8月から9年ぶりの東京勤務となった

  • 西日本新聞
  • 更新日:2017/09/17

8月から9年ぶりの東京勤務となった。かつてお世話になった人の所へあいさつに行こうとして困るのが、なかなか探す場所が見つからないこと。丸の内、大手町、日本橋といった都心には、以前は見かけなかった真新しいビルが林立している。記憶している建物は、跡形もない。

2020年の東京五輪・パラリンピックを前に、東京の不動産市場は活況を呈しているそうだ。確かに街を歩いていると、ビル街の谷間から所々に建設用クレーンが見える。まだ十分使えそうなビルも取り壊され、次々に再開発計画が立ち上がっている。

私のような庶民にとっては縁遠い高級店ばかりの再開発ビルを歩いていると、学生時代の1980年代の終わりから90年代初頭にかけて暮らしたころと似た街のムードを感じる。でも、その後に起きたのが「バブル崩壊」だった。今回は大丈夫なのか。実感なき景気回復-。「宴(うたげ)の後」が怖い気がする。 (久永健志)

=2017/09/17付 西日本新聞朝刊=

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