中国では年間50万人の高齢者が失踪・・・日本では「防災放送」で地域に協力を呼びかける=中国メディア

中国では年間50万人の高齢者が失踪・・・日本では「防災放送」で地域に協力を呼びかける=中国メディア

  • サーチナ
  • 更新日:2016/11/30
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中国では年間50万人の高齢者が失踪・・・日本では「防災放送」で地域に協力を呼びかける=中国メディア

日本国内で、高齢ドライバーによる交通事故が相次いで発生しており、社会問題となっている。高齢化社会の到来にさまざまな問題が浮き彫りになっているが、徘徊による失踪もその1つだ。地域の防災放送から聞こえてくる内容の多くが、「行方不明になりました。お心当たりの方は・・・」といったものである。

中国メディア・中国新聞網は23日、中国で1日あたり1300人余りの高齢者が行方不明になっているという現状を伝えるとともに、参考にすべきとして日本をはじめとする各国の取り組みについて紹介する記事を掲載した。

記事は、中国政府・民生部の研究機関が10月に発表した「中国高齢者失踪状況研究報告」にて、中国国内で年間50万人前後、1日平均約1370人の高齢者が行方不明になっているとのデータが明らかにされたと紹介。「これはショッキングな数字だ」とし、高齢者が行方不明になる原因が認知症によるもの、そして面倒を見る目の不足であると説明した。

そのうえで、「他国ではどのようにして高齢者の失踪を防止しているのか。彼らをどう助けているのか」とし、オーストラリア、英国とともに日本の取り組みを紹介している。まず、日本の警察庁のデータとして、2015年に日本で行方不明になった認知症患者は約1万2000人と過去最高を記録したと紹介。失踪の防止、失踪者の捜索で多くの努力が払われているとした。

その1つとして、地域の放送で失踪者の年齢、身長、身なりなどを伝え、付近にそのような人がいないか注意するよう呼びかけられることを紹介。また、厚生労働省では専門のウェブページを開設し、失踪の防止と失踪者の探し方などについてレクチャーしているとした。さらに、行政が企業に関連製品開発に向けた資金補助を行っており、GPS測位機能のついた靴や腕時計などが開発されていると伝えた。

記事は最後に「仕事に忙しい人びとよ、家庭で仕事で苦労を重ねてきた父や母のことを忘れては行けない。多く話をすれば認知症を早期に発見でき、効果的な治療の助けになる。そして失踪という悲劇の可能性を減らすことができる」、「冬の寒さは高齢者の命を大きく脅かす。路上で徘徊している高齢者を見つけたら、温かい手を差し伸べてあげよう」と市民に呼びかけている。

日中両国の人口差を考えても、中国で年間に失踪する高齢者の数は日本よりはるかに多い。日本でも1人暮らし世帯の高齢者へのケアが問題視されているが、中国の地方では子どもたちが出稼ぎで地元を長く離れ、高齢者だけで生活するケースが少なくない。認知症の予防に対する社会的な認知度の向上、高齢者の社会への参加、地域で見守る姿勢づくりといった取り組みが、中国でも必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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