貴景勝、また日馬食い金星!「何も考えずにやりました」/九州場所

貴景勝、また日馬食い金星!「何も考えずにやりました」/九州場所

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  • 更新日:2017/11/14

大相撲九州場所2日目(13日、福岡国際センター、観衆=6986)西前頭筆頭の貴景勝(21)が横綱日馬富士(33)を押し出し、初白星を挙げた。貴景勝は2個目の金星を獲得した。日馬富士は2連敗。横綱白鵬(32)は平幕玉鷲(32)を送り出して2連勝とした。かど番の大関高安(27)は平幕栃煌山(30)を、大関豪栄道(31)は小結琴奨菊(33)を寄り切り、ともに2連勝とした。

愚直なまでの押しで、貴景勝が2場所連続の金星を挙げた。相手は先場所と同じ日馬富士。頭で当たり、横綱を一直線に押し出した。わずか3秒9の完勝だった。

「あんまり覚えていないんです。自分の相撲を取ろうと、何も考えずにやりました。考えると脳の回転が悪くなるんで」

先場所は4度目の横綱挑戦で初金星。初土俵から所要19場所目は、年6場所制となった昭和33年以降7番目のスピードだった。9勝を挙げ、初の殊勲賞も獲得。だが、小学生の頃からのライバル、阿武咲(おうのしょう)は、一歩先を歩いている。今場所は新小結に昇進。取組後は「自分は自分。阿武咲は阿武咲」と話したが「俺たちの時代をつくろう」と誓い合う同志を刺激に、力を伸ばしてきた。

本名は佐藤貴信。「貴」の字は二人三脚で相撲道を歩んできた父の一哉さんが、貴乃花からもらって授けた。その名横綱が現在の師匠である貴乃花親方。埼玉栄高3年時に貴乃花部屋に入門したのは、運命で決められていたレールだった。

西前頭筆頭は名古屋場所に並ぶ自己最高位。名古屋は5勝10敗と負け越したが「やることは決まっている。まだ自分は弱い。強くならないと」と1メートル75、168キロの体にはエネルギーが詰まっている。

3日目は横綱白鵬に挑む。「胸を借りるつもりでいきます」。関西屈指の高級住宅街、兵庫・芦屋市で生まれ育った21歳が、泥臭く上位をうかがう。 (臼杵孝志)

貴景勝 光信(たかけいしょう・みつのぶ)

本名・佐藤貴信。西前頭筆頭。平成8(1996)年8月5日生まれ、21歳。兵庫・芦屋市出身。貴乃花部屋。元中学横綱で、埼玉栄高3年の平成26年に世界ジュニア選手権無差別級優勝。同年秋場所初土俵。28年夏場所新十両。今年の初場所新入幕。殊勲賞、敢闘賞ともに1度、金星2個。幕内通算44勝33敗(6場所)。得意は突き、押し。1メートル75、168キロ。

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21歳の若武者、貴景勝(右)が12歳年上の日馬富士を一気に押し出した。重心の低さが生きた(撮影・中島信生)

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