買って損しない ドンキ激安6000円完全ワイヤレスイヤフォンが良い

買って損しない ドンキ激安6000円完全ワイヤレスイヤフォンが良い

  • ASCII.jp
  • 更新日:2017/11/25

ついにこの日が来てしまったのか。ナベ・カマ・トゥルーワイヤレスの時代が。

ドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」からトゥルーワイヤレスイヤフォンが発売された。商品名は「完全ワイヤレスイヤホン-充電式専用ケース付属-」と、そのまんま。価格は6458円。バッテリー内蔵充電ケース付きでこれは安い。

もっともAmazonにはさらに安いものもある。が、中には技適マークの付いていない、国内で使えば電波法に違反する製品も存在する。安かろう悪かろうで、場合によっては罪にもなるであろうリスクを考えると、ドンキなら少なくとも安心なのである。

すると気になるのが、安かろう悪かろうの部分。つまり、この値段でどの程度のクオリティーを確保しているのか。そこで店頭販売している充電ケース付きの製品で、いま一番安いトゥルーワイヤレスを試してみたのだ。

No image

背景は自宅最寄りのスーパー(?)でもあるドン・キホーテ第1号店。いつもお世話になっています

安くても立派にAAC対応

早速パッケージを開けて思った。安いものにこう言ってはなんだが、コスト排除感満載である。

しかし安い作りを取り繕うために無駄に飾り立てた安っぽさより全然いい。だいたい世の中のイヤフォンは、パッケージだのなんだのいらないところにお金をかけすぎだし、そもそも見た目の高級感や体裁なんて性能とは関係ない。と、そう思えば平気な程度の安っぽさである。

カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色。本体、ケースともに樹脂の表面はマット仕上げで、触るとしっとり感がある。Bluetooth 4.2対応で、ヘッドセットとしても機能する。オーディオコーデックはSBC、そして驚いたことにAACにも対応しているから立派だ。たまたまAACが使えるチップが安く調達できただけではないかと邪推はするが、立派なことには変わりがない。

ちなみに、このイヤフォンの製造元はモバイルバッテリーなどで知られるウイルコム株式会社だ。実はドンキの店舗へ行くと、まったく同じ形のウイルコムブランドの製品も並んでいる。パッケージデザインが違うだけで、値段も一緒。ウイルコムモデルの型番は「DZBES-100」、ドンキモデルの型番は「DZBES-100-D」。末尾のDはドンキのDだ。充電ケースの透明なフタがブラウンスモークになっていたりするので、カラバリの一種ととらえて選ぶと良いのではないか。

No image

内容物のすべて。これに説明書が付く。多言語対応ではなく日本語のみだから読みやすい

左右ペアで10gを切る軽さ

次に驚くべきところはイヤフォン本体の軽さだ。左が約4.5g、右が約5g。ああ、これでは高級プレミアム機の立場がない。もう4g程度では、高い値付けを正当化できない。今までそれで稼いできたブランドの皆さんはほかの手で頑張ろう。

バッテリーの性能はごく普通。イヤフォン本体のフルチャージに約1時間、それで約2.5時間の連続再生ができる。フルチャージにしたバッテリー内蔵充電ケースには、イヤフォンを約5回チャージする容量があり、都度継ぎ足して使えば1日は持つ。ちなみにバッテリー内蔵充電ケースの充電時間は約2時間。これは家に帰ってやればいい。

その充電ケースも実にお金がかかってなさそうに見えるが、コンパクトで大変よろしい。しかも軽い。フタにポップアップ機構はないので、ロックボタンを押しながら指で開けなければならないが、慣れたらこっちの方がイヤフォンを落としにくいという良さもある。

