乗ってわかったカー・オブ・ザ・イヤー受賞車ボルボ「XC40」の本当の魅力

乗ってわかったカー・オブ・ザ・イヤー受賞車ボルボ「XC40」の本当の魅力

  • @DIME
  • 更新日:2019/01/13
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2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーを、トヨタ・カローラスポーツとの接戦を制して受賞したボルボXC40。ボルボはXC60に続く2年連続の輸入車としてのイヤーカー受賞であり、これは日本カー・オブ・ザ・イヤー史に残る快挙といえるだろう。

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XC40はデザイン、走りだして10mもいかないうちに感動できる走行性能、日本車も真っ青の収納やアレンジ性を含む使い勝手、そして世界最先端の先進安全支援機能、389万円からの価格など、ボルボファンならずとも魅力を感じるコンパクトSUV。その人気ぶりは周知の通りで、昨年末の日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞時点でのバックオーダーは約1000台とも言われ、2019年は約250台の輸入枠拡大を日本側からリクエストしたと聞いている。

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ズバリ、いいに決まっているXC40だが、これまでお伝えしてきた車両は、主に上級のT5 Inscription AWD、あるいは1stエディションのR-Design AWDであり、ともに四輪駆動で、2Lガソリンターボエンジン+8ATのスペックは252ps、35.7kg-mというものだった。

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実質的なベースグレードは439万円の「T4 Momentum」

しかし今回、やっと標準的なT4 MomentumグレードのFFモデルに試乗することができた。XC40のベースグレードはXC40 T4 だが、素の良さがあり、手抜きなしの先進安全支援機能「インテリセーフ」の装備こそ上級グレードと変わらないものの、ECOモードを含むドライブモード・セッティング、パワーシート、HDDナビ、後席エアコン吹き出し口が設定されないなど、気になる人は気になる仕様なのである。つまり、実質的なベースグレードはこの439万円となるT4 Momentum(FF)と言っていい。

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運転席周りでは助手席がマニュアル調整式となり、シートヒーターの設定がなく、シート地がファブリック&部分レザーのコンビネーションになるのがT5 Inscription以上のグレードとの違いで、逆に言えばそれ以外は上級グレードとほぼ変わらない。もっと言えば、T5 Inscriptionのレザーシートよりファブリックシートのほうがかけ心地がソフトで、体重が軽くても適度に沈み込むホールド感、快適感で上回る印象だ。体重64kgのボクも、迷わず張りの固いレザーシートより、明るく洗練された、スウェディッシュデザインの粋が際立つ、ブロンドカラーのファブリックのテキスタイルコンビネーションシートを選択するだろう。

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T5 InscriptionとT4 Momentumの走行性能の違いは主にDRIVE-Eと呼ばれる、ボルボ最新の2Lガソリンターボエンジンによるものだ。T5は252ps、35.7kg-m。T4は190ps、30.6kg-mとなる(ミッションはどちらも8AT)が、加速性能というよりエンジンフィールの違いに見るべき点がある。

T5とT4では、エンジンのスムーズさ、振動のなさ、静かさが大きく異なる

試乗したT4 Momentum FFの走りは、車重がAWDに対してちょうどボクの体重ぐらいの60kg軽いこともあり、より軽快。言い方を変えればT5 AWDのほうが車重分、クラスを超えたしっとり重厚感ある(つまりXC60に乗っているような錯覚を覚えるほど)乗り心地を示してくれるというわけだ。

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動力性能はT4でもドライブモード・セッティングがデフォルトのコンフォートであればまったく問題なし。ファミリーユースのコンパクトSUVとして必要十分以上の加速力を発揮する。T5との差がつくのは、延々と続く登坂路、ドライブモード・セッティングをエコモードにしたときにでも余裕があるかないか・・・ぐらいのものだ。

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すでに述べたように、同じDRIVE-E、2Lガソリンターボエンジンでも252psのT5と190psのT4では、8ATを介したエンジンのスムーズさ、振動のなさ、静かさが大きく違うのだ。T4のほうはある意味フツー。しかしT5はまるでモーターアシストがついているかのような滑らかさ極まる回転フィール、XC60、V60クラスでもスルスルと加速させる濃厚なトルク感の持ち主なのである。つまり、“ほれぼれさせる”エンジンなのである。

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とはいえ、それはT5とT4を直接乗り比べた場合の印象にすぎず、T4でもエンジンに不満など出るはずもない。

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ところで、これまでXC40は主にT5の標準装備の19インチタイヤ&ホイールで試乗。今回のXC40 T4 Momentumは標準が18インチながら、オプションの超カッコいい19インチタイヤ&ホイールを装着していた。が、T5 AWDの車重で上質感溢(あふ)れる快適感、意のままに操れる操縦性、SUVにして路面にピタリと張りつくような安定性をもたらす19インチタイヤは、しかし60kg軽量なT4 Momentum FFと組み合わせた場合、ややオーバークオリティー気味で、良路では滑るように走るものの、段差の乗り超えや悪路では乗り心地が固く感じ、ショックも少なくない。

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このT4 Momentum FFを手に入れるなら、オプションの19インチ大径ホイールのカッコ良さを取るか(オプションとして19/20/21インチまで用意!)、標準の18インチタイヤ&ホイールの乗り心地の良さを取るかの選択になるが、その両方に長時間、長距離を試乗しているボクの経験では、T4 Momentum FFに限れば迷わず標準18インチのままで乗りたいと思う(60kg重くなるAWDであれば19インチでもOK)。

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オプションの19インチホワイトホイール

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XC40 T4 Momentumの標準ホイール

購入するならボディーカラーにもこだわるべき!

最後に、本気でXC40の購入を検討しているのであれば、ボディーカラーについても一言いわせていただきたい。モノトーンでもスタイリッシュなXC40だが、ルーフやドアミラー(ホワイトカバーはオプション)などをホワイトに塗り分けたホワイトカラールーフ仕様が絶対のお薦めだ。それも写真のハワイアンカラーとも呼べる、リゾートシーンにも似合う爽(さわ)やかなアマゾンブルー×ホワイトルーフ、精悍(せいかん)にもほどがある!ファッション関係者にもウケそうな超カッコいいオニキスブラックメタリック×ホワイトルーフの組み合わせがもっとも似合うと思える。

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ちなみにアマゾンブルー、そしてホワイトカラールーフ仕様はXC40 Momentum専用カラー。個人的にも「買うならこのグレード」と心底思っているT4 Momentumを薦めたくなる理由のひとつでもある・・・。

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ボルボXC40はその人気ぶりから、納期はちょっと先になるものの、ベルギーの工場から遠路運ばれ、手元にやってくる日を待つ楽しみも含めて、今注文し、乗る価値ある、2018年欧州カー・オブ・ザ・イヤー、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞のボルボ史上最上の仕上がりの1台と言っていいコンパクトSUVである。

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ボルボXC40
https://www.volvocars.com/jp/cars/new-models/xc40

写真:福永仲秋 (オニキスブラックメタリック×ホワイトルーフ仕様を除く)

文/青山尚暉

モータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。自動車専門誌の編集を経て、現在、モータージャーナリスト、愛犬との快適安心なカーライフを提案するドッグライフプロデューサーのふたつの肩書を持つ。小学館PETomorrowでも「わんこと行くクルマ旅」を連載中。最新刊に「愛犬と乗るクルマ」がある。

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