【スズキ エスクード 1.4ターボ 試乗】初代が目指した「ライトクロカンらしさ」ふたたび...諸星陽一

【スズキ エスクード 1.4ターボ 試乗】初代が目指した「ライトクロカンらしさ」ふたたび...諸星陽一

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  • 更新日:2017/10/12
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スズキ エスクード 1.4ターボ

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1988年に初代が登場した『エスクード』は、ライトクロカンというジャンルを確立したエポックメイキングなモデル。日本国内で販売されるモデルは、3代目までが国産。今回試乗した現行の4代目はハンガリー製の輸入車となる。

現行モデルは当初、1.6リットルNAエンジンでスタートしたが、2017年7月に1.4リットルターボエンジンを投入した。最近のクルマに搭載されるターボエンジンは、ダウンサイジングターボと呼ばれるものが多く、フラットトルクでおとなしい(ジェントルな)性格のものが多いが、この1.4リットルはそうした最近のターボとはちょっと異なる性格となっている。

Dレンジをセレクトした状態でアクセルを踏んでいくと、2500回転を境に一気にトルクが増大。性格を一変させる。エンジンのピックアップがよく、2500回転にはすぐに達してしまうので、ちょっとぎくしゃくした動きになってしまうところが気になる部分。しかしこれを克服する手段がある。ATをマニュアルモードで使うことだ。

エスクードのATはステアリングのパドルスイッチを操作することでマニュアル操作が可能となっている。普段使いの発進では右側のパドルスイッチを1回操作して2速で発進すれば、大きなトルクを上手に使ってスムーズなスタートが可能だ。こうすることで燃費がどちらに傾くかは不明だが、快適さはこのほうが明らかに上となる。

3代目までのエスクードは、ラダーフレームを使うシャシー構造であったが、この4代目はモノコック構造に変更。車重が圧倒的に軽くなったほか、駆動方式もFRベースからFFベースへと変わっている。この変更によって3代目まではいかにもクロカン4WDという乗り味だったものが、かなり洗練され乗用車ライクとなった。失ったものも多いが、エスクードが最初に目指しそして確立した「ライトクロン」らしさはかえって高められた。時代の変化がエスクードをヘビーなクロカンに近づけたが、このモデルチェンジでふたたびライトクロカンの座を手に入れたと言えるだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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