タイムマシンやタケコプターも! 「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」の作品を先駆けて公開

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  • 更新日:2017/10/16
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六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーにて、11月1日から翌1月8日まで開催される「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」。本展では、日本の現代美術を牽引するアーティスト28組が参加し、ドラえもんと現代アートの競演が実現。ドラえもんを通じて現代アートの“いま”を切り取る。

本展の監修者である美術史家・明治学院大学教授の山下裕二は本展について、「作家28組の約半数は、村上隆をはじめとする誰もが納得する、現時点での現代美術のトップランナーたちである。残りの約半数はこれから大いなる可能性がある若き作家たち。彼らが懸命に『あなたのドラえもんをつくってください』という依頼に応えて、素晴らしい作品をつくってくれた」とコメント。その中から、開催に先駆けて“ドラえもん世代”のアーティスト・近藤智美、篠原愛、山口英紀と伊藤航、山本竜基、渡邊希5組の完成作品が公開された。

●近藤智美/画家
グッズも集めていたほどドラえもんが大好きという近藤は、今回『映画ドラえもん のび太と鉄人兵団』(1986年公開)に登場する鏡面世界を表現した作品を制作。作中でのしずかちゃんの「ときどきりくつにあわないことするのが人間なのよ」という言葉が作品のハイライトになったといい、“人間の矛盾”を掘り下げたこの作品。作品上部は2045年、下部は映画公開の原作のマンガがスタートした1985年をテーマにしており、鏡面世界と現実の中で誰もが感じるノスタルジーの部分に働きかけ、自身のドラえもんの記憶など思いついたモチーフが描き込まれている。

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近藤智美『ときどきりくつにあわないことするのが人間なのよ』

©Satomi Kondo ©Fujiko-Pro

●篠原愛/画家
古典的な油彩の技法により、独自の絵画世界を描き出す篠原。今回は、『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険』(1984年公開)より、人魚たちが歌でドラえもんたちをおびき寄せ、危うくツノクジラに食べられそうになったシーンをモチーフに制作している。原作のツノクジラはドラえもんたちを惑わせようとしているが、作品ではツノクジラや人魚の造形を少し変え、敵対するイメージを和らげている。皮膚や鱗の表現、人魚の質感、ドラえもんとのび太の浮遊感など、原作との違いやリアルさを感じられる仕上がりになっている。

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篠原愛『To the Bright ~のび太の魔界大冒険~』

©Ai Shinohara ©Fujiko-Pro

●山口英紀/水墨画家、伊藤航/ペーパーアーティスト
山口と伊藤が共作で『映画ドラえもん のび太と雲の王国』(1992年公開)に登場するひみつ道具をモチーフに制作。伊藤が制作したペーパークラフトのひみつ道具を山口が水墨画で細密模写し、説明文を付けている。紙でリアルに目の前に具現化された未来のひみつ道具と、そのひみつ道具が懐かしいものであるかのような説明描写で、時空の不思議な関係性が導き出されている。

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山口英紀/伊藤航『ドラえもん ひみつ道具図典 ~タケコプター~』

©Hidenori Yamaguchi ©Wataru Ito ©Fujiko-Pro

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山口英紀/伊藤航『ドラえもん ひみつ道具図典 ~タケコプター~』

©Hidenori Yamaguchi ©Wataru Ito ©Fujiko-Pro

●山本竜基/画家
山本はタイムマシンが故障する設定がある『映画ドラえもん のび太の恐竜』(1980年公開)をベースに制作している。故障したタイムマシンが、山本自身の自画像が増殖した異次元空間に迷い込むという設定で、浮遊するドラえもんたちやエフェクト効果により、迫力のある作品に仕上がっている。

山本竜基『山本空間に突入するドラえもんたち』

©YAMAMOTO Ryuki ©Fujiko-Pro Courtesy of Mizuma Art Gallery

●渡邊希/漆造形家
漆を用いて、乾漆技法を主体に作品を制作する渡邊。今回の作品は、『時間軸を超える』というテーマのもと、古代から未来に生き続ける、時代を超越した漆の力で未来へと繋いでいく願いを込めた、ドラえもんオマージュ制作となっている。異次元の不思議に揺らめく奇妙な雰囲気は、どこか漆のイメージと似ていると思ったことから、“漆黒”の揺らぎを感じる異次元空間を表現した作品。乾漆の黒光る鏡面は、内側へ吸い込まれるような錯覚を生み、タイムマシンによる時空間移動を彷彿させる。造形の表面には、誰もが思い描くドラえもんの名場面が描かれている。ドラえもんの記憶へトリップしながら、ぜひタイムトラベルを体感してみて。

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渡邊希『タイムドラベル』

©Nozomi Watanabe ©Fujiko-Pro

【展示会情報】
THE ドラえもん展 TOKYO 2017
会期:11月1日~2018年1月8日
会場:六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリー
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
会期中無休

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