【警告】米政府が「小惑星の地球衝突」防御プランを大幅強化へ! 恐竜絶滅レベルの隕石再来“可能性アリ”!

【警告】米政府が「小惑星の地球衝突」防御プランを大幅強化へ! 恐竜絶滅レベルの隕石再来“可能性アリ”!

  • TOCANA
  • 更新日:2018/06/23
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画像は「Outer Places」より引用

今月18日米ドナルド・トランプ大統領が宇宙軍の創設を指示する大統領令を発布し、大きな話題となったばかりだが、米国の地球防衛プランはそれだけにとどまらない。米「Yahoo News」(6月21日付)によると、今週水曜日にアメリカ合衆国科学技術政策局が小惑星検知、追跡、軌道変更技術の向上を要求するレポートを発表したという。

現在のところ地球との衝突軌道にある小惑星は知られていないが、検知できていない天体が知らぬ間に地球に衝突する可能性があることは過去の実例からもうかがえる。たとえば、トカナでもお伝えしたように、昨年1月に小惑星「2017 AG13」の地球最接近をNASAが24時間前まで検知できなかった上、2013年にはロシア・チェリャビンスクに全く観測できていなかった隕石が落下し、1491人が重軽傷を負った。

NASAの研究員ジョセフ・ナス氏によると、地球近傍天体の観測・予測に関して我々にできることは、現時点ではほとんどない上、恐竜を絶滅に追いやったような超巨大隕石が地球に衝突する危険は常にあるというから恐ろしい。

そのため、米国は昨年も「地球近傍天体予防のための国家戦略」を公表し、NASAの地球近傍天体検知メソッドの改善、緊急事態警報システムの改善、地球近傍天体を無効化する高性能無人宇宙船調査の開発を課題として挙げていた。

画像は「Thinkstock」より引用

NASAの惑星保護官リンゼイ・ジョンソン氏によると、直径1km以上の地球近傍天体のうち95%は検知されているが、5%は未検知の上、それよりも小さい小惑星でも地球に多大な被害をもたらす可能性があるという。そして、そのような小惑星が地球衝突数時前、数週間前、数カ月前に分かったところで、即効性のある解決策は今も存在しないとのことだ。

「地上の望遠鏡は地球の暗い側(太陽の反対側)から地球に向かってくる太陽系内の小惑星の検知には長けてします。検知が難しいのは、太陽系外から入ってきて太陽の側を通って接近してくる小惑星です。2013年のチェリャビンスク隕石はまさにこのような検知が難しい隕石でした」(ジョンソン氏)

また、地球との衝突軌道にある小惑星の軌道を変更する技術の開発には、まず軌道変更用の宇宙船を製作するのに数年、さらにそれを標的となる小惑星に到達させるのに数年かかるため、少なくとも10年前には衝突危険のある小惑星を検知しなくてはならないという。

小惑星の軌道変更方法は、現在のところ、巨大かつ速度の速い宇宙船を小惑星にぶつけるか、あるいは原子爆弾をぶつけてその熱量で軌道を変更するプランが現実的のようだが、ジョンソン氏によると、映画『アルマゲドン』のように小惑星に人間を送り込まなければならないプランは考えていないとのことだ。もしジョンソン氏らのプランが成功した場合、その時はNASAのエンジニアらがヒーローとなるだろう。

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画像は「Thinkstock」より引用

科学ニュース「Outer Places」(3月15日付)によると、ロシアはレーザーで小惑星を破壊するプランを発表しているが、こちらもまだ実現はしていない。隕石衝突は一瞬にして大規模な災害を引き起こし、場合によっては人類を滅亡に追いやる可能性もある。そういう意味であらゆる環境問題の中でも最大の危険性を持つと言えるだろう。これはもはや個々の国家が個別で対応するような問題ではなく、全世界が協力して真っ先に解決すべき課題であるはずだ。一刻も早く有効な防衛計画が実現することを願うばかりだ。
(編集部)

参考:「Yahoo!」、「Outer Places」、ほか

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