【モデルプレス=2019/11/11】女優の上白石萌歌を主演、俳優の細田佳央太を相手役に迎え、映画「子供はわかってあげない」が2020年初夏に公開されることがわかった。

(写真 : (左から)細田佳央太、上白石萌歌(C)2020「子供はわかってあげない」製作委員会 (C)田島列島/講談社)
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◆上白石萌歌主演「子供はわかってあげない」
今作は「モーニング」連載時から話題沸騰だった傑作コミックを沖田修一監督が映画化。もうすぐ夏休みのある日、高校2年の美波は水泳部の練習中に、ちょっと変わった書道部員のもじくんと学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる。
初めての恋、秘密の家族、様々な出会いで美波は成長。ひと夏の甘酸っぱい冒険に、誰もがあたたかなあの頃を思いだす。
◆上白石萌歌「人生の宝になる」
主人公の朔田美波を演じる上白石は、今作で沖田監督作品に主演で初参加。「かねてから大好きだった沖田監督の作品に携われることが心から幸せでした」と喜んだ。
上白石にとって特別な夏になった、7月から8月にかけて約1ヶ月の撮影。「10代最後の夏はすべての想いをこの作品に込めました。きっと人生の宝になります」とコメントを寄せた。
◆細田佳央太、上白石萌歌に「感化された」
そして、門司昭平役の細田は撮影について「沖田監督から『原作の門司くんっぽさは台詞で表しているから、細田くんは自由にお芝居して良いよ』と言って頂いて作品に入ったので、原作を意識しすぎず自分らしく門司くんと向き合うことができました」と回想。
上白石との共演に関しては「お芝居で引っ張って頂き、特にラストシーンの2人芝居では、目のお芝居に感化されました」と明かした。(modelpress編集部)
■上白石萌歌コメント
かねてから大好きだった沖田監督の作品に携われることが心から幸せでした。瑞々しい原作の空気感と沖田監督の映像美が、どんな化学反応を起こすのか楽しみで仕方がありませんでした。ずっと沖田監督の世界で息をしていたくて、撮影が終わるのがとても寂しかったです。
そして、共演の細田佳央太さんはお芝居をするうえで一番助けられた存在。門司くんは彼そのもので、細田さんがいなければ美波を演じきれなかったかもしれないと思うほどです。10代最後の夏はすべての想いをこの作品に込めました。きっと人生の宝になります。
■細田佳央太コメント
沖田監督から『原作の門司くんっぽさは台詞で表しているから、細田くんは自由にお芝居して良いよ』と言って頂いて作品に入ったので、原作を意識しすぎず自分らしく門司くんと向き合うことができました。
沖田組の明るく、笑いが絶えない雰囲気が、自然と原作の世界観に寄っていったのだと思います。上白石さんにもお芝居で引っ張って頂き、特にラストシーンの2人芝居では、目のお芝居に感化されました。高校最後の夏に沖田組での撮影に参加させて頂けたこと、素敵な共演者・スタッフの方々・作品に巡り会えたこと、全てに感謝です。
■沖田修一監督 コメント
何気なく手にして読んだ、好きな原作でした。田島列島さんの描かれた、独特のユーモアのようなものを映画にするのが難しそうでしたが、それ以上に楽しそうで、挑戦してみることにしました。
美波を探す中で、上白石さんに会いました。自分の映画の雰囲気にとても似合いそうだと思いました。素朴な可愛らしさがあって、映画のために身体を張ってくれる強さもありました。あとすごい泳げました。細田くんは、驚くほどに純粋な青年で、今時珍しいくらいでした。この2人と一緒に、映画を作れる喜びを感じながら、一夏の撮影をさせてもらいました。
■細田佳央太(ほそだ・かなた)プロフィール
2001年12月12日生まれ、東京都出身。小学2年生から雑誌やCMに出演。「検事・沢木正夫3 共犯者」(15/テレビ東京)でTVドラマデビュー後は、「川獺(かわうそ)」(16/NHK)、「テラフォーマーズ/新たなる希望」(16/dTV)、『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』(16/和泉聖治監督)、「先に生まれただけの僕」(17/日本テレビ)、「魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!」(18-19/テレビ東京)、「FINAL CUT」(18/フジテレビ)、「悪党~加害者追跡調査~」(19/WOWOW)などに出演し、本格的に俳優活動を始める。
『町田くんの世界』(19/石井裕也監督)では1000人超のオーディションを勝ち抜き映画初主演。今後の活躍が期待される俳優の1人である。
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