以上、基本スペックにまったく不満はなかった。それどころか立派過ぎて感心した。では装着だ。

No image

バッテリー内蔵充電ケースの外形寸法69×30×29.5mm、重量は約30g。ケース手前のボタンを押して蓋のロックを解除する

イヤーピースにも行き届いた配慮

付属のイヤーピースも気が利いている。XS/S/M/Lと4サイズが付属するシリコン製イヤーピースだが、XSを用意したのは素晴らしい。「あらこれ便利そう」と女性が買うことも想定しているのだろう。

さらに気が利いていると思ったのは、低反発ウレタン製イヤーピースが1セット付いていること。これはつまんで小さくして耳に押し込むと、耳穴の形に合わせて膨らむので、装着感はいいし、遮音性は上がるし、外れにくいし、ステージ用のイヤーモニターにも使われるとても良いものだが、ある程度使うとヘタってくる消耗品だ。が、これもパーツとしてドンキで売られているので心配ない。

とりあえずシリコンのイヤーピースで合わせてみた。とても軽くて心地よい。着脱も簡単だ。これで防水性能があれば、なお良かったと思う。

操作はエンクロージャー側面のマルチファンクションボタンでとなるが、通常このボタン配置は押すたびに耳の奥へイヤフォンを押し込むような不快感をともなう。しかしこのイヤフォンは、親指をマルチファンクションボタンに当て、イヤフォンの裏に人差し指をかけると、つまむようにして操作できる。だから操作にあたって不快感はない。

ペアリング操作も簡単だし、一度ペアリングしたスマホには自動的に接続する。機能的にも言うことがない。

ただ一般向けの製品として気になるのは、左右同じ形なので取り違えが起きやすいこと。左右が同じ形なのはコストダウンのためである。そう諦め、装着前にイヤフォンのLRの印字を確認するしかない。

さて、音はどうなのか。

No image

本体装着のMサイズを合わせて、シリコン製イヤーピースは4サイズ。黒いのが低反発ウレタン製

実用本位のトゥルーワイヤレス

これもドンキだからと言って低音爆盛りマイルドヤンキー仕様なんてこともない。ローエンドやハイエンドのレスポンスについては、はなから文句を言うようなものでもない価格だが、そこも穏やかな減衰があるのみで不満はない。6mm口径のマイクロドライバーなりの、ごく当たり前な落としどころだろうと思う。

ただフィッティングは少しシビアだ。装着角や、イヤーチップを押し込む深さによって、音のバランスは大きく変わる。低音が来ないとか、中高域が耳障りだとか感じたら、せっかくイヤーチップもいっぱい付いているので、面倒くさがらずにいろいろ試した方がいい。

動画再生時の音声遅延が少ないのも偉い。皆無とは言えないが、極小。テレビドラマでもミュージックビデオでも、画面と音がズレてイライラするようなことはない。値段が高くても音ズレがひどく動画に向かない製品はいくらでもある。

惜しいのは音切れだ。室内ならほとんどなにも起きないが、屋外を歩いている際など電波状況がコロコロ変わる場面では、右チャンネルの寸断が結構な頻度で起こる。どんなに高い機種でも、状況次第でプチプチ音が途切れてしまうのがトゥルーワイヤレス。これは避けようのないものとして諦めなければならないが、この部分はほかにもっとマシな製品もある。惜しい。

とはいえ、総じて機能や性能に限れば、1万円台前半の店頭販売品と同等ではないかと思う。激安価格にも関わらず、あちこち気が利いているので、多少の難があっても買って損した気にならない。個人的には落として行方不明になっても泣かなくてすむ程度に安いのがいいと思っている。気兼ねなく存分に使い倒せるトゥルーワイヤレスイヤフォンとして推したい。

■関連サイト

製品情報

著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

IT総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
2005年の今日、PHSのスマホ「W-ZERO3」が発売されました:今日は何の日?
価格優先の人必見! KingSpec製2.5インチSSD
Socket AM4対応のMini-ITXマザー2モデルがASUSから発売
銃ではなくて刃物です。なぜかライフル銃を模した形状の超小型マルチツール
  • このエントリーをはてなブックマークに追加