8日、産婦人科の開業医ジャベイド・パルウェイズ(Javaid Perwaiz、69)が医療詐欺と医療に関し虚偽の情報提供を行った罪で逮捕された。パルウェイズは出生地であるパキスタンの医科大学に通い、のちに米ウェストバージニア州にあるチャールストン・エリア・メディカルセンターで研修期間を終えている。

パルウェイズは少なくとも1980年頃から医師免許を所持しており、40年近くも医師として患者を診てきた。しかしパルウェイズが働く病院のスタッフから、FBIにパルウェイズの悪事が告発された。これによりFBIは昨年9月から捜査を開始し、パルウェイズの医師にはあるまじき悪事が明らかとなった。

パルウェイズのもとには、婦人科検診のために毎年訪れる女性患者がいたという。その患者に対してパルウェイズは不必要な処置を行っていた。診察を受けたある女性患者は長年子供望んでいたにもかかわらず、なかなか妊娠できないことで不妊治療の専門医を訪れたところ、卵管結紮を施されていたことが判明した。この女性はパルウェイズから卵管結紮処置の説明は全く無かったという。

また別の女性は2012年にパルウェイズの診療所を訪れて検査を受けたところ、子宮頸がんの前段階である前がん病変が見つかり、処置を受けることとなった。パルウェイズからは子宮を全摘出するよう勧められが女性は同意せず、長い棒状のカメラを使ってモニターを見ながら行う腹腔鏡下手術で卵巣だけを切除する処置を依頼した。

ところが手術を終えて目を覚ました女性は子宮を全摘出されたことを知り、大きなショックを受けたという。しかも手術中に膀胱を傷つけられて敗血症を発症し、6日間の入院を余儀なくされた。

今月14日に行われた裁判で米連邦検事のV.カスリーン・ドハティ氏(V.Kathleen Dougherty)は、200人から前述の女性と同じような目にあったという話を聞いており、その中で173人がパルウェイズを告訴する予定という。さらに同氏は、パルウェイズが「自分の利益を上げるために不必要な処置を行った」とも話している。

パルウェイズはかつて脱税の罪で1996年に医師免許の一時停止を言い渡されており、8件の医療過誤訴訟があったという。パルウェイズは現在、国外逃亡の恐れもあるため保釈金の設定なしで刑務所に拘留されている。

画像は『New York Post 2019年11月11日付「Doctor allegedly performed hysterectomies without consent」(Western Tidewater Regional Jail)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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