聖心ウルスラ学園甲子園1勝 戸郷毎回11K完投

聖心ウルスラ学園甲子園1勝 戸郷毎回11K完投

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2017/08/11
No image

9回2死、早稲田佐賀・春日井を空振り三振に仕留めほえる戸郷2回1死二、三塁、先制のスクイズを決める上村

No image

九州ダービーは聖心ウルスラ学園に軍配-。どちらが勝っても春夏通じて甲子園初勝利だった初戦の九州対決で、12年ぶり2回目の出場の聖心ウルスラ学園(宮崎)が、初出場の早稲田佐賀を5-2で破った。聖心ウルスラ学園の2年生エース戸郷翔征は5回1死までノーヒットピッチング。毎回の11三振を奪い、2失点(自責1)で完投した。打線も全員安打となる10安打で戸郷を援護した。早稲田佐賀は5点を追う7回、8番の鈴木隆太(3年)の左前適時打など4連打で2点を返したが反撃は及ばなかった。聖心ウルスラ学園は2回戦で聖光学院(福島)と対戦する。

甲子園初勝利の味は格別だった。「先輩たちが達成できなかった目標。僕らが達成できてよかった」。聖心ウルスラ学園の2年生エース戸郷の顔はほころんでいた。

右腕の戸郷は5回1死までノーヒットピッチング。184センチの長身から繰り出す最速141キロの直球と鋭く曲がるスライダーを駆使して早稲田佐賀打線を苦しめた。

試練は5点リードの7回に訪れた。3巡目で球を見切られ、先頭から4連打を浴び、わずか6球で2点を返された。味方を不安にさせるので「試合中はポーカーフェースを意識している」という戸郷も「つい焦りが顔に出そうになった」。

そこで女房役の赤木主将に「球は来ている。おまえの投げたい球を投げてこい」とハッパを掛けられた。「これで気持ちが切り替わった」と吹っ切れた右腕。相手の大応援団の声援も「自分への応援と思うようにした」と、なお続く無死二、三塁のピンチで後続を抑え込んだ。終わってみたら毎回の11K。「追い込んだら(三振を)狙っていった」と胸を張る。打線も全員安打の記録をつくり、小田原監督は「歴史を刻んでくれた」とナインをたたえた。

2回戦の相手は、11年連続出場の聖光学院。この甲子園常連校と実は大阪市内の同じ宿舎に泊まっている。戸郷は「やりにくいが、自分たちが倒して優勝したい」と宣言した。「九州対決」に続いて「同宿対決」も制し、上位を狙っていく。 (米村勇飛)

◇      ◇

上村先制スクイズ 2点適時打には「びっくり」

戸郷と同じ2年生の上村が3打点と大活躍した。本来は背番号10の控え投手だが、早稲田佐賀の左腕対策として、「7番二塁」で先発出場。2回に「公式戦ではやったことがない」というスクイズを決め、4回は「自分でもびっくり」と振り返る2点適時打を放った。身長162センチと小柄だが、小田原監督が「打撃のセンスもあるし、小技もできる」と評する右腕は、次戦へ向けて「ちょっとマウンドに立ってみたい」と笑顔を見せた。

=2017/08/11付 西日本スポーツ=

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

高校野球カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
[全中]2回戦フォトニュースまとめ
“守備の人”天理・山口 新記録大会61号「まさか自分とは...」
清宮幸太郎、中村奨成ら U18日本代表20人発表
天理久々4強!中村順司元PL学園監督から祝福電話
大阪桐蔭 新チームが始動 福井主将 中川へ「絶対折れたらアカンぞ」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加