御嶽海、日馬に続き鶴竜も撃破!初観戦の母の前で金星/初場所

御嶽海、日馬に続き鶴竜も撃破!初観戦の母の前で金星/初場所

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  • 更新日:2017/01/14

大相撲初場所4日目(11日、両国国技館 観衆=1万816)西前頭筆頭の御嶽海(みたけうみ、24)は、横綱鶴竜(31)を押し出して2日目の横綱日馬富士戦に続いて2個目の金星を獲得した。鶴竜は初黒星。横綱白鵬(31)は小結栃ノ心(29)を寄り切って4連勝とし、横綱日馬富士(32)は連敗を2で止めて2勝2敗。大関稀勢の里(30)は、平幕松鳳山(32)を突き落として全勝を守った。

右手だけではつかみ取れない。分厚い懸賞を両手で仰ぐように抱え込んだ。その数32本(手取り=96万円)。2日目の結びの一番で日馬富士を倒して初めての金星を挙げたばかりの御嶽海が、この日も結びで波乱を起こした。2連覇を狙う鶴竜を押し出し、景気よく座布団を舞わせた。

「1場所で(金星を)2つ取れるなんて…。自分でも驚いている」

頭から当たる立ち合い。突っ張り合い。横綱が右上手に手をかけ、下がりながら上手投げ。回り込むところを足を送り、差し手の方へ体を寄せて相手の逃げ場を奪った。「自分の相撲。前へ出て勝てたのがうれしい」と笑みが広がる。

この日、長野からフィリピン出身の母・マルガリータさん(46)が今年初めて観戦に訪れた。「いいところをみせられてよかった」と親孝行ができた。だが、母との記念撮影を懇願するカメラマンに対し「心が痛むけど、まだ4日目だから。有頂天にならないように」と受け付けなかった。

懸賞金は横綱白鵬の90本に次ぎ、75本と2位に浮上。「親に少し渡す」としていたお年玉の額は“上方修正”となりそうだ。

昨年11月の九州場所で新小結を経験。地元のテレビ局をはじめ、CM出演などへの起用も浮上するなか、母校・東洋大相撲部の浜野文雄監督らに「地にしっかり足をつけるまで」と言い渡されている。好きなことわざは「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。

陽気でおしゃべり好きな性格だが、越えてはならない一線はかたくなに守る。八角理事長(元横綱北勝海)は「こういう相撲を取っていれば、また三役に戻れる」。その日は、近い。(奥村展也)

御嶽海に敗れた鶴竜「中途半端だった。相手がどうこういうより、中途半端な投げにいったり、きょうは自分のミス。しっかり稽古するだけ」

御嶽海 久司(みたけうみ・ひさし)

本名・大道久司。平成4(1992)年12月25日生まれ、24歳。長野・上松町出身。東洋大でアマチュア横綱と学生横綱に輝く。27年2月に出羽海部屋に入門し、同年春場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。同年九州場所で新入幕を果たした。28年九州場所で新三役。幕内通算58勝49敗2休(8場所)。生涯通算93勝58敗2休(12場所)。敢闘賞1度、金星2個。最高位は小結。得意は突き、押し。1メートル78、158キロ。

大相撲初場所4日目(11日、両国国技館 観衆=1万816)

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御嶽海(右)は2日目に続いての金星奪取。4日目で2横綱1大関撃破は立派(撮影・早坂洋祐)

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