平畠啓史さん選定! Jリーガー能力別No.1プレーヤー。世界に知ってほしい名手たち(前編/2019年版)【編集部フォーカス】

平畠啓史さん選定! Jリーガー能力別No.1プレーヤー。世界に知ってほしい名手たち(前編/2019年版)【編集部フォーカス】

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  • 更新日:2019/09/20
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平畠啓史さんが能力別にNo.1 Jリーガーを選定。一体誰が選ばれたのか【写真:Getty Images】

守備力部門

Jリーグサポーターにはおなじみの平畠啓史さんが、各能力部門の中で最も優れたJリーガーを選定。「能力別No.1プレーヤー」には、一体誰が選ばれるのだろうか。今回は前編。(選定:平畠啓史、取材・構成:小澤祐作)

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DF:森重真人(もりしげ・まさと/FC東京)
生年月日:1987年5月21日(32歳)
今季リーグ戦成績:26試合出場/1得点0アシスト

DF:谷口彰悟(たにぐち・しょうご/川崎フロンターレ)
生年月日:1991年7月15日(28歳)
今季リーグ戦成績:23試合出場/0得点0アシスト

守備力…僕は今ここにきて森重選手かなと思っています。もちろんFC東京の調子が良いんですけど、森重選手が今シーズンは良い意味で目立っていないのがいいんですよ。やっぱりこれまでだとFC東京=森重さんでしょ、みたいな。ちょっとこう、色々な意味で目立ち過ぎてた部分もあったのかなと思っていたんですけど、今年は良い意味で目立っていないというか。

で、そういう部分ではなんかすごい守備に集中しているなという感じがありますね。ちょっとこう持ち上がって攻撃で目立ったりってこともありましたけど、守備の部分で非常にこう、しっかりと仕事しているなという部分と、札幌戦とかもあったけど、ある意味チームのために汚れた仕事を普通の顔でできるっていうのは、本当のプロですよね。いかにも守ってますっていうよりも、やられたらあかんというところで汚れ役もできる。そういうことできるディフェンダーってどれだけいるかっていうところでいうと、すごい守備力あるのかなと思いますけどね。

あとセンターバックでいうと、最近は失点多い部分はあるけどやっぱフロンターレの谷口選手は代表に呼んであげてほしいなって、僕はすごい思いますね。この前は出場停止(第23節ベガルタ仙台戦)でしたけど、ここ最近ずっとゲーム出てるし、安定したパフォーマンス見せているし、上背もそこそこあっていいパスも出せるっている部分で、やっぱりフロンターレの谷口選手は代表呼んであげてもいいんじゃないかなっていう気持ちはずっとありますね。

スピード部門

FW:永井謙佑(ながい・けんすけ/FC東京)
生年月日:1989年3月5日(30歳)
今季リーグ戦成績:25試合出場/8得点6アシスト

DF:チアゴ・マルチンス(ブラジル/横浜F・マリノス)
生年月日:1995年3月17日(24歳)
今季リーグ戦成績:25試合出場/0得点0アシスト

スピードはベタで言うなら永井選手ですよね。これは誰が見てもわかるし、守備の時のスピードもある。もちろん攻撃面の裏に抜け出すスピード+守備の時の、プレスバックじゃないですけど、その時のスピード。永井選手にはこれがありますね。

で、スピードで言うとマリノスのチアゴ・マルチンス選手。カバーに入る時のスピードですね。動き出しのスピードがどれくらいあるかはわからないですけど、スペースカバーに入る時の速さはやっぱりすごい。もちろんスピードだけではないですけど、すごい守備者やなと思う。いまみたいなマリノスのやり方の中でいうと、あの人の必要性ってすごい高いかなと思いますね。

ドリブル部門

MF:白井康介(しらい・こうすけ/北海道コンサドーレ札幌)
生年月日:1994年5月1日(25歳)
今季リーグ戦成績:19試合出場/1得点1アシスト

ここ最近の面白さでいうと札幌の白井選手。サイドでけっこうドリブルで突破するシーンというか、1対1なら必ず仕掛けるし、けっこう負けん気も強くて、同じシステムとかで1対1になったときのマッチアップが必ず面白くなる。最近はこう、たとえば昔のゴンさん(中山雅史)と秋田(豊)さんみたいなのとか、ビスマルクと本田(泰人)さんみたいな観たくなるマッチアップ、それだけで客を呼べるマッチアップみたいなのが生まれへんかなというのは前々から思っていますけど、白井選手のサイドっていつも面白いマッチアップになることが多くて、そこでドリブルで仕掛けてクロスまで持っていけるっていうのは、やっぱりこの人面白いなというのはありますね。

