【中日好き】赤坂和幸、ふんだりけったり

  • J SPORTS
  • 更新日:2016/10/18

昨年プロ初安打をマーク、育成から這い上がった赤坂は今年、更なる飛躍を求めていた。はずだった。上手くいかない。故障の絶えない1年を過ごしてしまった事実だけが残った。

赤坂は「こんな年もあるんですね。そんな呑気な事言ってる場合じゃないんですが。とにかく酷い一年を過ごしてしまったなと」。

1月、埼玉で自主トレを行い愛知に戻った。平田良介、福田永将、古本武尊の自主トレ組に参加する為だった。合流初日、アップの段階で腰に激痛が走り、その場でしゃがみこんだ。初日で離脱。キャンプまでの間は治すことに専念した。

そして沖縄キャンプイン。実戦練習で味方投手のボールが左脇腹に直撃した。別メニューになる。開幕1軍は手にしたものの10打席連続無安打。その後も脇腹の肉離れが発生。

故障を治しては故障をする、そんな繰り返しだった。ようやく迎えた8月28日、赤坂は1軍に呼ばれた。もう1時間もしたら1軍登録される。そんな時間だった。

試合前のナゴヤドームの練習中、味方の打った打球を追いかけた赤坂はフェンス際ジャンプをして捕球を試みたが、打球は頭を越えフェンスに当たる。

跳ね返ったボールは空中で赤坂の体に当たり、左足の真下へ落ちた。そしてちょうどそのボールの上に赤坂の左足が着く。当然左足をひねり倒れこんだ。

赤坂は「ボールを踏んだ瞬間、足の中で変な音がしました。バキって感じの音でしたね。軽い捻挫ではないとすぐに分かりました。自分の体重が全部左足首にかかりましたからね。足首がみるみるうちに腫れあがって。ただ事ではないなと」。

すぐに病院に向かう。診断は、左足首の内側が剥離骨折、外側は亀裂骨折だった。思っていた以上の重傷。ようやく呼ばれた1軍の舞台。残り少ない今シーズン、しがみつく決意でナゴヤドームに向かった。しかし、赤坂の決意は故障により脆くも崩れ去った。

「何をしても上手くいかないシーズンはあるって色んな方から聞いてはいましたが、自分でも不思議なくらいダメでした。ずっと不運だなと思っていましたが、最近は不運で済ましてもダメかなと思っています」。

「どこかに要因はある。空回りしてしまった。やる気ばかりが前に行ってもこうなってしまう。どこかで冷静に自分の身体を見る自分がいないと。また同じことを繰り返してしまう」。

故障の連続に落ち込んだ時期もあったという。しかし新たな力をもらう嬉しい出来事もあった。昨シーズン結婚、数日前には父親になった。

赤坂は「おむつ代を稼ぐって本当なんですよ。1日で凄い枚数を使う。昨日でも20枚以上使いました。まだ赤ん坊ですから一緒に遊ぶとかはできないんですが、間違いなく責任感は増します」。

山あり谷ありの野球道を一人歩いてきたが、今は支えてくれる家族を持った。自宅に帰れば自然と背中を押してくれる時間がある。

「前向きに考えますよ。一生分の故障をしたと考えればいいんです。前向きは当たり前なんですが、契約してもらえるなら、もう一度謙虚に野球と向き合っていきます」。

悲観している暇はない。子供に1軍でプレーをする姿を見せるまで赤坂はあきらめない。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

プロ野球カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
ロッテ幻の挑発ポスター公開「二刀流vs伊東流」
4年で3勝でこの金額!日ハム・斎藤佑樹が来季も高給取りを続けられるワケ
ダルビッシュ、則本を絶賛「会ってさらに好きになりました」
稲村亜美、平沢をガチ勝負で三振!球審が「神判定」
巨人小山、楽天柿沢のトレードが合意
  • このエントリーをはてなブックマークに追加