ダルビッシュ、移籍初戦は挨拶代わりの好投。次戦は機動力のダイヤモンドバックスと対戦

  • J SPORTS
  • 更新日:2017/08/15

ドジャースへのトレードの報がもたらした衝撃も冷めやらぬまま迎えた8月4日のメッツ戦。ダルビッシュ有の移籍後初登板は、立ち上がりから忙しかった。

初回、先頭打者の初球被安打に始まり、ピンチを招いてからの冷やりとする痛烈な外野フライあり、頭上を襲うカムバッカーにも見舞われた。

それで目が覚めたわけではないだろうが、2回には力勝負で2者連続で三振を奪う。

だが、3回には投手のジェイコブ・デグロムに緩いカーブを巧みに3塁線へ流し打たれると、次打者を見逃し三振に仕留めた間に、2盗を決められる。

続く、アズドゥルバル・カブレラは3球で追い込みながら、あらゆる球種を投じながら粘られた末に、最後は10球目の高め速球で空振り三振で切り抜けた。

4回は7球で終えたが、5回にも先頭打者に安打を打たれ、再び2盗を許す。奇数回にピンチを作るのは、ここまでのパターンとなっていたが、それでもホームを踏ませないのもまた同じ。

規則化したかのような結果は偶数回も同様で、6回もやはり3者凡退で片付けた。しかし、その流れは7回にある意味、崩れる。

カーティス・グランダーソンに投じた高めの速球、二ール・ウォーカーを腰砕けにさせた緩いカーブ、アーメッド・ロザリオが思わず手を出した外角いっぱいの鋭いスライダー。

この試合、ダルビッシュが自らの最終イニングで3者連続三振を奪ったそれぞれのボールは、名刺代わりとでも言わんばかりに雄弁だった。

前回登板では10失点を喫したこともあり、試合後には初回がいつもと違う心持ちであったことを認めたが、スリリングな展開を含みながらも、新しいチームでの初勝利。

7イニングスを投げて99球で無失点、3安打1四球10奪三振のピッチングは、ドジャースファンへ向けての挨拶代りとするには十分な内容だった。

ダルビッシュが次回の登板で対戦するのは、ドジャースと同じナ・リーグ西地区に所属するダイヤモンドバックスだ。

前回、7月4日に3連戦が始まる前はゲーム差2.5と競った展開が繰り広げられていたが、1ヵ月を経た現在はその差が15.0にまで開いている。

「首位攻防」とはとても呼べない状況ではあるが、ダイヤモンドバックスの勝率.571はナ・リーグ中地区に入れば地区最高の高さで、目の前の敵としては侮ることができない。

ダルビッシュは2013年に2度、ダイヤモンドバックスと対戦して、5月27日は7.2回4失点で勝敗つかず、8月1日は7回無失点で勝ち星を収めた。

ともに自己最多の14奪三振、無四球と圧巻のパフォーマンスを披露している。

8月1日の試合では、現在はリーグの顔に成長し、今季もMVP級の活躍を見せるポール・ゴールドシュミットから3つの三振を奪った。とはいえ、ダイヤモンドバックスも当時とは陣容がまるで違っている。

最も顕著な違いは、今のチームが足を使える点だろう。2013年はリーグ14位の62盗塁にとどまったが、今季はすでに同3位の75盗塁を決めている。

本塁打はリーグ平均程度だが、225本の二塁打は1位、30本の三塁打は2位であることからも、その走力がうかがい知れる。

二塁打20本以上の打者を6人抱えているチームなど、他には、圧倒的な打力でリーグを席巻しているアストロズだけだ。

3・4番を打つゴールドシュミットと、ジェイク・ラムはともに25本塁打とパワーもあり、オールスター後には強打者JD・マルティネス(ダルビッシュとは9打数1安打5三振)をトレードで獲得している。

7月、ダルビッシュの月間防御率7.20はメジャー移籍した2012年以降で自己ワーストの数字だった。

だが、それも過去のものとして忘れさせてくれそうな8月の好スタートを切ったダルビッシュにとって、ダイヤモンドバックスは腕試しをするに不足のない相手だろう。

ダルビッシュ有の登板予定試合、ダイヤモンドバックスvs.ドジャース戦は、8月11日(金)午前10:30からJ SPORTS 3で生放送される。

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