深度合成モード&フォーカスブラケットでどこまでもピントが合うオリンパス『OM-D M-1 MKII』

深度合成モード&フォーカスブラケットでどこまでもピントが合うオリンパス『OM-D M-1 MKII』

  • @DIME
  • 更新日:2016/12/02
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■連載/

■Introduction

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私が使っているOLYMPUS『OM-D E-M10MKII』になくて『

グリップだけのモックアップを作って握り具合を確認。全体のモックアップは既に存在するが、さらに細かく検証するために複数のモックアップが作られる。

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ボディ全体のモックアップも何段階にも分けて作られる。これはかなり初期のものだが、ダイヤルやボタンがあり、高さやサイズなどを確認できる。

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黒く塗装されてダミーのマウントが付けられたモックアップ。ここまで来ると本物の交換レンズを装着してカメラとのバランスも確認できる。オプションのタテ位置グリップも合わせてデザインされている。

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遠くから見れば製品のように見える最終に近いモックアップ。センサーがないので本物ではないことに気付くが、レンズを付ければ見分けがつかないかもしれない。

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製品のグリップ部はこうなった。前後にあるダイヤルを回すときの抵抗感が微妙に違うダイヤル外周のテーパーの違いかもしれないが、細かいところまでこだわりが詰まったインターフェイスなのだ。

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液晶画面の右隣にある十字キーも拳銃のグリップのようなチェッカリングが刻まれ押しやすくなっている。

■Experiment

それではここから、深度合成とフォーカスブラケット撮影を検証してみよう。メニューのブラケット撮影に「Focus BKT」があり、ここを選択すると「深度合成」が表示されるのでONにすれば準備完了。オプションでフォーカスブラケット時に使う「撮影枚数」、ピントを送る細かさを決める「フォーカスステップ」、ストロボを使った場合の連写の間合いを調整する「充電待ち時間」も設定できる。あとは好みの絞りを選択してシャッターを切るだけ。回折現象を考えるとあまり絞らずに使いたいが、その場合は全域にピントが合わない可能性もあり、テスト撮影が必要になる。

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まず、メニュー画面から「撮影メニュー2」を選択して「ブラケット撮影」へと進む。ブラケット撮影の中に各種ブラケットがあり、その一番下にある「Focus BKT」を選択。

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深度合成がでてくるので、これをONにする。あとの設定はしなくても構わない。

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8枚撮影する画像のAF範囲を決める「フォーカスステップ」広げるとピントの合う範囲が広くなる。

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左がF22で撮影した画像、右が深度合成を使った画像。左の画像では手前の犬と奥のレゴのピントが甘くなっているが、右は前から後ろまでピントが来ている。

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リサイズすると良く分からないのでレゴの歯車の部分を拡大してみよう。左がF22で、右がF11で深度合成撮影した画像。右のピントがシャープなのは一目瞭然だ。

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手前の犬も拡大表示してみよう。左のF22はさすがにここにピントを合わせているのでシャープだ。しかし、右の画像もそれに負けず劣らずシャープである。

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分かりやすくするためにどちらもF2.8で撮影した。左の画像では一眼レフカメラにピントを合わせた。右の画像では犬からレゴまでピントが合っているのが分かる。一部不自然な部分があるが、絞り開放でここまでピントが合った画像は不思議に見える。

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最後にフォーカスブラケット機能を使ってみよう。これは深度合成より撮影枚数を増やすことでさらに前後のピントを深くできる機能で、画像補正ソフトを使って撮影後の画像を合成する必要がある。今回はF8で7枚撮影している。ちなみに撮影枚数は999枚で設定できる。この画像は合成前の1枚だ。

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撮影した画像をレイヤーとして読み込み、Photoshopの場合は自動合成機能があるので、それを使って1枚の画像にまとめられる。

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完成した画像はF22で撮影したものより、前後にピントが合っており、画像がシャープだ。よく見ると画像周辺部の板の部分がボケており、この方法ではトリミングが必要なことが分かる。

【研究結果】

深度合成モードは期待通りに使える機能だった。本職のカメラマン以外でブツ撮りの必要に迫られた場合、キチンとしたライティングが出来ないので、絞り込めない、ピントが甘くなるという問題に直面するが、深度合成モードと三脚があれば、問題解決である。オークションへの出品用の写真、SNSに料理写真をアップしたい、子供が学校で作った作品撮りとか、マクロのニーズは意外に高い。もちろん風景写真や屋外でのマクロ撮影などにも応用できる。この深度合成が使えるのは『OM-D M-1 MKII』と『OM-D M-1』の2機種のみである。私としては便利な機能なので、ぜひ、他のモデルにも搭載して欲しいのだ。ちなみにフォーカスブラケットは『OM-D E-M10MKII』と『OM-D E-M5 MKII』にも搭載されている。

(文/ゴン川野)

カメラ生活42年、小学生でオリンパスPEN-Fを愛用、中学生で押し入れ暗室にこもり、高校では写真部部長。大学卒業後、単身カナダに渡りアウトドアスクール卒業後「BE-PAL」を経て本誌ライターに。保有交換レンズ41本、カメラ28台(見える範囲で)。阿佐ヶ谷レンズ研究所もよろしく。

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

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