LCCよりMCC!快適な節約旅行は中堅航空会社が狙い目

LCCよりMCC!快適な節約旅行は中堅航空会社が狙い目

  • MONEY PLUS
  • 更新日:2017/12/08

LCC(ロー・コスト・キャリア)という単語はいまや多くの人に認知されていますが、MCCという3文字をご存知でしょうか。これはミドル・コスト・キャリアの略で、中堅航空会社と言われることもあります。MCCという単語は知らずに「ANAやJALではないのでLCCだろう」と思って利用されている方もいるようです。安さと快適さのバランスがいいMCC、いま注目の移動手段にスポットを当ててみました。

MCCとは?

安い航空会社と言えばLCC。そしてそれ以外に飛んでいる日本の航空会社といえばANAやJALが即座に思い浮かぶでしょう。ANAやJALはLCCに対してFSC(フル・サービス・キャリア)と呼ばれたり、レガシーキャリアと呼ばれたりします。

その中間に位置するのがミドル・コスト・キャリアのMCC。言葉のとおり、ANAやJALよりは料金が安く、LCCよりは高いというミドルコストなランクにあります。

現在、日本の航空会社の中でMCCとなるのはスターフライヤー、スカイマーク、ソラシドエア、エアドゥなどが位置づけられています。これらの会社はANAやJALでないのでLCCと思われている人も多いのですが、これらはLCCとは違うランクです。

航空券の料金に関しては先述のとおりLCCとFSCの間になります。

LCC・MCC・FSCの料金差

飛行機の料金というのは季節と購入する時期によって変動するので一律ではありませんが、この季節の東京・沖縄間を例にとってみてみましょう。

2ヶ月先の料金を見ると、FSCでは羽田空港―那覇空港間が11,000円前後から(時間帯によって変わります)。MCCが羽田空港―那覇空港間で9,000円前後。LCCで成田―那覇空港間が7,000円弱となります。

LCCの強みは購入から搭乗までの期間が短くなっても料金は基本的に変動しないこと。一方FSCに関してはどんどん料金が高くなっていきます。MCCも利用が近づくにつれ料金はあがりますがFSCほどではないので、搭乗までの期間が短ければ短いほどFSCとMCCの差は大きくなっています。

MCCは座席指定料金がかからない

LCCと言えば座席を指定するのにも料金がかかりますが、MCCはANAやJALなどのFSCと同じく座席指定料金がかかりません。友人や家族との旅行の場合には出費を抑えることができるのでとくにありがたいですね。

MCCは座席が狭くない

LCCの場合は可能な限り低料金にするために一度に乗ることができる人数を増やす必要があり、座席の間隔が狭くなっています。一方MCCはFSCと同じかそれ以上の広さを確保している会社もあるのです。

例をあげると、快適さという意味でとくに人気のスターフライヤー。エアバス社のA320という機材を使っています。同じA320を利用したときのANAの国内線と比べると、シートピッチ(前の座席との間隔)がLCCは 29インチ(73.6cm)、 ANAが 31インチ(78.74cm)、そしてスターフライヤー 34インチ(86.36cm)と圧倒的にスターフライヤーが広くなっています。

またソラシドエアは公証で「シートピッチ平均81cm(一部広い座席もあります)」となっているので、これもANAやJALのエコノミー席よりも広くとられています。

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またこちらの画像はスターフライヤーのシートですが、ANAやJALでもエコノミー席にはないフットレストがついていて、かなり快適です。FSCであっても人が座っている状態で座席の前を他の人が通るのは難しいスペースですが、このスターフライヤーの場合は可能なのです。

MCCは無料のドリンクサービスもある

LCCの場合は機内サービスがないためドリンク類は全て有料となりますが、スターフライヤー、エアドゥ、ソラシドエアでは一般的な無料ドリンクサービスがあり、スカイマークは無料のものと一部有料でのドリンク販売となります。

スターフライヤーのホットコーヒーにいたっては、コーヒーショップの「タリーズ」と共同開発をしたスターフライヤーオリジナルのコーヒーが出され、チョコレートもついてきます。このあたりでもFSCとの差別化、FSC以上のサービスを目指しているのが感じられます。

快適さで特に人気なスターフライヤー

スターフライヤーのシートは先述のようにシートピッチが広くフットレストがついています。またシートは総革張りで背もたれのリクライニングだけでなく座面も前後し調整できるので座りやすい体制をとることができるのではないでしょうか。

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またエコノミーシートでもモニターがついていたり、USB電源がついていたりする便も多く、この点でもFSC以上に快適に移動することができます。

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手荷物の重量制限は?

LCCでは手荷物の重量制限が7kgのところが多くこれを超える場合は有料になります。荷物の中身が衣類程度ならよいのですが、少し大きめのデジタルカメラやパソコンが入ると意外と7kgというのはすぐにいってしまうので注意が必要です。一方MCCはFSCとほぼ同じで機内持ち込みが10kgまで預入荷物が20kgまで無料という会社が多く、その点でも追加の料金が発生する可能性が少なく安心できます。

やはり大きい羽田空港と成田空港の差

LCC基本的に成田空港離発着、中でも多くのLCCが成田空港の第三ターミナルとなり成田空港駅に着いてからも少し距離があるのが難点です。これは利用する人の住んでいる地域によって変わってきますが、MCCの離発着は羽田空港からになるので交通の便がよい人のほうが多いのではないでしょうか。

節約旅行のためにLCCでチケットをとっても、都内から成田空港までの移動で料金がかかったり、荷物が多く追加料金がかかってしまったりと意外とあとから料金がかさんでしまうこともあるので、注意が必要です。

安さと快適さのバランスがいいMCC。移動時間や機内で過ごすストレスなどを考えると、実はこちらの方がコスパがいいかもしれません。節約旅行でも、快適さを求めはじめる時代になってきたのではないでしょうか。

ソラシドエア 写真:ロイター/アフロ
スターフライヤー 写真:矢野きくの

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