ネット都市伝説「SCP」、日本政府を浸食?―内閣府の啓発リーフレットに「ねこです」

ネット都市伝説「SCP」、日本政府を浸食?―内閣府の啓発リーフレットに「ねこです」

  • インターネットコム
  • 更新日:2018/01/12
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インターネットにはさまざまな危険が存在し、くれぐれも注意が必要として、日本政府は子供(こども)や保護者にあの手この手で呼びかけている。内閣府のリーフレットもそうした試みの1つだが、最近そこに奇妙な記述が見られるとの話題が盛り上がっている。

実はリーフレットの一部に、ネット上で注目を浴びる都市伝説集「SCP」を連想させるくだりがあるのだ。

SCPは米国発で日本にも浸透しつつある奇妙な流行だ。さまざまな物語の寄せ集めとなっており、うっかり近づいてはならない危険な場所や、甘い誘いをかけてくるがうかつに乗ってはいけない恐ろしい人物について警戒心を起させる内容も多い。たいてい幻想に満ちた不条理なできごととして、読者を怖がらせ、楽しませつつ考えさせる。

特に日本で人気なのが「SCP-040-JP」またの名を「ねこです」という物語。これはとある場所を訪れた人が、いつもそばに「ねこがいる」という考えにとりつかれ、周りにその話をするようになる。すると周りも同様の考えにとりつかれ、同じように話を広めようとする。最後には物語の語り手自身まで影響を受け「ねこです」といった言葉でしめくくる。

不条理な筋だが、これは一見ばかばかしいとさえ思える言葉や行動が、人から人へ急速に拡散していく「インターネット・ミーム」と呼ぶ現象をあらわしたものと、読者のあいだで受け止められている。SCPには怪談の体裁をとりながら、現代社会のさまざまな問題を意識させる面がある。

もちろん内閣府は、あくまで民間の盛り上がりであるSCPに直接言及しないが、さりげなくネット上の文化への造詣の深さを示したのではないかと憶測する声もある。

ちなみにリーフレットの該当部分は、子供(こども)に起きるネット上のトラブルをいくつか列挙したうち「スマートフォンの使いすぎで、生活リズムが乱れたままに」という問題を解説した下りだ。「スマートフォンでできることは、子供にとって魅力的。でもスマートフォンが気になるあまり、日常生活に支障が出てしまうことも少なくない」として注意をうながしている。一日の終わりにSCPを読みふけったり、Twitterで感想を述べあったりしてつい夜更かしをする大人にも耳に痛い内容だ。

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