世界陸上メーンキャスターの織田裕二が登場!!

世界陸上メーンキャスターの織田裕二が登場!!

  • TVガイド
  • 更新日:2019/09/18

陸上に魅せられて…織田裕二に聞く世界陸上の魅力

9月27日に世界陸上が開幕。テレビ中継のメーンキャスターはもちろんこの人、織田裕二だ。陸上競技の奥深さに引き込まれ、その魅力を伝え続ける熱き男が、注目選手やこれまでの思い出、忘れがたい名場面などを語る。

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今やメーンキャスターとして「世界陸上」の顔となった織田裕二。しかし、22年前の就任当初は12大会連続でキャスターを務めることになるとは想像していなかったという。

「もともと僕はスポーツが好きで、自分でも野球、ラグビー、テニスと球技に打ち込んできましたが、正直なところ陸上競技の魅力や、選手のモチベーションを理解できなかった。でもこの仕事のお話をいただき、取材を始めて、100m走にテクニックがあることに驚かされました。シンプルな競技ですし、身体能力だけで順位が決まると思っていたけど、才能1割、努力で身につけたテクニックが9割の競技だという。それで奥が深そうだなと引き込まれて、そのまま22年続いてしまった感じです(笑)」

そうやって世界各国から熱戦を伝え続けてきた織田だが、隣には常にもう一人のメーンキャスター・中井美穂の存在があった。

「中井さんとのコンビも12大会連続です。中井さんはフォロー上手ですね。僕はしゃべるのが苦手で、必死で何か伝えようとして空回りして、肝心なことが抜け落ちたりする。そこを中井さんはちゃんと補って説明してくださるので、助かります。中継の途中に『日本は深夜だから刺激が必要だな』と、ちょっとしたいたずら心が湧いてきて、僕が突然スタジオを離れて、サブトラックに出向いたりする時も中井さんはきちんと対応してくれますしね(笑)。役割分担みたいなものは最初から決まっていたわけではないですが、いつの間にかお互いにとって仕事がしやすいスタイルが出来上がってきたと思います。…いや、僕がやりやすいだけで、中井さんはそうではないかもしれないけど(笑)。スタッフもあまり変わっていなくて、毎回、前回よりいい放送にしたいねと話しています。長時間の放送なので、どれだけ準備をしていてもミスや反省点は出てきますが、次の機会に生かそうと前向きに捉えてきました。今回もこれまでの経験を生かして、よりよい中継、より楽しんでいただける番組にしたいです」

「世界陸上」にかける思いは誰よりも強く、それは熱心な選手研究につながり、豊かな知識へと表れている。

「ドーハ大会の大きな見どころは、まず男子100m。サニブラウン・アブデルハキーム選手が日本代表に内定していて、桐生祥秀選手、小池祐貴選手も9秒台を出して参加標準記録を突破している。1人でも決勝の舞台に立つことができれば日本の陸上史に残る偉業です。前回、サニブラウン選手は200mの決勝に進みましたし、可能性はゼロではない。100mは初日に予選が行われるので、いきなりクライマックスがくるのかと思うとドキドキしますね。男子では400mのマイケル・ノーマン選手に注目しています。世界新記録を見せてくれるかも…と期待を抱かせてくれる選手です。ノーマン選手は200mでも実績があるので、楽しみで仕方ないです」

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織田は選手への豊富なインタビュー経験を通して、選手の実績だけでなく、一人ひとりの内面までをもキャッチする。

「全米の男子200mで優勝したノア・ライルズ選手も注目してほしい選手ですね。『ドラゴンボール』などのアニメが好きで、キャラクターのソックスを履いているんです。インタビューをしていても、アニメの話が長くなったりして。彼はラッパーでもあるから、いろいろな意味で見逃せない選手です(笑)。あとは、ここ数年世界中の選手たちに、『自分の種目以外で何を見たいか』と質問すると、口をそろえて女子の短距離と答えます。誰が勝つか分からないところが魅力なんです。女子でいうと、全米では、女子400mハードルで、ダリラ・ムハンマド選手が世界新記録を出して優勝しました。彼女ももちろん注目ですが、2位に入ったシドニー・マクローリン選手も、まだ19歳ではありますが、大物感が漂っていましたね。若手が台頭することは、五輪の翌年にはよくあることですが、今回のドーハ大会は五輪の前年。22年間見てきて、こんなに一気に新人が出てきたと感じた年はありませんでした。“灼熱の地”であるドーハで、何かが起こる予感がとてもしていますので、ぜひお見逃しなく、ご覧いただければと思っています」

選手の顔を思い浮かべては、うれしそうに魅力を語る織田。「世界陸上ドーハ」でも、きっと現地の熱を届けてくれることだろう。

【TVガイドからQuestion】

印象に残っているスポーツ名場面を教えて!

一つ挙げるのは難しいですね。世界陸上に限っても、ベルリン大会(’09年)のウサイン・ボルト選手の世界新記録(男子100、200m)は一生忘れないだろうし、ロンドン大会(’17年)のアリソン・フェリックス選手の女子400m銅メダルも印象深い。彼女の走り方はとにかくきれいで、10数年、ずっと魅せられてきました。世界陸上に関わりだした頃だとセビリア大会(’99年)のマイケル・ジョンソン選手の走りを強烈に覚えています。しかも引退して2年後に会ったら、地味な格好でコーチに専念している。引きずらず切り替えているところがカッコいい。そういう点も含めて彼は僕のヒーローです。

【注目選手をPICK UP!】

サニブラウン選手は6月に男子100mの日本新記録9秒97をマーク。桐生選手、小池選手は日本歴代2位の9秒98の記録を持っている。男子400mのメダル候補マイケル・ノーマン選手は、4月に自己ベストを更新した。

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取材・文/佐藤新 撮影/Marco Perboni

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