隠し通したい相性の良さ!?

隠し通したい相性の良さ!?

  • J SPORTS
  • 更新日:2017/10/13
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立った茶柱は人に見られてはいけない。相性が良いスタジアムは選手に知られてはいけない……?

立った茶柱は誰にも知られないうちに飲み干すことで幸運が訪れる。これは誰もが知るゲン担ぎである。一方、「相性の良さを選手に伝えるのは縁起が悪い」という格言は、ご存知の方も少ないはず。これを語っているのがウェストブロムのコーチなのだから、知らなくて当然だろう!

ウェストブロムには3名のアシスタントコーチがおり、そのうちの一人、37歳のベン・ガーナーが月曜日のレスター戦に向けて、「(相性の良さの)数字は選手たちに伝えないようにしている。呪いをかけてしまいそうだからね」と語ったのだ。

実はウェストブロムは、レスターの現在の本拠地であるキングパワー・スタジアムでは一度も負けたことがない。レスターとのアウェイゲームは、1994年の2部時代に敗れて以降は負け知らずで、当然2002年に完成したキングパワーでは無敗なのだ。昨シーズンの同一カードでも見事に2-1で勝利した。レスターにとっては、実に13カ月ぶりとなるプレミアでのホームゲームの敗戦だった!

相性や縁起とは不思議なもので、両者のプレミアでの対戦は6試合あるが、これまで一度もホーム側のチームが勝っていないのだ。そして、この相性とは選手についても言えることで、なぜかクラブチームよりも代表チームで重宝される選手がいる。例えばウェストブロムのDFギャレス・マコウリーは、怪我で出遅れたこともあり今季プレミアで1試合も出場していないが、今月の代表戦は2試合ともフル出場。さらにベネズエラのFWサロモン・ロンドンやウェールズのFWハル・ロブソン=カヌも、クラブチームでは少し大人しい。

最たる例はアイルランド代表のMFジェイムズ・マクレーンである。これまでウェストブロムではリーグ戦74試合で3ゴールのウィンガーだが、W杯予選では9試合で4ゴールと大活躍。予選プレーオフ進出には勝利が必須だった今月9日のウェールズ戦、マクレーンは今予選で3度目となる決勝ゴールを奪って勝利を呼び込んでみせた。試合後、アイルランドのマーティン・オニール代表監督も「ギャレス・ベイルほどの能力はないが、我々にとって守り神だ」と大絶賛した。

反対に、「疫病神」になりかねない選手もいる。北アイルランドのクリス・ブラントは、8日のノルウェー戦でクリアを失敗して決勝点となるオウンゴールを献上。既にプレーオフ進出が決まっていたとはいえ、この敗戦によりFIFAランクが下がり、来月のプレーオフではシード権を逃すかもしれない……。

いずれにせよ、相性だけを見ればウェストブロムが圧倒的に有利だが、レスターにも特別な思いでこの一戦を迎える者がいる。それが、指導者業の原点となった古巣をホームに迎えるクレイグ・シェイクスピア監督だ。現役時代にもウェストブロムで100試合以上に出場したシェイクスピアは、引退後に同クラブの職員となった。そこから下部組織のコーチなどを経て2006年には1試合だけ暫定監督も任された。今年4月、レスターを率いて敵地に乗り込んだ際にはウェストブロムのファンから歓迎を受け、「私はサポーターとしてウェストブロムの試合を観戦に来たこともあった」と古巣への愛着を語っていた。

相性なのか、古巣への思いなのか。フットボールの神様は、どちらがお好きかな?

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