一人暮らしのサバイバル術 第3回 美しい一人暮らしを目指そう

一人暮らしのサバイバル術 第3回 美しい一人暮らしを目指そう

  • マイナビニュース
  • 更新日:2018/01/12
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一人暮らしというと、なんとなく仮住まいの印象ではないでしょうか。いずれ結婚したら本格的に住生活がスタートするようにイメージしていませんか。皆様の中の一人暮らしの方はどうでしょうか。

「仮の……」を繰り返していると何か人生をある部分、損をしているように思います。暮らしへの考え方がそうであれば、暮らしに必要なものも同様で、「とりあえず必要なものを買っておこう」を繰り返すと、結果的には金銭の無駄があるように思います。日本人の住まいが雑然としていることが多いのは、この「とりあえず……」が多いことによるのではないでしょうか。

○一人暮らしは仮住まいではない

進学のために都会へ出てきて、卒業とともに故郷へ帰る予定であれば、借り住まいと考えるのもやむを得ませんが、そうでなければ、住まいや暮らしを楽しまずに過ごすのはもったいない気がします。

一人暮らしを「とりあえず……」で過ごすと、結婚した時は何かと摩擦を生じやすくなります。これからの時代女性も働き続けますので、家事や暮らしのマネジメントは男性も担わなくてもなりません。その際には相手のことも考えて、暮らしをコーディネートしていかなければなりません。一人でもできなかったのに、別の個性を持つ相手のことも含めて整えていくのは簡単ではありません。片づけが得意でない方は要注意です。

「ポイントは安易にモノを買わない」「長く使える良質のものを選ぶ」「あるものを上手に活用する」などです。何度も書きましたが、親元の暮らしは親の実力であり、一人暮らしを始めた若造が親と同じ調度をそろえることがそもそも身の程知らずなのです。子供ができればモノも増えていきます。常に必要最小限のものを買い求めていく訓練をしないと、一気にモノがあふれる生活となってしまいます。

子供ができ、高校・大学と進学すれば膨大な教育費が必要です。若い時から身の丈に合った暮らしを身につけないと、独身時代は気楽であっても、次第に生活が大変になります。

○モノにあふれた暮らしは人生設計ができていない結果

整理整頓はその人のマネジメント能力を表します。設計の仕事をしていると、新人の頃は机の上が資料の山の人も、仕事を覚えるにしたがって机の上がきれいに整頓されていきます。そうなれば、ある程度ひとつの案件を任せられると判断できます。中には新入社員でも机がきれいに整理されているケースもあります。ある時新入社員が机の引き出しを開けているときに通りがかったことがあります。あまりに見事に引き出しの中が整理整頓されていて驚いたことがあります。大学を首席で卒業した新入社員で、勉強ができるということは、効率よく物事を進められる計画性にあるように思います。社員研修で長く優秀営業マンであり続ける人材は人生設計がしっかりしていると教えられました。

私は最初に親元から独立したのは寄宿舎生活でした。半間(間口約85㎝)の押し入れと50㎝程度のロッカーに収まる持ち物がすべてでした。大学を卒業して親元から完全に独立した時は6畳一間に1間の押し入れに入るものが持ち物のすべてで、人間の暮らしは6畳一間と押し入れ1間が基本のように思います。最近老後の生活に向けて断捨離を進めていますが、一人当たりこの量とサイズが快適なような気がしてきました。現実にはそこまでシェイプアップは難しいですが、目標にしたいと思います。

先日知り合いの夫婦が暮らし始めた高齢者マンションを招かれて見学してきました。都心の超高級マンションで、図書室やクラブ室、フィットネススペースなどの共用施設やそれを活用したソフトも充実しています。夫婦ともにまだ現役の医者なので経済的には余裕があるとは思いますが、居室は複数部屋あるものの、それまで住んでいたマンションと比較するとかなり手狭だと思います。驚いたのは、見事に断捨離されていたことです。まさに一人当たり6畳一間に押し入れ1間で収まりそうな感じなのです。これからの人生に必要なもの以外は、すべて処分したようです。しっかりした人生設計がないと断捨離はうまくいきません。

人生設計がしっかりしていれば、美しく暮らせるのです。美しく暮らす独身生活は、美しく家族で暮らすことにつながります。ヨーロッパの女性のワードローブは日本人の女性の1/3程度のスペースだそうです。持っている衣類をうまく組み合わせたり、スカーフ等の小物を上手にアレンジしたりして変化を持たせ、よいものを長く使い続けるスタイルの様です。一人暮らしでも上手にやりくりして、暮らしの達人になってみませんか。

○■ 筆者プロフィール: 佐藤章子

一級建築士・ファイナンシャルプランナー(CFP(R)・一級FP技能士)。建設会社や住宅メーカーで設計・商品開発・不動産活用などに従事。2001年に住まいと暮らしのコンサルタント事務所を開業。技術面・経済面双方から住まいづくりをアドバイス。

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