野上が史上5人目...西武から巨人へ、FA移籍の歴史

野上が史上5人目...西武から巨人へ、FA移籍の歴史

  • ベースボールキング
  • 更新日:2017/12/06
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巨人に移籍した野上亮磨(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 早くも3選手が移籍

2017年も残り1カ月を切った。プロ野球はFA市場の動きが活発になってくる頃。日本ハム・増井浩俊のオリックス移籍を皮切りに、阪神・大和がDeNAへ、そして西武・野上亮磨は巨人へ。注目のFA戦士たちが移籍を決断した。

なお、移籍が決まった3人はいずれも“国内FA権”を行使した選手たち。メジャー挑戦を表明しているオリックス・平野佳寿とロッテ・涌井秀章のほか、日本ハム・大野奨太とソフトバンク・鶴岡慎也は海外FA組で、彼らの動向はまだ決まっていない。今後の展開に注目が集まる。

◆ 西武⇒巨人のFA移籍は5人目

かつてはストーブリーグの主役だった巨人。昨年は史上初のFA3選手獲りが大きな話題を呼んだが、今オフもFAでの補強を行った。今季西武で11勝を挙げた野上亮磨の獲得である。

プロ9年間の通算成績は207試合で53勝56敗、防御率4.03と特筆したものはないものの、巨人の鹿取義隆GMは「ローテーションを守って11勝を挙げたハイレベルな投手。成績だけでは表せない良い部分も含めて、投手としての総合力が高い」と期待を寄せている。

特に今季は菅野智之、マイコラス、田口麗斗の先発3本柱が合計44勝17敗とリーグ屈指の安定感を見せながら、それに続く投手が最後まで出てこなかった。終盤になってルーキーの畠世周がいい働きを見せたものの、来季は柱の一角を務めたマイコラスが抜けるとあって先発陣の補強は急務。そこで野上に白羽の矢が立った。

今回の野上の移籍により、西武から巨人へのFA移籍は史上5人目。ソフトバンク(ダイエー時代含む)への4人を抜いて単独トップになった。

【西武・FAでの国内移籍まとめ】
<巨人>
1996年 清原和博(金銭)
2005年 豊田 清(江藤 智)
2013年 片岡治大(脇谷亮太)
2015年 脇谷亮太(なし)
2017年 野上亮磨(未定)

<ソフトバンク> ※ダイエー含む
1994年 工藤公康(金銭)
1994年 石毛宏典(金銭)
2010年 細川 亨(金銭)
2011年 帆足和幸(金銭)

<中日>
2007年 和田一浩(岡本真也)

<オリックス>
2011年 許 銘傑(なし)

<ロッテ>
2013年 涌井秀章(中郷大樹)

<楽天>
2016年 岸 孝之(金銭)

FA制度の発足2年目に工藤と石毛の2名が移籍して以降、ダイエー時代を含むホークスへの流出が多かった西武。ところが、2013年の片岡を皮切りに5年で3名が巨人へと移籍。今年の野上でついに逆転した。

人的補償では江藤と脇谷を獲得したものの、全盛期を過ぎたベテランスラッガーは加入4年で現役引退した後、古巣・巨人で指導者へ。来季からは三軍の監督を務めることが決まっている。脇谷もスーパーサブ的ポジションで2年間戦ったが、2015年オフにFA権を行使して巨人への復帰を決断。人的補償で移籍した選手としては史上初のFA移籍となり、巨人としても球団初の“FA出戻り”となった。

果たして、野上は巨人で期待に応えることができるのか。そして、西武はどんな補償を選択するのか。今後の展開に注目が集まる。

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