【スポーツ】スノボ大麻使用選手の処分解除も平昌五輪絶望 更生の成否はここから

【スポーツ】スノボ大麻使用選手の処分解除も平昌五輪絶望 更生の成否はここから

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2017/12/07
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大麻使用による処分の選手への理事会決定を説明する皆川賢太郎競技本部長=都内

全日本スキー連盟(SAJ)は4日、都内で理事会を開き、米国遠征中に大麻を使用したとして、昨年4月に競技者登録の無期限停止処分を下したスノーボード・スロープスタイルの男子選手(当時未成年)の処分解除を決定した。ただ、強化指定選手復帰の特例は設けない方針で、本人が希望していた18年平昌五輪出場の可能性は絶望的となった。

皆川賢太郎競技本部長は「第3者委員会(元判事ら3人で構成)からの評価もある。彼自身の変化も感じるし、最終的には会長がまとめた」と処分解除の理由を説明。一方で五輪に繋がる強化指定選手の復帰については「現段階で競技本部としては考えていない。特例を設けるつもりはない。ルールに従って対応する」とした。

平昌五輪出場へは、競技者登録後、強化指定をされた上でW杯に出場し、8位以内に入るなど連盟の派遣基準をクリアする必要がある。強化指定選手になるには、規定上前年の全日本選手権に出場していなければならず、同選手は出場していない。事実上、平昌五輪への道は断たれたことになった。

同選手は国際大会で入賞するなどの実績を誇った元日本代表選手。処分後、スキー連盟はボランティアなどの更生プログラムを課していたが、今年1月に離脱し、プロの大会に出場したことで処分継続となっていた。しかし、来年2月の平昌五輪出場を目指して登録復帰を希望し、10月の理事会の場で謝罪。同月に更生プログラムに復帰し、複数のヒアリングや、サッカーのいわきFCでのボランティアなどに励んでいたという。皆川競技本部長によると「五輪への強い思いがあったからこそ」の行動だったという。

五輪が絶望となり、ここから真の更生がなっていたかどうかが、問われることになる。今後は更生プログラムの第2段階に移行し、1年間競技を行いながら、活動日誌の提出を義務づけ、ヒアリングも継続的に受けることになる。FISの大会や、プロとしてXゲームなどへの参加は認められるが、五輪という1つのモチベーションを失った中で、プログラムを続けることができるか。

同選手はまだ20代前半。来季以降の強化指定選手復帰の道は開けており、22年北京五輪での活躍も期待できる。同競技本部長は「人間はミスは必ずある。何かあれば更生させて、スタートラインに立たせて、一流選手にする義務も我々は負っている」と、同選手の今後の飛躍を願った。アスリートとして、そして一人の人間としての真価が問われることになる。(デイリースポーツ・大上謙吾)

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