どうすれば「人間としての器」は大きくなるのか?【魂が燃えるビジネス】

どうすれば「人間としての器」は大きくなるのか?【魂が燃えるビジネス】

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2017/09/17
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いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるビジネス」とは何か? そのヒントをつづる連載第16回

「なんでそんなに親身になってくれるんですか?」

私はクライアントさんとお会いした時に、そう言われたことがあります。しかし、これは自慢でもなんでもありません。なぜなら私は「必ずしも親身とは言えない自分」を知っているからです。

コーチングは相手の内面にある希望を一緒に見つけていく仕事です。忙しい毎日の中で、私たちは自分のことさえ見失ってしまいます。今の自分が何を求めているのか、あるいは何から逃げているのか。自分の行動理由が「希望」なのか「逃避」なのかも、一定の状況を作らなければ明らかにはなりません。

その一定の状況を作るのがコーチングです。人間の心は地層のように過去の出来事が積み重なっています。そこから本心を掘り起こすには、それなりの時間がかかります。対話が5時間を超えるのも珍しくありません。

クライアントはその根気を指して「親身」と言ってくれたのだと思います。しかしその一方で、私は自分の意に沿わない仕事は受けません。また受けたとしても結局は長続きしません。私は自分がとても薄情であることを自覚しています。

私たちは決して一面的ではありません。一人の人間の中でさまざまな要素が複雑に絡み合っており、予期せぬ一面が複数の人間関係を通して浮かびあがってきます。親身だと思った人が時として薄情に、冷酷だと思った人が時として優しくなります。

だからこそ評価というものはあてになりません。誰かがあなたのことを「馬鹿」や「愚か」だと言っても、たとえあなた自身がそう認めていたとしても、それでもまだあなたには「天才」や「賢さ」が埋まっているのです。

しかし、私たちはミスやトラブルを通して、自分をネガティブに決めつけてしまいがちです。「自分は馬鹿だ」「自分は愚かだ」「自分は冷酷だ」「自分は薄情だ」「自分は何の役にも立たない」「自分は生きている意味がない」「自分は周りに迷惑でしかない」

確かにそうなのかもしれません。しかし、あなたは決してそれだけではありません。もしあなたの天才性や優しさが失われることがあるとしたら、それは他人や自分の評価を鵜呑みにして、自分で自分に蓋をしてしまったときに他なりません。自分を一面的に理解することほど、可能性の芽を潰してしまう行為はないのです。

馬鹿であり天才でもある。
愚かであり賢くもある。
親身であり薄情でもある。
冷酷であり優しくもある。

誰もがそうした二面性を持っています。二面性があるにもかかわらず、どちらか一方に偏ると人生に狂いが生じてきます。あなたはいま、自分をどんな人間だと考えていますか? もしネガティブに評価しているならば、同時にポジティブな部分も見つけておきましょう。

古くから大人物をさして「馬鹿と天才は紙一重」「清濁を併せ飲む」「河海は細流を択ばず、大海は芥を択ばず」と言います。いい面も悪い面も含めて、あらゆる要素が自分にある。この気づきによって、人間の器は大きくなっていきます。

【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る

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