世界遺産マニア必見!! 古代ローマの歴史を感じるプロヴァンスの旅

世界遺産マニア必見!! 古代ローマの歴史を感じるプロヴァンスの旅

  • Rhythm (リズム)
  • 更新日:2016/10/19
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こんにちは。豊田麻子です。いつも「料理」「神社」「陶芸」「旅」をテーマにコラムを書いていますが、今回は「旅」編ということで、フランスのプロヴァンス地方にある4つの世界遺産と、その近隣にあるお気に入りの街をご紹介します。

プロヴァンスといえば

2012年の春のこと。フランスのモンペリエという町に留学していた私は、週末になると小さなカバンを抱え、早朝の列車に乗り込み、プロヴァンスに点在する世界遺産を巡っていました。見知らぬ国で女子が一人で大丈夫かな…と毎回ドキドキしながら。

学生時代から世界遺産に興味があり、検定認定者にもなっていました。教本のページをめくるたびに、知らない世界を垣間見、物知りになっていく一方で、実際に足を運んで経験しないと意味がないとも思っていました。

プロヴァンスといえば、ラベンダーやブドウ畑、穏やかな気候というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。それらのイメージはもちろん正しいのですが、私がこの地域を巡っていて、より印象に残ったのは、古代ローマの遺跡群でした。そもそもこの地域は、古代からローマの植民地であり、属州プロヴァンキアが、プロヴァンスの語源になっているのです。

巨大なローマ時代の水道橋 ポン・デュ・ガール

ユゼスの北東1キロほどのところにある泉から、豊かに水が湧き出ています。この水を川向こうのニーム(フランス南部ラングドック=ルシヨンの街)まで運ぶために作られた全長50キロの導水路がポン・デュ・ガールです。

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建設時期は、1世紀中頃。高さ50メートル、最大で6トンもある巨石を積み上げて造られています。スケールの大きさに圧倒されながらも、川に映り込む橋の姿はなんとも美しく、惚れ惚れしてしまいました。3層のアーチは、上にいくほど小さく、建造物としても魅力的。

ここから車で15分ほど走ると、プロヴァンスでも特に美しい街並みと名高い、ユゼスへたどり着きます。17〜18世紀に織物業で栄えた街で、映画のロケ地としてもたびたび使われています。噴水がひときわ街の美しさに華を添えるオー・ゼルブ広場では、休日のマルシェの賑わいを楽しみました。トリュフやフォアグラなど高級食材も扱われていましたよ。

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街の中心地には、フランス最大の公爵領として栄えたユゼス家の邸があります。現在も公爵家の方が暮らしていますが、中の見学もできました。穏やかな木漏れ日のもと、アイスクリームを頬張りながらの散歩は、それこそオードリー・ヘップバーンになったかのような気分で、今でも忘れられない思い出です。

法王のアヴィニョン捕囚で知られる アヴィニョン歴史地区

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続いてアヴィニョン。この街の繁栄のきっかけは、14世紀初頭のローマ法王庁とフランス王の権力争いでした。当時、法王に選ばれたのはフランス人のクレメンス5世。彼はフランス王の圧力により、アヴィニョンに移りました。世界史に出てくる「法王のアヴィニョン捕囚」です。

そのおかげで、この地に富と権力が集中し、文化芸術面でも当時最高レベルのものが集まりました。写真は街の中心にある法王庁宮殿。きらびやかな宮殿内を想像していましたが、思いのほか質素。というのも、装飾品はフランス革命でことごとく壊され、ほとんど残っていないのだそうです。

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ここから車を走らせること30分。ワインで知られるシャトー・ヌフ・デュ・パプへ。直訳すると法王の新宮殿。この地に別荘を持っていたアヴィニョンの法王が、ブドウ畑を造らせたのが村の始まりです。ここでいただいたワインのおいしいことときたら!

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ちなみに、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのワイナリーで有名なミラヴァルも、この地域にあります。

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ローマ劇場と凱旋門 オランジュ

プロヴァンスは古代ローマ時代の遺跡が多い地域。オランジュにも当時の繁栄を偲ばせる、立派な古代劇場が残っていました。これほど状態の良いローマ劇場は見たことがありません。ここでは夏になると、オペラやロック、ジャズのコンサートが催されるそうです。古代と現代の融合とはきっと贅沢な空間なのでしょうね!次回は、その時期に訪れてみたいです。

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中央にはアウグストゥスの石像。客席側に鏡がついていて、鏡に映るアウグストゥスと写真撮影ができる仕掛けも。

ローマ遺跡とロマネスク教会 アルル

アルルと聞いて思い浮かぶのは、画家ゴッホ。駅からすぐのところに、彼の住んでいたラマルティーヌ広場がありました。「夜のカフェテラス」をはじめ、この地で多くの作品が生まれています。舞台となったフォローム広場のカフェも健在です。

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アルルは見どころが多い街です。ゴッホのイメージが強いですが、紀元前1世紀に古代ローマの植民地となり、コンスタンティヌス帝もしばしば訪れました。古代ローマの痕跡が色濃く残る街でありながら、中世にはサンディアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路としても栄えました。

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写真の巨大な円形闘技場は1世紀末に建てられたもの。

わたしのお気に入りは、円形闘技場でも古代劇場でもなく、サン・トロフィーム教会です。12世紀の典型的なロマネスク様式。繊細な回廊は静寂に包まれ、美しく、心洗われるような心地よい空間でした。

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以上が、私のおすすめするプロヴァンスの4つの世界遺産と街です。歴史の遺構に感動しながら、心身ともにリフレッシュすることができます。これから旅行を検討中の方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

文・写真提供:リズムアンバサダー 豊田麻子

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