「宇宙は解離性同一性障害(多重人格)で、我々はその人格の1つ」研究者が発表! 宇宙意識と人間の関係が判明!

「宇宙は解離性同一性障害(多重人格)で、我々はその人格の1つ」研究者が発表! 宇宙意識と人間の関係が判明!

  • TOCANA
  • 更新日:2018/07/12
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画像は「Big Think」より引用

意識を巡る論争は後を絶たない。一体、意識はなにもので、どこから来たのだろうか? この度、そんな“難問”を解決するかもしれない驚愕の新説が提唱されている。なんと、宇宙は多重人格かもしれないというのだ!

■意識という難問

意識高い系ウェブサイト「Big Think」(6月27日付)によると、意識を説明するこれまでの有力な学説は2つあるが、どちらも問題を抱えているという。

その1つである「物理主義」では、全ては物質であり、意識も物質から生じると考える。しかし、この説では人々が主観的に経験する“現象的経験”を説明することができない。

対立候補である「実体二元論」は、世界には物質的実体と非物質的実体があると想定することで、物質主義が抱える問題を回避している。しかし、なぜ全く異なる実体であるはずの物質と非物質的なもの(心)が相互に働きかけ合うことができるのか説明することができない。たとえば、手を動かそうという非物質的な意志が、物質である“手”を動かすことをこの学説では説明することができない。

■汎心論の問題点

AIの専門家ベルナルド・カストラップ博士が意識の問題を解決する上で依拠するのは、物理主義でも実体二元論でもなく、“構築的汎心論”である。これは物質主義とは反対に、最小の原子も含めた全宇宙にあるものは意識を持ち、現象的経験をしているという考えである。全てに意識があるならば、我々が意識を持つのも当然のことだろう。

しかし、構築的汎心論にも問題点がある。全てに意識があるといっても、我々一人一人の独立した個人的意識はどこから生じるというのだろうか? ひとつのアイデアは、粒子は意識の欠片のようなものを持っており、それが十分に寄せ集まると自意識が生じるというものだ。しかし、これはあまりにも都合の良すぎる話ではないか。喩えて言えば、バラバラになった車の部品ひとつひとつをランダムに組み合わせた結果、奇跡的にベンツになったというような話だ。この問題は構築的汎心論の「結合問題」と呼ばれている。

問題はこれだけではない。粒子が寄せ集まって十分大きく複雑になれば自意識が生じるとすれば、全ての粒子を自らのうちに含んでいる宇宙そのものが巨大なひとつの自意識ということになってしまう。だとすれば、そのひとつの巨大な自意識の中に個々の人間の自意識が生じるというのは決まりが悪い。これでは、宇宙の自意識と人間の自意識がオーバーラップしてしまうし、個々人の自意識が宇宙の自意識という統一された1つの自意識から生まれるならば、個人というものが実は存在しないことになってしまう。これを構築的汎心論の「再結合問題」という。

■宇宙は多重人格

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画像は「Big Think」より引用

ここで、カストラップ博士は後者の「再結合問題」を解決するため、しばらくの間、形而上学から離れ、心理学の症例に目を転じる。カストラップ博士が注目するのは、「解離性同一性障害」である。

かつては「多重人格障害」と呼ばれていたように、この障害を抱えている患者は自分の中に複数の人格を持ってしまう。傍目には複数の人格を意図的に使い分けているようにも見えるが、スイス大学の研究者らが2014年に発表した論文によると、解離性同一障害の患者と多重人格を演じる役者のfMRIスキャンを行ったところ、解離性同一障害の患者の脳活動には著しい違いが見られたという。つまり、多重人格は決して演技ではないのだ。

また解離性同一障害の患者の中には人格のみならず、身体にも影響が見られる人がいるという。たとえば、ドイツ・ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの研究者らが2015年に発表した論文では、目の見えない別人格を持つ患者の症例が紹介されている。この患者は視覚に何の問題もないが、目の見えない人格と入れ替わると、目を開いているにもかかわらず、視覚に関係する脳の領域が全く活動していないことが判明したそうだ。

多重人格は演技でもなく、単なる精神的な障害でもない、実在する症状なのだ。このことを確認したうえでカストラップ博士は構築的汎心論の問題を解決する解離性同一障害の症例に切り込んでいく。

画像は「Thinkstock」より引用

ここで引用されているのは、2009年に出版された米・ヴァージニア大学の名誉教授ブルース・グレイソン氏らによる心理学研究書『Irreducible Mind(還元できない心)』に掲載されている症例だ。

ある患者の別人格「ボーシャンさん」は、その人格が表面に表れていない時にも休眠状態にあるわけではなく、活動状態にあるという。なんと、解離性同一障害の患者の諸人格は他の人格に介入する機会を常に狙っているというのだ。そして、そうした“競争”に勝ち残った人格が表層に浮上して来る。

意識の問題に戻ろう。先述したように、構築的汎心論では宇宙という自意識の中に個々の人間の自意識が芽生えるという「再結合問題」を解決することができない。そこで、カストラップ博士は、解離性同一障害の症例から、個々人の自意識を解離性同一性障害の患者が持つ“それぞれの人格”と捉え、宇宙の統一された自意識をそういった人格を包含する患者の心と捉える。そうすれば、先ほどの症例にもあったように、それぞれの人格が共存しつつ互いに独立することが可能となるだろう。この考え方をカストラップ博士は「観念論」と呼んでいる。

ただし、このアイデアにも乗り越えるべき多くの問題があることはカストラップ博士自身が認めているところだ。だが、従来の方法では解決できなかった意識の難問を解決する上で新たな視座を与えてくれることは間違いないだろう。今後の研究に期待したい。
(編集部)

参考:「Big Think

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