【LA発】ヘンリー王子婚約に沸き立つ英国メディア 白人と黒人のハーフでバツイチ米国人と反対理由も事欠かず

  • ZAKZAK
  • 更新日:2017/12/05

英王室のヘンリー王子(33)と米女優、メーガン・マークルさん(36)の電撃婚約にメディアは今、沸き立っている。

現代のシンデレラ物語のヒロインが、3歳年上のバツイチ。しかも白人と黒人のハーフの米国人だから、保守派英国人にとって反対理由に事欠かないからだ。

一方、通称“ブラック・ビバリーヒルズ”と呼ばれる、メーガンさんの実家のある米ロス南部の高級住宅地はお祭りムード。英王室への花嫁誕生に米国、特にアフリカ系はもちろん、メーガンさんが知的なフェミニストで人種差別や人権問題の活動家とあって、王子の勇断にリベラル派から歓迎の声が上がっている。

中には、彼女が過去にトランプ大統領批判をしたようには、今後、自由に発言できないとの懸念も出ているようだが。

ダイアナ妃やキャサリン妃への過激な報道に見られたように、英王室はいつも注目の的で、作られた映画やドラマは数知れず。血塗られた英王室史や教会の熾烈な権力争いも描かれてきた。

中でもお勧めがNetflixのドラマシリーズ「ザ・クラウン」だ。1952年に英国王ジョージ6世が急逝し、25歳の長女がエリザベス2世として即位。彼女の愛と孤独、王室内の人間模様が赤裸々に描かれる。シーズン1全10話の制作費は、史上最高の約145億円。話題の大作はテレビドラマの最高傑作に仕上がった。多くの賞に輝き、女王自身もファンという。

興味深いのは、ジョージ6世の兄、ウィンザー公爵のくだり。国王エドワード8世の彼が、離婚歴のある米女性のシンプソン夫人と恋に落ちるが、離婚者との結婚を許さない英国国教会の反対で、王位を捨て夫人を選ぶ。「王冠を賭けた恋」として当時世間を騒がせた。

ドラマでは夫人が女王の戴冠式出席を許されなかったため、公爵もパリの自宅に留まり、テレビ中継で式を眺める。元英国王の寂しさを表す抑えた演技が心を打つ。

さらに、女王の妹、マーガレット王女が離婚歴のある大佐との激しい恋を引き裂かれ、自暴自棄に陥るシーンも涙を誘った。待望の同作シーズン2の配信が8日から始まるが、女王と夫、フィリップ殿下の確執が描かれるという。

2002年には英国国教会は離婚経験者の教会での婚姻を認めるようになり、ヘンリー王子の結婚も可能になった。昔に比べ開かれつつある英王室と教会。メーガンさんを迎え、新時代に突入した現実の英王室の新たなチャプターにも目が離せない。(板垣眞理子)

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