「悲しみの1月」回避にはまだ間に合う?

「悲しみの1月」回避にはまだ間に合う?

  • J SPORTS
  • 更新日:2018/01/12
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例えばあなたがマンチェスターどちらかのファンであれば、毎年夏と冬に訪れる移籍市場がオープンした後は、ずっと胸を躍らせるような日々が待っていることだろう。一方であるフットボール界の食物連鎖においては、「捕食者」の持つ力が爆発的に拡大し、それが順位表にも如実に表れる。

アーセナルは、本来食物連鎖の頂点に立つべき存在だ。もちろん彼らは、札束で頬を引っ叩いて大物選手を連れてくるようなやり方は好まない。だが、確かな信念をもって世界で最も有望な若手選手に投資し、その成長の一助となる経験豊かな選手を揃えることで、今の地位を築いた集団だ。大補強はなくとも、アーセナルの移籍市場には、往々にして「夢」があった。

今シーズンの冬の市場が開いた。そして今後よほどのことがない限り、今回の1月も「また」失望のマーケットとなりそうだ。

日々アーセナルという名前こそ出ているものの、それはサンチェスがいつ移籍するのかという話題によってのものがほとんど。他にも「エジルが夏にフリーでどこに行くか」とか、「ウォルコットがどこに行くか」とか、「アーセナル戦で2得点したことでずっと欲しかった犬を買ったエリック・リーハイ(ノッティンガムF)がその犬に『ガナー』と名付けた」とか、とにかくネガティブなニュースばかりが伝わってくる。

既に先日コクランをバレンシアに放出し、サンチェスもリーグカップのチェルシー戦でベンチスタートになったことから、シティ行きの噂がますます加熱。そのサンチェスを欠いたチェルシー戦は、「(ベンチ入り禁止で)記者席に座っているヴェンゲルを見ていた方がずっと面白い」というゴールレスドローで、挙句の果てにはキャプテンマークを巻いたウィルシャーが足首を痛めてしまった。

昨シーズンにボーンマスで輝きを取り戻し、最近ではトップパフォーマーとして影響力を増しつつあった彼は、これでおそらく古巣との試合に出場できない。ボーンマスのファンにとっても寂しい限りだろうが、アーセナルにとってもウィルシャーを欠くのは危機的問題である。

何にせよ不満は溜まる一方で、このままだと8月の移籍市場の時と同様、今年は開幕3試合目で早くも出た”Wenger Out”の声が、再びメディアの最大の関心事になるかもしれない。結果を出すなり、どでかい補強で注目をそっちに集めるなりしないと、何よりも大切にしている「緊縮財政」の方針が首脳陣の首をも締めてしまう可能性がある。

その場合、もしかしたらエミレーツのダグアウトに座るかもしれないのがエディー・ハウだが、彼のボーンマスは現在16位。12月にはビッグ6相手の4連戦で4連敗を喫する苦しい時期もあったものの、その後は公式戦4試合無敗で来ている(FAカップで3部のウィガン相手に引き分けてもいるが)。

プレミア内の食物連鎖ではまだまだ下層部にいる彼らだが、ならばと独自路線の補強を画策中。4部のコルチェスターで公式戦12ゴール(シーズン半ばに1ヶ月半離脱)を挙げているFWサミー・シュモディクスを100万ポンドで獲得間近だという。

前節ブライトン戦のスタメンを見ると、キーパーのベゴヴィッチを除く10人が英国系の選手で、クラブが長年かけて築き上げてきたアイデンティティは健在。しかし毎年どこかで起こす「大物喰い」は、今年はまだ見られていない。あるいはそろそろ…?

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