敦賀気比19点!杉田、史上6人目サイクル「風のおかげ」/甲子園

敦賀気比19点!杉田、史上6人目サイクル「風のおかげ」/甲子園

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  • 更新日:2019/08/14

第101回全国高校野球選手権大会第8日(13日、甲子園)2回戦が行われ、星稜(石川)のほか、敦賀気比(福井)、智弁和歌山、履正社(大阪)が3回戦に進んだ。智弁和歌山は、明徳義塾(高知)に7-1で逆転勝ち。七回にプロ注目の東妻純平捕手(3年)がソロを放つなど大会タイ記録の3本塁打が飛び出した。敦賀気比は、杉田翔太郎内野手(3年)が史上6人目のサイクル安打を記録するなど22安打の猛攻で国学院久我山(西東京)に19-3で大勝。履正社は、津田学園(三重)に7-3で快勝した。

西日が差す聖地に架けたアーチで、高校野球史に名を刻んだ。敦賀気比の3番打者、杉田が大会史上6人目のサイクル安打を達成。東監督と並んだお立ち台で、18歳らしい初々しい笑みが弾けた。

「自分でも、こんなことをできるとは思っていなかった。風のおかげ。素直にうれしいです」

一、三回に単打。二回に2点二塁打。五回には右中間を真っ二つに破る適時三塁打。七回の第5打席で左飛に倒れ、ベンチからナインに「ホームラン! ホームラン!!」とあおられて迎えた第6打席。九回無死一塁で高めに浮いた球を一閃した。

今大会25号となる右翼席への特大2ラン。大歓声の中で4つのベースを踏んだ。「人生初」というサイクル安打は、夏の大会では2004年の駒大苫小牧の林裕也以来、15年ぶり。北信越勢初の快挙で、15年春に日本一となったチームを同大会以来、4年ぶりの2回戦突破に導いた。

偉大なOBの背中を追っている。憧れは同じ左打者で広島のリードオフマン、西川。チーム宿舎でも広島戦をよく観戦しており「低めの変化球とかにもうまく合わせていて、技あり(のヒット)が多い。僕もチャンスとかで難しい球を打てるようになりたい」と体が開く癖を自覚し、逆方向の左へ打ち返す意識を人一倍持つ。

大会期間中にはオリックスの主砲、吉田正が自らデザインした背番号「34」入りのTシャツやパンツを届けてくれた。感謝の思いを込めた5安打7打点に、東監督は「期待以上の出来。チャンスで頼もしかった」とうなった。

夏は14年の4強が最高成績。ナインが見据えるものは、ただひとつだ。「全国制覇を意識しているので、次はまた初心で戦いたい」と杉田。真夏の聖地で、さらなる夢を描く。(竹村岳)

杉田 翔太郎(すぎた・しょうたろう)

2001(平成13)年6月5日生まれ、18歳。東大阪市出身。はじめはソフトボールに触れ、小5年に八尾ファイターズに入団し、投手兼外野手で全国大会に出場。盾津東中時代は八尾フレンドに所属。敦賀気比高では2年秋からベンチ入り。174センチ、74キロ。左投げ左打ち。高校通算14本塁打。遠投90メートル。家族は両親と姉、弟。

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九回に2ランを放ち、サイクル安打を達成した杉田はガッツポーズをつくった (撮影・門井聡)

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