張りつめた空気に包まれた、イスラム教の学びの場「マドラサ」 パキスタン

張りつめた空気に包まれた、イスラム教の学びの場「マドラサ」 パキスタン

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  • 更新日:2017/08/20
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撮影:高橋邦典

突然の雨に見舞われた。あたりに雨宿りができそうな軒下もないので車に戻ろうとした時、傘をシェアして歩く少年たちに出くわした。その光景に惹かれてシャッターを切りながら彼らの後をついていくと、マドラサにたどり着いた。

アラビア語で「学びの場」を意味するマドラサは、イスラム教の宗教学校。近年は、一部のマドラサでは過激な思想を子供たちに植え付け、テロリストを養成する、と非難されることもあり、あまりいいイメージが持たれなくなった。

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撮影:高橋邦典

マドラサで教える年長者たちもそれを自覚しており、突然カメラを持って訪れた僕に対しても、警戒の表情をみせている。特にこの街はパキスタン北部のアボタバード。オサマ・ビン・ラデンが長年潜伏し、挙句に米軍によって殺害された場所だったので、余計に神経質な土地柄だったのかもしれない。

体を前後に揺らしながら、コーランを暗唱する生徒と時々目があうが、こちらが微笑みかけてもサッと目を伏せてしまう。学びの場だからなのか、慣れない外国人にどう反応していいかわからないのか。いずれにしても、普通の学校にはない、張り詰めた空気がそこにはあった。

2014年4月撮影

(写真・文:高橋邦典)

※この記事はフォトジャーナル<世界の学校事情>- 高橋邦典 第48回」の一部を抜粋したものです。

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