UCLバーゼル戦で2発。2年目のマンチェスターCで本領を発揮するギュンドアン

  • J SPORTS
  • 更新日:2018/02/14

イングランド勢4チームが勝ち進んでいるUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝トーナメント。その初戦が13日(日本時間14日未明)に行われ、プレミアリーグを独走するマンチェスター・シティがFCバーゼルを4−0で一蹴。準々決勝進出、そしてUCL制覇に向けて大きな一歩を踏み出した。この一戦で大仕事を見せたのが、背番号8をつける男、イルカイ・ギュンドアンだった。

開始14分にケヴィン・デ・ブラウネの左CKに鋭く反応してニアで確実に頭を合わせて先制点を奪ったのが手始めだった。マンチェスターCは前半のうちにベルナルド・シウバ、セルヒオ・アグエロが追加点を挙げて、3点リードで後半へ突入。その開始8分にギュンドアンはペナルティエリアやや外側から右足ミドルを豪快に蹴り込み、ダメ押しとなる4点目をゲットした。今季プレミアではわずか2ゴールにとどまっているギュンドアンが1試合2得点というのは非常に珍しい。持ち前の得点感覚の鋭さをピッチ上で示せるところが、最近の好調ぶりを物語っている。

ギュンドアンが2011年夏から5シーズンにわたってボルシア・ドルトムントで異彩を放ったのは、周知の事実である。最初のシーズンに香川真司、マリオ・ゲッツェ(ともにドルトムント)、ロベルト・レヴァンドフスキ、マッツ・フンメルス(ともにバイエルン)らともにブンデスリーガとDFBポカールの2冠獲得に大きく貢献し、その後もつねにボランチの主力として君臨するなど、存在感は抜きん出ていた。香川と同じマンションに住み、一緒に練習場に往復し、2015年夏には日本を訪れるほど仲のいい関係だったことも日本のサッカーファンにはよく知られている。我々にとって親近感の強い選手であることは間違いない。

そのギュンドアンは2016年夏、ドイツを離れてイングランドへステップアップする。恩師、ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールが新天地になるのではないかと見られていたが、彼が赴いたのはジョゼップ・グアルディオラ監督が就任したマンチェスターC。フェルナンジーニョやヤヤ・トゥーレといった能力の高いボランチとの競争を強いられる環境をあえて選んだ。

もちろんギュンドアンならば、彼らと十分渡り合えるだけの能力を持っていると楽観視されていたが、同年5月に負傷した膝蓋骨脱臼の影響で出遅れを余儀なくされる。それでも9月から試合に出始め、コンスタントに活躍し始めたが、12月のワトフォード戦で今度は右ひざの十字じん帯断裂の重傷を負ってしまう。結局、イングランド1年目は後半戦を棒に振り、プレミア10試合出場3ゴールという不完全燃焼感の強い成績で終わってしまった。

2シーズン目の今季も右ひざの回復が開幕に間に合わず、8月にはU−23の公式戦に出て調整し、9月16日のワトフォード戦でようやくプレミア復帰を果たした。その後は着実に出場時間を伸ばしていき、チームの快進撃を力強く支える。12月はリーグ6試合の連戦をこなし、2018年に突入してからも高いパフォーマンスを維持するなど、コンディション的には完全に戻った印象だ。グアルディオラ監督の信頼もより一層、深まった様子だ。

最近のギュンドアンは4−3−3のインサイドハーフとして大いなる輝きを放っている。もともとボールを小気味よくさばきつつ、自らゴールへ飛び出してフィニッシュに持ち込めるのがギュンドアンの持ち味だったが、その特徴が最近はより前面に押し出されるようになっている。デ・ブラウネも前への推進力が武器の選手だが、左右の2枚にグイグイと押し込まれたら、多くのチームが中盤で劣勢に陥る。マンチェスターCはアグエロやガブリエル・ジェズスら強力アタッカー陣の爆発力が際立つチームだが、ギュンドアンとデ・ブラウネの貢献度の高さも見逃してはならない点だ。

かつてドルトムントのチームメートだったピエール・エメリク・オーバメヤンもこの冬からイングランドに参戦。アーセナルでヘンリク・ムヒタリアンとコンビを組んでいるが、元同僚たちの存在もギュンドアンの刺激になっているはず。25日にはそのアーセナルとのリーグカップ決勝も控えている。

2人との直接対決を首尾よく乗り切れれば、さらに自信と勢いが出てくるはず。自身初のプレミア制覇とUCL制覇へと突き進んでいくだろう。4か月後にはロシアワールドカップも迫っているだけに、ギュンドアンがここからシーズン終盤にかけてどこまでパフォーマンスを上げていくかは非常に興味深い点だ。その動向を楽しみに待ちつつ、マンチェスターCのラストスパートを見守りたい。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

海外サッカーカテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
高梨沙羅のバッチリメイク論争に一石 峰麻美が「今年一番の衝撃」写真
小平奈緒を救った 相沢病院の“無償支援” 無名の頃から支え続ける理由
なでしこ22歳FW、謎の「セクシーポーズ」反響 「なぜこんなことに...」と絶妙写真公開
まだまだ続く! 仮想通貨 ICOバブルの行方『NOAH COIN のICO』
長友佑都の同僚が試合中に倒れて一時騒然。しかし、まさかのプレー続行
  • このエントリーをはてなブックマークに追加