【交番で不倫行為】尼崎の男女警察官が仮眠時間を削って快楽に没頭「雰囲気に流されて」懲戒処分

【交番で不倫行為】尼崎の男女警察官が仮眠時間を削って快楽に没頭「雰囲気に流されて」懲戒処分

  • 文春オンライン
  • 更新日:2020/03/26

兵庫県警尼崎東署の交番で不倫を繰り返していた男女の警察官が3月19日、懲戒処分を受けた。

捜査への影響がなかったのがせめてもの救いといえるだろうか。妻子ある男性巡査部長(32)と独身の女性巡査(21)が逢瀬を重ねたのは交番勤務中だった。上司である巡査部長が巡査を食事に誘って始まったという2人の恋は「雰囲気に流されて」(兵庫県警)、あれよという間に抜き差しならぬ関係となり、とうとう3回にわたって交番で肌を重ねる事態にまで発展した。

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※この画像はイメージです ©iStock.com

交番の休憩室で性行為に及んだ2人

警察官というある意味、プライベートも何もなく、24時間体を張る仕事。交番はその最たるもので、勤務は当番、非番、日勤の3交代で当番のときは24時間勤務。2人は交番の休憩室で今年1月~2月に性行為をしていたという。

激務のなか、閉店の看板をかかげて交番内で男女が楽しむ余裕などあるのだろうか。例えば警視庁管内にある国内最大級の交番、歌舞伎町交番の、テレビでの特別番組でいつも放映されるのは24時間、休む間もなく事件が勃発し、出動を続ける警察官の姿だ。むしろ「業務への支障はなかった」というのが奇跡に思える。

ただ、現役の警察官の話を聞くと、どうもすべてが歌舞伎町交番のような状態ではないようだ。

「場所によってはあまり事件・事故もなく、事件処理よりも、何もない退屈や眠気に打ち勝つことの方が大変な交番もある」

不倫の代償は「一生、出世に響く」懲戒処分

ある男性警察官はこう打ち明ける。この警察官はあえて立ち番をしたり、別の同僚に電話をかけるなどして睡魔と戦ったこともあるという。

ただ、交番勤務にも仮眠時間は当然ある。驚くのは今回の兵庫県警の男女がその仮眠時間を削ってまで快楽にふけっていたことだ。別の警察関係者は2人の行為に顔をしかめながらも「あの貴重な仮眠時間をけずってまで汗をかいていた2人の若さ、体力に驚く」と打ち明ける。

そんな仮眠時間を削った果てに待っていたのは、警察官として「一生、出世に響く」(前出・警察官)懲戒処分。男性巡査部長は減給10分の1(1カ月)、女性巡査は本部長訓戒となった。

常にトップをキープしている処分事由は「異性関係」

昨年だけでも警察の不祥事をめぐっては高知県警や北海道警の女性巡査と複数の男性警察官との不倫が明らかになったが、実は、警察庁の統計では、懲戒処分者数は年々減り、2019年は243人と過去最低に迫る水準だった。

そのなかでも常にトップをキープしている処分事由はやはり、「異性関係」だ。ここ数年の数字だけをみても常に3割をキープしている。

なぜ異性関係なのか。「背景には女性警察官の進出がある」と皮肉な見方をする警察関係者もいる。

またも警察庁の統計を引けば、02年度には4.0パーセントだった女性警察官の比率は18年度に9.4パーセントにまで上昇。新任警察官に限っては17年度には17.8パーセント。実に6人に1人が女性というレベルにまで広がっている。

女性警察官が増えるにつれ、セクハラも増加

職種も交通などに限らず、暴力団などの組織犯罪を扱う部署や体力勝負の機動隊、殺人を扱う捜査1課など、あらゆる職種に女性警察官が配属されつつある。

そもそも組織内で男女が出会う確率が格段に上がっているというわけだ。異性関係のなかでも多いのはセクシャル・ハラスメント。それだけ女性が増えれば不祥事の割合のなかで異性関係が増えるのも無理はないともいえる。

しかも署長などの幹部登用も広がり、幹部の女性比率も18年度には498人と、09年度の142人の3倍以上にまで上がっており、今後は逆セクハラが増える可能性まである。

他の組織でもトラブル続出

女性の進出にともない、トラブルが起きているのは警察組織だけではない。

他の組織を見てみると、女人禁制の組織の最たるものと言えばかつては潜水艦勤務だったが、自衛隊では18年にとうとう解禁。まだ特にトラブルの報告はないが、いち早く11年に解禁した米海軍では14年には男性兵士による女性兵士のシャワー姿の集団盗撮事件が発覚、最近でも女性兵士のセクシー度ランキングリストが出回るなどトラブルが続発した。

無論、男女の比率が増えたといってもそれが男女間の不祥事が増える理由に直結するわけではない。問題は、女性登用拡大の大方針が進むなかで、それに伴って必要となるはずの制度や運用が十分に整備されきっていないことかもしれない。

ワークライフバランスは警察の課題

警察官のなかで職場結婚が多いことは知られている。職場で生涯の伴侶がみつかることは喜ばしいことだが、それはあまりプライベートの時間が取れなかったり、私生活の規律に過度の制限がかかったりしていることの裏返しでもある。

ワークライフバランスは現在、警察が組織を挙げて取り組んでいる課題のひとつではあるが、残業時間の削減にしても、実際は勤務した残業時間を勤務表に付けないだけのサービス残業も現場ではまだまだ見られ、道半ばだ。

元々の規範意識の欠如は指摘するまでもないが、プライベートな時間が十分にとれていたら、果たして兵庫県警の男女は不倫場所に交番を選んだだろうか。勤務時間を選んだだろうか。

不祥事の削減には規範意識の改革が肝であることに変わりはない。だからこそ、懲戒処分者数は2012年にピークを迎えたのを最後に減少に転じたのだと信じたい。ただ、女性登用、ワークライフバランスなどの施策がかけ声重視、実態軽視で進めば、歪みはたまる。その歪みをできるだけ少なくすることも、不祥事削減、ひいては警察組織の強化に資するはずだ。

(末家覚三/週刊文春デジタル)

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