男を破滅に向かわせる"地雷女"の見分け方

男を破滅に向かわせる"地雷女"の見分け方

  • PRESIDENT Online
  • 更新日:2018/01/14

サボり、陰口、逆ギレ……。扱いに困る職場の“問題児”を放置すると、大被害に発展することもある。そのなかには「地雷女」と呼ばれるようなタイプがいる。見分け方と対処法を、経験豊富な専門家に聞いた――。

ワガママ女の暴走を許すな

「地雷女」という言葉を聞いたことはあるだろうか。一見、無害なふりをして潜んでいながら、ひとたび接し方を間違えると爆発し、周囲の人間に大きなダメージを与える女性の通称である。今回は、その中でも特に、職場に埋まっている「地雷女」について、発見法と被害の防ぎ方を考えていきたい。

人材採用・育成のプロとして活躍するアチーブ人財育成社長の諌山敏明氏は、入社10年前後で28~32歳くらいのベテラン層に、地雷女が多発していると指摘する。

「特に入社以来同じ仕事をルーティンでこなしている人に顕著な傾向です。担当業務がブラックボックス化していて、手の抜き方も知っている。その結果、頑張らずにできる仕事しかこなさなくなります」

働く女性は、仕事の能力と意欲を軸に4タイプに分類でき、それぞれに対しての適切なマネジメント方法がある(図参照)。

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「仕事の能力はあるのに、意欲がない状態のベテランタイプに、地雷女が多く存在します。上司は、正し、諭していかなくてはなりません」(諌山氏)

地雷女が仕事の手を抜いてしまう根本的な理由は「ラクしたい、責任から逃れたい」という気持ちがあるから。そのため「できません」「ムリです」などのネガティブな言葉が口癖になっているのが特徴だ。

「心理学で、セルフハンディキャッピングという言葉があります。『できない』などと自ら限界を決めてしまうネガティブな発言がこれにあたります。ベテランが厄介なのは、過去の事例を挙げて『こういう理由だからできない』『こういうことがあったので、したくない』と、自分以外の何かのせいにして主張してくる点です。また、女性は洞察能力が高いため、主張が通りそうな相手を選んで『できません』『やりたくありません』と拒否してくる場合もあります」(同)

地雷女にこのような態度を取られれば、上司はフットワークの軽い他の社員に仕事をまわすことになる。仕事の逃れ方を覚えた地雷女は、ずっと面倒な業務から逃げ続ける。こうした地雷女の職務怠慢が会社の損害にもなりかねず、場合によっては管理者が責任を問われることとなる。

地雷女が与える被害例はほかにもある。たとえば、服務規程を無視して、異性を挑発する過激な服装、職場にはふさわしくないファッションをする女性社員がいたとしよう。上司はそうした服装を注意すべきだが、その注意をセクハラと受け取られることを恐れ、黙認してしまう場合がほとんどではないだろうか。これを、地雷女は「注意されないからOK」と都合よく解釈してくるのだ。

「揚げ句の果てには、上司をなめて、傍若無人化する。これが、地雷女を生むメカニズムです」(同)

メモやメールが、身を守る武器に

女性社員を叱責すると、泣いてしまうのではないかと不安に思う男性は多いだろう。しかし、そこは心配がない。

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PIXTA=写真

「甘ったれて泣く、泣いてごまかすなどの『すぐ泣く地雷女』は減少傾向にあります。一昔前の、職場に女性が少なくて、もてはやされていた時代には、確かにすぐ泣く女性社員がたくさんいました。しかし、今は職場に女性が増えてきたので、物事を泣いて解決しようという女性は減ってきた。甘えに厳しい同性の目があるため、泣くに泣けないのです。それに、男性には負けられないという気概のある女性も増えてきていますからね。今、女性が職場で泣くとすれば、多いのは悔し泣き。『仕事ができず、期待に応えられない自分が悔しい』というのが主な理由です」(同)

