“逆転男”上田が決めた!日本航空石川、九回二死から4連打で勝利

“逆転男”上田が決めた!日本航空石川、九回二死から4連打で勝利

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  • 更新日:2017/08/11

第99回全国高校野球選手権大会第3日(10日、甲子園)1回戦4試合が行われ、日本航空石川(石川)が木更津総合(千葉)に九回二死から4点を奪い、逆転勝利。上田優弥外野手(2年)が4番の意地で決めた。聖心ウルスラ学園(宮崎)は早稲田佐賀(佐賀)との九州対決を制し、12年ぶり2度目の出場で甲子園初勝利。花咲徳栄(埼玉)は開星(島根)に大勝。聖光学院(福島)はおかやま山陽(岡山)に完封勝ちした。

押せ押せムードに沸く三塁側スタンドは、熱狂のうずと化した。土壇場の九回二死満塁から3番・原田の2点打で同点。なおも一、三塁で上田が放った打球は三遊間を抜けた。主砲の意地を見せると、一塁上でほえた。

「今までチャンスで打てていなかったので、ここで打ったらヒーローになれると思いました。4番の僕が決めようと打席に立ちました」

2-5で迎えた九回。無死一、三塁の好機は2者連続三振で一転、終戦のピンチ。ここから驚異の粘りを発揮する。

1番・安保の右前打でまず1点。2番・三枡の内野安打で満塁に。原田が同点として、上田が続いた。大会屈指の左腕・山下の外角スライダーをたたきつける。ここまで4打数無安打だった4番が、ここぞで打った。中村隆監督(33)は「明るく、みんなお調子者。乗ったときは集中打を打ってくれる」とナインに目を細めた。

“持ってる”上田は、県大会でもその力を発揮した。準決勝の星稜戦は2-7の八回に同点に追いつき、延長十一回、上田が決勝打。オイシイ場面で打席が回ってくる。そして結果を出すからこそ、4番を任される。

パイロットや整備士、キャビンアテンダント(CA)といった航空業界の人材を養成する私立高校。普通科と航空工学コースがあり、原田はレギュラーで唯一人、後者に所属している。「週2回の溶接の授業が好き」と話す3番は「集中力や器用さがつきました」と専門的な授業を野球に生かす。

初出場の91回大会は3回戦で敗退した。上田は「8年前の先輩を超えたい。まずはそこを目指しています」。2回戦の相手は強豪・花咲徳栄(埼玉)。勝負強い4番が、次戦も勝利に導く。 (原田遼太郎)

★石川大会準決勝、日本航空石川-星稜VTR

7月28日。日本航空石川は大会連覇を目指す星稜に2-7とリードを許したが、八回に一挙5点を奪って同点に。迎えた延長十一回。一死一、二塁から4番・上田が左越えのサヨナラ打を放ち、8-7で勝利した。勢いに乗って翌29日の決勝は遊学館に5-2で勝利。8年ぶり2回目の夏の甲子園出場を決めた。

上田 優弥(うえだ・ゆうや)

外野手。2000(平成12)年9月22日生まれ、16歳。兵庫・神戸市出身。小3から伊川ニュースターズで野球を始める。中学時代は神戸須磨クラブに所属。日本航空石川では1年春からベンチ入り。左投げ左打ち。50メートル6秒7。遠投95メートル。1メートル85、97キロ。

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上田は九回、三遊間を抜ける勝ち越し打を放つ(撮影・宮沢宗士郎)

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