【全日本大学野球選手権・第3日】初4強懸け14日神宮で九州対決

【全日本大学野球選手権・第3日】初4強懸け14日神宮で九州対決

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2018/06/14
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5回2死、右越えにソロ本塁打を放つ九産大・横田

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7回2死一塁、2ランを放つ横田

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3回2死、右越えにソロ本塁打を放った宮崎産経大・境田

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5回無死一塁、福井工大・八幡の打球を処理し、遊撃手・興梠(6)にグラブトスする二塁手・境田

4強入りを懸けて九州勢が激突-。2回戦6試合があり8強が出そろった。九産大(福岡六大学)が東洋大(東都)に10-3で7回コールド勝ちし、2大会連続8度目の準々決勝進出を決めた。9番横田翼(4年・大牟田)が2本塁打を含む3安打5打点の大暴れ。14安打の猛攻で最速150キロ超のプロ注目右腕でもある上茶谷、梅津を攻略した。初出場の宮崎産経大(九州地区南部)も境田光希(3年・宮崎商)の一発などで福井工大(北陸)に3-1で勝った。両校は14日に神宮球場で行われる準々決勝で対戦。どちらが勝っても初の準決勝進出となる。

他の準々決勝は東北福祉大(仙台六大学)-白鴎大(関甲新)、東日本国際大(南東北)-慶大(東京六大学)、国際武道大(千葉)-徳山大(中国)の顔合わせとなった。

■九産大が東洋大にコールド 横田連発

大きな放物線が右翼スタンドに消えた。8-3の7回2死一塁。9番横田に2打席連続の一発が飛び出した。ドラフト1位候補の3本柱をそろえた優勝候補の東洋大に7回コールド勝ち。ヒーローは「野球人生で最高の瞬間です」と喜んだ。

今春の東都リーグで1試合20奪三振を記録した先発の上茶谷を3回途中でKOした。2回に柳内一輝(3年・九州学院)の2点適時打などで3点を先制。3回も1死満塁と攻めたて、上茶谷をKO。2番手の梅津にも襲いかかった。

横田が右翼線への2点二塁打を放ち、柳内が2点打で続いて一挙4得点。5回には横田が1本目のソロを放った。大久保哲也監督は「びっくり! 出来過ぎですよ」。東洋大の3本柱の一角、甲斐野を出させなかった14安打10得点の圧勝に顔をほころばせたが、攻略への布石は入念だった。

練習でマシンを140キロ台後半に設定して速球対策。大久保監督はバットも指2本分短く持つように指示して「ストレートを狙わせた」。横田が「速く感じなかった」と胸を張るように、初戦でこちらも優勝候補だった東海大の速球派を攻略したのも自信になった。

横田にとって、主砲の岩城駿也(4年・東海大五)の助言も大きかった。「リーグ戦終盤に『トップの位置を動かさないように打てば』と言われ、そこから調子が上がった」。打率2割台前半に終わったリーグ戦から大変身を遂げている。

今年1月の練習始めで掲げた目標は、リーグ戦の春5連覇と全日本大学選手権では同校初の4強入り。宮崎産経大との九州対決となった準々決勝を前に、「あと一つは…。クリアしたい」と大久保監督。チームの歴史を変える。 (大窪正一)

◆横田翼(よこた・つばさ)1996年4月10日生まれの22歳。福岡市出身。横手小1年からソフトボールを始め、3年から硬式の「春日ボーイズ」、横手中では「福岡南リトルシニア」に所属。大牟田高では1年秋から遊撃としてレギュラー。3番遊撃で臨んだ3年夏は福岡大会3回戦で柳川高に1-4で敗れた。高校通算13本塁打。大学3年秋から外野手に転向。180センチ、82キロ。右投げ左打ち。

■宮崎産経大が福井工大に競り勝つ 境田ソロ&好守

豪快な一発と華麗な守備で、2番境田が宮崎産経大を8強に導いた。自らの得点で先制し、3回には右越えのソロ。「振り切ろうと思っていた」とスライダーに対応した。大学通算4本目、公式戦では2本目のアーチが貴重な追加点となった。

5回の二塁守備では二遊間の打球を好捕してグラブトス。併殺につなげた。初戦で創価大撃破の立役者となったエース杉尾剛史(3年・宮崎日大)ではなく、2投手の継投で臨んだ一戦。6イニングで走者を背負ったが、境田の好守もあり、最少失点で切り抜けた。

週に数回のペースで、全体練習後には高校時代から通い慣れたバッティングセンターに向かう。硬式球よりも飛ばない軟式球をバットの芯で捉えることで、打撃に不可欠なタイミングを養った。

出場41度目の福井工大に競り勝ち、三輪正和監督も「私が一番びっくり」と驚きを隠せない。次戦の相手は九産大だ。現在のメンバーは練習試合も含めて対戦がなく、3試合目にして初めて乗り込む神宮球場で九州対決に臨む。「やっと神宮。選手も喜んでいる」。立大出身の三輪監督がチームの思いを代弁した。 (伊藤瀬里加)

◆境田光希(さかいだ・こうき)1998年1月28日生まれの20歳。宮崎市出身。田野小3年から「田野スカイボーイ」でソフトボールを始める。田野中では軟式野球部。宮崎商高では2年秋から内野のレギュラーとなり、5番二塁で臨んだ3年夏は宮崎大会準々決勝で聖心ウルスラ学園高に2-5で敗れた。165センチ、68キロ。右投げ左打ち。

=2018/06/14付 西日本スポーツ=

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