むしろ、注意されて泣くどころか、反撃してくるのが地雷女なのだ。

「上司から注意されると、『ほかの人は注意されてないのに、どうして私だけ怒られるんですか!?』などと逆上するケースも少なくありません。さらには、注意された本人があたかも被害者であるかのように周囲の人間に言いふらし、上司の評判を下げることもあります。結局、原因は上司が侮られているという点に尽きます。的確に注意叱責できない人、威厳がない人というレッテルを貼られてしまったら最後、地雷女はのさばる一方。女性は『上司を試す』行動を取ることもあるので、さらに注意が必要です」(同)

地雷女とは、日常的なやりとりを交わす際にも注意が必要だ。

「地雷女にとって、もっとも大事なことは『保身』です。自分の身が危なくなると、逃げるか攻撃してきます。重要な数字、日時、数量、計数関係は、しっかりメモやメールなど文字にして残さないと、足をすくわれる。言った、言わないと責任のなすり合いになりますから」(同)

ただし、証拠を残すべきことと、残してはいけないものを吟味することも重要。メールやSNSには、文字に残るというリスクも伴う。

「特に注意すべきは、相談事。相談は時に感情も含んだやりとりになりますが、文字だけで真意をくみ取ったり、伝えたりするのはほぼ不可能。相手に誤解や不快感を与えかねません。『報・連・相』のうち、報告と連絡は文字に残し、相談は残さないほうがいいと覚えておくといいでしょう」(同)

表情、口癖から危険を察知せよ

地雷女といっても様々なタイプがいる。諌山氏は、地雷女を表情と話し方で4タイプに分類し、それぞれに最適な対処を行うことで、被害を最小限に食い止められると話す(図参照)。

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「この表情と話し方によるタイプ分類が優れているのは、自分と地雷女との相性診断にも使える点です。現実派と友好派、理論派と社交派というように、図の対角に位置するタイプ同士は、そもそもウマが合いません。たとえば私は表情があまり外に出ず、話すスピードが速い『自己中心的な現実派』です。表情が外に出やすく、話すスピードが遅い『優柔不断な友好派』は、自分とは正反対の理解しづらい苦手な存在。こういう相手を放置すると、お互いを避け続けることで問題が起きるか、ひどい衝突を起こすかです。したがって、意識してほかのタイプ以上に、相手に合わせたコミュニケーションを自分から進んで取るように心がけています」(同)

表情や話し方以外にも地雷女を見分ける方法はある。コミュニケーション研究家であり、悪女研究を趣味とするアップウェブ代表の藤田尚弓氏は、問題にぶつかったときの口癖に注目する。

「『地雷女』は性格ではなくコミュニケーションスタイルに問題があります。特に、問題にぶつかったときの対処法に癖があるタイプの人たちが、突然怒り出すというような行動を取るのです。そのため、トラブル時の口癖などが見分けるヒントになります」

藤田氏は、問題発生時のコミュニケーションスタイルを5タイプに分類する(図参照)。地雷女とは、トラブル時に強い主張、反応をしてしまうタイプの人たちだ。

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「図のA『強い主張タイプ』とE『決別タイプ』がこれにあたります。この人たちは、自分が認められないことが起こったときに、相手を攻撃し始めるので、トラブルになるのです」(藤田氏)

それぞれの特徴を見ていきたい。「○○べき」が口癖のA「強い主張タイプ」は防衛本能が強く、人から責められたように感じやすい。頭のいい人が多く、理屈っぽくなる可能性もある。

「まじめで正義感、責任感が強く、決まりやルールは守るほうです。同時に、自分がこうするべきと思っていることは、当然人もやるべきと考えるため、面倒な一面もあります」(同)