(ドリブルの特徴は)ゴリゴリにフェイントをかけまくるっていう感じではないですよね。どちらかというとスピードというか、アグレッシブに仕掛ける感じのドリブルって言うんですかね。そこの面白さはあるんじゃないですかね。

パス部門

FW:ガブリエル・シャビエル(ブラジル/名古屋グランパス)
生年月日:1993年7月15日(26歳)
今季リーグ戦成績:24試合出場/3得点6アシスト

MF:アンドレス・イニエスタ(元スペイン代表/ヴィッセル神戸)
生年月日:1984年5月11日(35歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/6得点5アシスト

パスでいうと…やっぱりガブリエル・シャビエル選手かな。これはもう色々なところで言っているけど、パッと見すごいうまそうに見えない。だけど、なんか半端ないですね。そこ見てますか!? っていう。たとえばFWジョーがいるっていうときに、方向的にジョーのところに蹴るだけじゃなくて、胸でトラップできるようにある程度高さつけて、ジョーの胸につけるパスとか、その辺の平面だけでなくて立体というか、空間もちゃんと使ってのパスも出せるというのはやっぱりすごいんじゃないんですかね。

あとはもう文句なしにイニエスタ。もう、イニエスタでいいんじゃないですかね。やばいですね。究極はインサイドキックじゃないですか? その、見た目にすごいパスっていうのはもちろんありますけど、たぶん見ている人が気づかない、自分らも気づかないけど、味方でやっている選手だけが感じるようなパス。ちゃんと左足につけてくれるんだ、とか。本当にもしかしたら見ているだけではわからないけど、一緒にやっている人らが一番すごさを感じられるパスを出していると思いますね。

攻撃力部門

興梠慎三(こおろき・しんぞう/浦和レッズ)
生年月日:1986年7月31日(33歳)
今季リーグ戦成績:25試合出場/11得点1アシスト

僕は攻撃力っていう言い方が合っているかわからないですけど、色々な意味で興梠選手ちゃうかなと思います。やっぱりあれだけ二桁(得点)をずっと続けている。でも、それがすごいフィジカル(があるわけ)でもないし、すごいスピードもないけど、そうやって何年も点を取るっていうことがいわゆるストライカーというか攻撃力のある人だと思う。

それと、選手を取る時とかの話でも聞いたことがあるんですけど、なんでその選手欲しいかって時に、なんか理由がないと取ってくれないことがあるらしいんですよクラブとして。たとえば足が速い、背が高い、キックが飛ぶ、とか。でも、点を取るって本当はすごい才能なんですけど、なかなかクラブによっては「え? だからこいつ何がすごいの?」って言ってくる人がいるらしくて。でも興梠選手みたいに点を取るって才能ないと絶対無理なことなんで、攻撃力っていう意味では興梠選手でいいんちゃうかなと思いますけどね。

あとはやっぱ、ゴール前の動きの質。そこの動きを大きい動きであったり、ちょっとディフェンスから離れる動きであったりとかを欠かさずやっているっていうことですよね。だからたぶん、味方が(パスを)出したくなるんじゃないですかね。だと思います。

(代表に呼ばれないのは)やっぱりフィジカル的な部分。もちろんポストプレーも上手いですけど、本当にめちゃくちゃデカい外国人とぶつかってどれくらい耐えられるとか。まあ戦術にもよりますけど、そこに一回当てたい戦術とかであれば、興梠選手よりはもっといい選手いると思いますし。そういう理由はあるような気がしますけどね。たぶんやる戦術、他の選手とかの組み合わせとかで変わってくるんでしょうけどね。

テクニック部門

チャナティップ(タイ代表/北海道コンサドーレ札幌)
生年月日:1993年10月5日(25歳)
今季リーグ戦成績:22試合出場/4得点7アシスト

これはチャナティップ選手ですね。めちゃくちゃ上手いですよ。もちろんプレー見ていて、トラップも上手いし反転するのも上手い。札幌の練習も何回か見させてもらいましたけど、本当に上手いです。狭いところで鳥かごみたいなのをやってもパスをパンパン出してきますわ。それもワンタッチで。もちろん強いパスでも簡単に処理するけど、チャナティップ選手はすごい強いパスとかもガンガン出せるんですよ。そこはすごいですね。けっこう強めなパスでも簡単に止めてスパンとはたいていったりワンタッチではたいていったりとか。

たぶんですけど、もともとああいう身体だからそうやってやってきているんだと思うけど、そこの技術はやばいですね。まあこの前ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ監督)とも喋って「うちのイニエスタ」だってミシャも言ってました。「え、でも(背番号)18って10多いじゃないですか、10取ろうか」なんて話にもなりましたけど(笑)。

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