対処にコツが必要なのは、問題が起こると無言になるE「決別タイプ」だ。

「自分と合わない相手を切り捨てるこのタイプは、言葉にして感情を外に出すことがあまりありません。表情などには、多少表れているはずですが、男性は言葉以外の情報を読み取ることが得意ではないので、何を考えているのかわからないと感じてしまう。ですので、頷いたり、質問を多めにしたりして、彼女たちから言葉を引き出すようにするといいですね。たとえば、『意見を聞かせてもらえる?』という言い方をしてみてもいいでしょう」(同)

ただし、ほとんどの女性は誰しも多かれ少なかれAからEまですべての性質を持っているという。

「女性は、環境やケースに合わせてAからEまでの反応を使い分けているんです。自分にとって些末な問題の場合、多くの人がC『許容タイプ』の態度を取ります。一方、自分が成果を出さなくてはいけない仕事に際してはA『強い主張タイプ』の態度を取るでしょう。使い分けは悪いことではありません。また、集団の和を尊ぶ日本では、B『協調的解決タイプ』であるべきという風潮があったりもしますが、時と場合によって使い分けるべきなんです」(同)

地雷女の問題点は、この使い分けがうまくできず、いつでも強い主張や決別という、周りの人にとって厄介に感じられる態度ばかりを取ってしまうところにある。

「原因は過去の成功体験にあります。『大きい声を出せば、主張が通った』『無視していたら、思うとおりに運んだ』と学習してしまい、その後トラブルが起きるたびに同じ反応をするようになるのです」(同)

怒らせた原因を聞き、謝り倒す!

そんな地雷女とうまく付き合っていくために、藤田氏は以下の3つのステップを踏んでコミュニケーションを取るべきとアドバイスする。

ステップ1は、相手の言葉を否定する「でも」や「しかし」などの接続詞を使わないこと。

ステップ2は、否定的なニュアンスを肯定的に言い換えて伝えること。

ステップ3は、地雷女の主張を受け止め、共感を示す言葉を加えること。

たとえば地雷女の提案とは違う案を通したい場合は、「でも、スケジュール的に間に合わないだろう」などと否定的な言葉で一蹴するのではなく、まずは地雷女の提案に耳を傾ける。そして、「ああ、確かに。期日重視じゃなかったら、俺もA案を選ぶかもしれない」と肯定的な言葉を使って共感を示し、主張を認める。そのうえで、「残念だけど、今回はB案で行こうか」と伝えるのだ。

しかし、このような涙ぐましい努力を行っていても、地雷を踏んでしまうこともあるだろう。最後に、その場合の挽回法を諌山氏に聞いた。

「嫌われたり、怒らせたりした原因をまずは知ること。そして、真摯に受け止め、相手に謝ることです。どうしても原因がわからない場合は、怒っている理由を本人に直接聞いてみるといいですよ。相手があまりにも機嫌を損ねてしまっている場合は、初めのうちは答えてもらえないかもしれませんが、めげずに尋ねていると、相手も折れるものです。男性は面倒くさがってしまいがちですが、地雷女がほかの女性社員に話を広めて、結託・報復される可能性を考えると、そこは素直に頭を下げるのが得策です」

今後、会社に占める女性社員の割合は、ますます増えていく。地雷女をきっかけに、ほかの社員からの信頼を損ない、チームのコントロールが不能になってしまえば、「マネジメントができない」という理由で、昇進が見送られてしまう可能性もある。また、「女性の部下と何かトラブルを抱えている」と妻から疑いをかけられ、家庭不和につながるケースも珍しくない。出世や家庭を一踏みで破壊する地雷女を見分けながら、職場という名の危険地帯を無傷で渡りきってほしい。

諌山敏明
アチーブ人財育成社長。住友生命保険で営業社員の人材育成、採用を行い、2012年に独立。著書に『男性管理職のための女性部下マネジメント』がある。

藤田尚弓
コミュニケーション研究家、アップウェブ代表。地方警察署、銀座のクラブなどを経て、2006年より現職。著書に『悪女の仕事術』など多数。

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